デビュー直前の思い切った転職。環境を変える勇気が、自分の視野を広げるきっかけに「ico」榎本葉奈さん
LA発祥のケラチントリートメントを導入しており、「自分史上一番の髪質を叶える」サロンとして話題を集める美容室「ico」。今回お話を伺うのは、美容師歴5年、「ico」入社2年目となるスタイリストの榎本葉奈さんです。
前編では専門学校時代の体験や就職活動についてお話を伺いました。
後編では、1社目のサロンでの経験、そして「ico」への転職について伺います。1社目ではスタイリストデビューを目前にしながらも、自分の将来像をうまく描けなかったという榎本さん。
アシスタントとして転職すれば、また一から技術の学び直しになるかもしれない。そんな迷いのなか、「ico」からはスタイリストとしての入社を打診され、思い切って新しい環境へと踏み出しました。
入社後は、代表の論理的なアドバイスのもとで技術にも心にも手応えを感じ、充実した日々を過ごしているといいます。
お話を伺ったのは…
榎本葉奈さん
「ico」スタイリスト

東京都出身。日本美容専門学校を経て美容師免許を取得。表参道のサロンで経験を積み、2023年に「ico」に入社。スタイリストデビューを果たす。やわらかい透明感カラーや赤みを抑えたオリーブベージュを得意とし、「ico」で注目を集める若手スタイリストのひとり。
社会人として感じた現実と、やりがいの芽生え

――1社目のサロンに入社したときは、どんなことを感じましたか?
入社したサロンが特別厳しかったわけではないと思いますが、学生から社会人になってみて「社会人って本当に大変なんだな」と実感しました。
――どんな点でそう感じましたか?
営業時間の前後に練習があり、拘束時間が長いことです。学生時代と比べると当然ですがさまざまな責任が増え、体力的にもハードでした。
それでもできることが少しずつ増えていくと、気持ちにも徐々に変化が。やりがいを感じられることも増え、仕事を前向きに捉えられるようになっていきました。
――「ico」に転職した理由は?
1社目のサロンでは、スタイリストデビューが目前でしたが、事情もあり、デビュー後の自分の姿を想像できなかったことが大きな理由です。
またブリーチ技術をもっと学びたいという思いが強く、ブリーチが得意な美容師が在籍するサロンに転職できればと考えました。
入社と同時にスタイリストデビュー。思いがけない「逆オファー」
――「ico」はどのように見つけたのですか?
インスタグラムで「美容師」「中途」などのキーワードを検索して見つけました。いくつかのサロンと比較し、代表・畑中のブリーチ技術の高さ、福利厚生の充実、そして少人数でアットホームな雰囲気に惹かれました。
以前のサロンでは同期が次々と辞めてしまい、社内行事のときにひとりになることもあったので、少人数のサロンであればそういったことも起こらず、仲間と支え合えるのではないかと思ったんです。
――その後、採用試験に進まれたのですか?
まずはサロン見学を兼ねて、実際に代表に髪を切ってもらいながら話を聞きました。入社後はどんな技術を担当できるのか、どんな成長ステップを描けるのかなど、具体的なイメージを聞けたことで安心感も生まれましたね。
「ico」に好印象はありましたが、ほかのサロンにも見学に行ってから考えようと思っていたところに、代表から「決まりましたか?」と連絡をもらって。
「まだです」と伝えると、「『ico』にスタイリストとして入社するのはどうですか?最初はほかのスタッフと一緒に施術に入りながら学んでいく形もできます」と声を掛けてくれたんです。
――まさに、「逆オファー」ですね。
はい。特殊なケースだとは思いますが、前職でデビュー直前まで進んでいた私にとってとてもありがたいお話だと思いました。というのもまたアシスタントとして転職するとなると、技術を学び直し、デビューまで時間かかってしまうケースもあると聞いていたので……。
――ただ、その時点で畑中さんは榎本さんの技術を見ていなかったわけですよね?
はい、直接技術を見てもらっていませんでした。ただ私がもともと働いていたサロンの代表と畑中は以前、同じ会社に所属していたことがあるんです。技術のベースは同じですし、その代表の下で学んできたなら、技術の基礎はしっかりしているはずと判断してくれたのかもしれません。
――入社後はどのような流れでお客様に入っていったのですか?
まずは友人をモデルとして呼び、施術の練習を重ねました。そのときも畑中は、自分の施術をしながら常に私の様子を見てくれていて、毎回的確なフィードバックをくれたんです。
――どんなアドバイスが印象に残っていますか?
お客様との会話についてです。私がお客様の施術に入っているときに、自分の話をしてしまっていることが多くて、「お客様の話を引き出すことで、より似合う提案ができるようになるよ」と教えてもらいました。
前社では感覚的に教えてくれる先輩が多かったのですが、畑中は論理的で的確。アドバイスの意図がわかりやすく、理解が深まって、成長スピードも速まりました。
転職を通して見つけた、「自分らしい」成長の仕方

――先ほど面接が得意だとおっしゃっていましたが、面接のコツがあれば教えてください。
緊張するのは当然なので、無理に取りつくろおうとしないことだと思います。あれもこれもと完璧を目指すのではなく、大きな声で話す、相手の目を見るなど、コミュニケーションの基本を大切にすればいい結果につながるはず。ナチュラルな自分でいることが、一番の魅力になると思います。
――転職の経験は、榎本さんにとってどんな学びになりましたか?
大変なこともありましたが、考え方や技術の幅が広がったと思います。指導してくれる人によって大切にしているポイントが異なるからこそ、複数の環境を経験することで、自分に合うやり方を見つけられました。
――これから美容師を目指す方へ、就活や転職のアドバイスをお願いします。
私自身、就活ではなかなか結果が出ず、ストレスで体調を崩した時期もありました。でも就活はいつか必ず乗り越えられるものだと思います。不安なときこそ「きっといい出会いがある」と信じて、一歩ずつ前へ進んでほしいです。
榎本さんが就活・転職で学んだ3つのこと
1.自分の雰囲気に合うサロンを選ぶことが、長く働く秘訣
2.ブリーチやカラーなど、学びたい技術を軸に考える
3.面接では無理をせず、自然体の自分を見せる
スタイリストデビュー直前という、勇気のいるタイミングで転職に踏み切ったことで、さらに成長できたという榎本さん。転職を通して学んだのは、「自分に合う環境でこそ力を発揮できる」ということでした。
どんなときも前向きに学び続ける姿勢が、榎本さんの魅力そのもの。これからの活躍にも、期待が高まります。
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東京都渋谷区神宮前6-10-4COMS神宮前2F
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