格好いいメンズスタイルを作れるようになりたい。憧れを胸に美容師の道へ「REEED」佐川貴紀さん
外苑前(東京)のビルに2店舗を構え、メンズ縮毛矯正をはじめとした優れた技術で注目を集める「REEED」。開業から5年目ながら、豊洲にも出店を予定しており、勢いを増しているサロンです。
今回は入社3年目になる副店長の佐川貴紀さんにお話しを伺いました。佐川さんが美容師を目指し始めたのは、高校生のとき。ある有名メンズサロンのスタイルをヘアカタログで目にし、そのかっこよさに感動したからだといいます。自分でもいつかそんなスタイルを手がけたいという思いで、美容師の道へ進みます。
就職活動を経て、憧れのメンズサロンへの入社を果たした佐川さんですが、当初は仕事を大変だと感じることも多かったといいます。それでも絶対に成功するという強い思いを持ち、日々の仕事に臨んでいたそうです。
今回、お話を伺ったのは…
「REEED」/副店長・トップスタイリスト
佐川貴紀さん

美容専門学校を卒業後、某有名メンズサロンに入社し、3年ほど経験を積む。2022年に「REEED」に転職。現在は青山店の副店長を務め、くせ毛でもきれいに流れるセンターパートを得意とする。
心に刺さったメンズサロンのスタイル

――佐川さんが美容師になろうと思ったきっかけを教えてください。
元から美容には興味があって、高校生のときにあるメンズサロンのスタイルをヘアカタログで見たときに、かっこいいなと思ったのがきっかけです。「自分もいつかこんなスタイルを手がけられたら」と、美容師に憧れを抱くようになりました。
――ではそこからは迷いなく、美容師の道に進まれたのですか?
実は大学に進むか美容専門学校に進むか、少しだけ悩んだことがありました。というのも進路を決める際に親に美容師になりたいと話したところ、反対気味だったんです。親からすると、給料や休みが少ない昔の美容師のイメージが強かったようで。
ただ最終的には「あなたがやりたいことならやってみたら」と背中を押してもらい、美容専門学校へ進むことになりました。
――専門学校に入ってから、印象的だったことはありましたか?
僕は茨城の出身なのですが、東京の専門学校に入ったら周りがみんなおしゃれで、イケイケな感じで(笑)。僕は垢抜けていなかったので、東京はすごいなと圧倒されたことを覚えています。最初の数ヶ月は気後れしていたところがありました。
――技術面などで大変さを感じたことはありましたか?
美容専門学校は国家試験に合格するために必要なワインディングやカッティングなどの技術習得が中心になりますが、そこまで難しさを感じることはなかったです。僕はあまり手先が器用な方ではありませんでしたが、練習をきちんとしていれば、習得できる内容ではないかと。順調に美容師免許を取得して卒業することができました。
技術力も接客力も高い、憧れのサロンへ

――就職先はどのように決めましたか?
僕の周囲にはあまりそういう人はいなかったのですが、メンズサロンだけに絞って就職先を探していました。美容師を目指したのも、ヘアカタログで見かけたメンズサロンのようなスタイルを作れるようになりたいというのが動機だったので、レディースも対応するサロンは選択肢には入っていなかったんです。
――メンズサロンもいくつかあったと思いますが、就職先のポイントとしていた点は?
いくつかのメンズサロンで悩んでいたため、実際にサロンに足を運んで、技術力や接客、店内の雰囲気などを見て決めました。そこで選んだのは、美容師になるきっかけにもなった、ヘアカタログで見たメンズサロンです。
実際に足を運んでみると技術力もとても高いと思いましたし、接客もしっかりしていました。どちらも美容師として活躍するには絶対に身につけなければいけない要素だと思っていたので、第一志望としてそのサロンに応募をし、無事に内定をつかむことができました。
先を見すぎず、1日1日に集中

――一社目のサロンに入ったときは、どんなことを感じられましたか。
正直にいうと、仕事は大変だなと思いました。立ち仕事のうえに、接客をして、周囲にも気を配って。営業終了後の1~2時間ほどは練習もあり、入社して1年くらいは体力的にも精神的にも大変だったと思います。また最初に入ったサロンが体育会系のサロンで厳しい環境でもあったので、ついていくだけで必死でしたね。
――スタイリストになるまでに壁に感じたことは?
技術を習得するのにはかなり苦労をしたと思います。一番大変だったのがカット技術を身につけること。ウィッグで練習をしていたときにはそこまで感じませんでしたが、カットモデルさんを呼ぶようになると、頭の形や骨格が1人ひとり異なるため、似合うようにカットしていくのが難しく感じました。
――どのようにして克服したのですか?
正直にいうと、前のサロンでは自信がつくレベルには到達することができませんでした。前のサロンを3年ほど勤めたあとに「REEED」に転職しているのですが、入社時にカット技術に不安があることを正直に伝えたところ、空いた時間を使ってカットモデルさんを呼んで練習をしていいと言ってもらいました。
モデルさんにカットをしたあとは「REEED」の代表である伊坂に、かなり細かくフィードバックをしてもらい、続けていくうちに段々と自信がついてきたと思います。
――お話しを伺っていると入社当時は、大変な思いをされることも多かったようですね。どのようにモチベーションを維持していましたか?
あえてあまり深く考えすぎたり、先を見たりせずに、1日1日、目の前にあることに集中するようにしていました。あまり考えすぎると不安になることが多かったため、今できることに集中しようと思っていたんです。
あとは負けず嫌いの性格でもあるので、人よりうまくなろう、絶対に成功するぞという気持ちは常に持ち続けて、心を保っていました。
後編では、佐川さんが「REEED」に転職したあとの経験について伺います。1社目のサロンでは長く働き続けられないかもしれないと不安を感じ、転職を決意した佐川さん。福利厚生が整っている点や、当時は珍しかったメンズ縮毛矯正を得意とするサロンという点に将来性を感じたといいます。
実際に、入社から1年ほどで佐川さんの月の指名売上は約200万円に。入社から3年ほど経った今ではしっかり休みもとれるうえにお給料が3倍近くにまで増え、働きがいもある環境にとても満足しているそうです。
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REEED
東京都港区北青山2-13-4青山MYビル3F・5F
03-6910-5242
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