アイリスト時代にネイリストに憧れて転職。お客様をトータルで美しくしたいという熱意が採用の決め手「Terra 池袋店」松澤千冬さん

全席ソファー席という落ち着いた空間で、ネイルとアイラッシュを同時に施術できるサロン「Terra」。そこでアイとネイルのどちらの技術も身につけて活躍するのが松澤千冬さんです。

アイリストとして働いていたところ、ネイルにも興味を持ち転職を決めたとのこと。入社後は1年経たずして池袋店のリーダーを任されるなど最速で昇格を果たし、活躍を続けています。

前編では、アイリストとしての仕事に加え、ネイルに興味を持ったきっかけや、実際の転職活動時の採用面接などについてご紹介。自身の成長を考えて転職活動を始めた松澤さんが、どのようにして「Terra」と出会ったのかをお聞きします。

今回、お話を伺ったのは…

「Terra 池袋店」

アイリスト・ネイリスト 松澤千冬さん

東京都出身、専門学校エビスビューティカレッジを卒業後、美容師としてサロンに勤務。半年後にはアイリストにキャリアチェンジし、アイサロンにて経験を積む。さらもネイリストとしても仕事がしたいと、2024年4月にTerraに入社。2025年3月には池袋店のリーダーに昇格している。現在はアイリストとネイリストの両方で活躍中。

美容師免許を活かし、さらなる成長を求めて「Terra」への転職を決意

――元々はアイリストとして働かれていたそうですね。

はい。最初は美容師に憧れていたため美容専門学校を卒業し、美容室に就職したんです。しかし、実際に働いてみるとハサミを持つことへの自信がなく、縮毛矯正やカラーはできてもカットに踏み切れませんでした。それでも美容師免許は活かしたいと考え、専門学校時代に学んだアイラッシュの道に進むことに。半年ほどで美容室は辞め、アイサロンへ転職しました。

――アイサロンでのお仕事はいかがでしたか？

とてもやりがいを感じていました。勤務していたのはパリジェンヌ認定のサロンで、ロットの選び方やまつ毛の状態に合わせた施術などを一からしっかり学ぶことができたためです。技術を深く学び、知識を積み重ねることができる環境で、1年半ほど勤めました。

――そこから「Terra」に転職されたのはなぜですか？

もっとレベルアップしたいと思ったからです。学びは深まりましたが、当時のサロンはお客様が少なくまつげパーマが中心だったので、エクステなど幅広いスキルを習得する機会が限られていました。より多くのお客様と向き合いながら成長したいという思いが強くなり、転職を考えるようになったんです。

――転職の際にネイルにも挑戦されたとか。

はい。ネイルは専門学校でも学んでおり、もともと興味がありました。就職してからは携わってなかったので少しブランクがありましたが、「またやってみたい」という気持ちが強くなって。アイだけでなくネイルも手掛けられるようになりたいと考え、両方のスキルを伸ばせる環境を求めて転職活動を始めました。

求めたのは「成長しながら働ける環境」

――転職活動はどのように進められましたか？

リジョブなどの転職サイトを活用しました。給与面でのキャリアアップはもちろん、研修制度が整っているかどうかを重視しており、それらを確認するのにはサイトで比較するのが一番だと思ったからです。いろんなサロンの条件を総合的に比較しながら探しました。

――そのなかで「Terra」を選んだ理由を教えてください。

他のサロンでは、ネイルだけ、アイだけと専門分野が限られているところが多く、働きながら学べる機会が少ないと感じていました。「Terra」は技術研修会が社内で開催されており、そこでしっかりとスキルアップができるのが魅力。「成長しながら働ける環境」という点が、入社の決め手になりました。

――採用試験はどのような内容でしたか？

まずはエクステの実技試験、その後に面接がありました。私は入社する前はエクステが得意ではなかったので、別日程で改めて眉毛ワックスやまつ毛パーマの技術チェックも実施。技術だけでなく「ネイルもやりたい」という想いや姿勢も重視されていたと感じています。

――エクステが得意ではなかったとのことで、その点はどう対応されたのでしょうか？

実際、最初の実技試験では仕上がりが満足できるものではありませんでした。そのため、その後の面接で自分の得意分野や「パーマなら自信があります」ということをしっかりアピール。結果として、別日程でワックスやパーマの試験を受けられることになり、得意な技術を見ていただけたのがよかったと思います。自分の強みを正直に伝えることが大切だと感じました。

――試験に向けて意識したことはありますか？

とにかく笑顔と愛嬌を大事にしました。そこで大切なのは、砕けた話し方にならないよう、明るく振る舞いつつ丁寧な対応を意識すること。また、服装は自由でしたが、「おしゃれかつ好印象を与えられるスタイル」を意識して、自分のテンションを上げると同時に面接官に印象に残ってもらうように努めました。

まつ毛もネイルも。トータルで美を届けたい

――ネイルも学びたいと思ったきっかけはなんですか？

まつ毛だけでなくネイルもできれば、お客様をトータルできれいにできると思ったからです。ネイルとアイを一緒に施術できれば、一人のお客様の美意識に対してより深く寄り添える。その魅力に気づき、「両方の技術を身につけたい」と強く思うようになりました。

――入社してから感じたことを教えてください。

入社前から「アイもネイルも両方できるサロン」で働きたいと思っていたので、その希望が叶ったことは大きかったです。専門学校でネイルは学んでいたものの、実際にサロンで働くのは初めて。アイリストの仕事と並行しながらネイルも担当するのは大変でしたが、それ以上にやりがいを感じました。

――大変な時期はどのように乗り越えましたか？

もちろん大変な部分もありましたがあまり苦痛に感じず、「成長につながっているんだ！」と前向きな気持ちで仕事をしていました。前職のサロンでは時間を持て余すことが多かったので、その時よりもずっと充実しています。実力を上げたい、いろんな施術ができるようになりたい、という気持ちが強かったので、忙しいこと自体が楽しかったですね。

後編では入社後1年経たずにリーダーに抜擢された理由や、松澤さんが考えるこのお仕事の魅力などを伺います！