2,300イイね&4,700保存を獲得!「ZA/ZA AOYAMA」斉藤弘之さんのInstagram投稿術

斉藤弘之さんは「ZA/ZA AOYAMA」でサロンマネージャーとして活躍している人気美容師。前編では、そんな斉藤さんが実践している「ロングヘア」を主軸にしたブランディング方法に迫りました。

「周りのスタイリストが掲げていないコンセプトの設定」が、差別化を図る第一歩。ネガティブな印象をプラスに変えるための発信術も非常におもしろかったです。後編ではInstagramの発信術にフォーカス。組織人としてサロンで働く魅力にも迫ります。後編も役に立つ情報が満載ですよ!

今回お話を伺ったのは…

斉藤弘之さん

ZA/ZA AOYAMA プレミアムスタイリスト/サロンマネージャー
2005年に美容学校を卒業し「ZA/ZA」に入社。2009年のスタイリストデビュー後、2015年頃にはロングヘアをコンセプトに設定。2020年頃からInstagramで「ロングのお悩み解消」を発信して多くの方から支持を集め、2022年4月時点でフォロワー数は1.5万人。
Instagram:@hirosaito_zaza

お客さまのリアルな声を生かした投稿で「200イイね&500保存」を獲得

ヘルシーな色っぽレイヤーや、結んでも可愛いスタイルが特に人気

――ここからはSNSのマーケティングについてお話をお伺いいたします。さっそくInstagramの投稿でこだわっているポイントを教えてください!

もっとも意識をして工夫を凝らしているのは全体の構成です。まず右側の縦一列には、トップ写真にヘアスタイルのバックショットを投稿し、それに付属する写真も作品をメインにした「ヘアカタログ」のようなイメージにしています。

続いてセンターの縦一列には、ロングならではのお悩み解消や髪の束ね方などの情報を配置しています。文字をかなり詰め込んでいるので「雑誌」のような雰囲気です。

最後に一番左には「2021年にオーダーが多かったスタイルベスト5」や「コテ巻きの解説動画」など、そのときにピックアップしたい内容を実験的に置いています。「YouTube」で人気になりそうな企画を意識することが多いですね。

――確かに「@hirosaito_zaza」のページはバリエーションが豊富で印象的ですね。その他に、意識しているポイントはありますか?

お客さまから実際に聞いた内容を、ふんだんに盛り込んでいます。具体的な過去の投稿でいえば、髪を結んだときや耳にかけた際の「前髪の割れ」を解消する方法を紹介しました。実はこのお悩みは、カウンセリングの際に多くのお客さまが抱えている問題のひとつなんです。

そこで投稿では「おくれ毛で埋められますよ!」という内容を、写真とテキストを合わせて分かりやすく発信しました。他にも「髪の毛が少ないからレイヤーカットできないかも…」といった不安へのアンサーになる投稿も好評でした。どちらの発信も「200イイね&500保存」くらいの反響がありましたよ

タイムリーな話題を発信して「2,300イイね&4,700保存」をゲット

施術では簡単ヘアアレンジやコテ巻きの方法などをアドバイス

――ちなみに、最近もっとも反響があった投稿はどのような内容でしょうか?

最近は「新社会人へ。結ぶときは、これで垢抜ける!」という発信に大きな反響がありました。その投稿では「結ぶ位置」「バームやオイルの付け方」「コテの巻き方」について解説したのが良かったのだと思います。2,300を超える「イイね!」と4,700以上の保存を得ることができました。タイムリーな話題には、注目が集まりやすいのかもしれません。

――それだけSNSを上手く活用できていれば、フリーランスという働き方もあると思います。なぜ、社員としてサロンに勤めているのでしょうか?

さまざまな価値観を持っている美容師と一緒に働くことがおもしろいからです。ちなみに現在「ZA/ZA」には全体で200名を超えるスタッフがおり、スタッフ1人ひとりがそれぞれの個性を生かしながら働いています。そのなかで先輩や後輩が持つよい面を自然と吸収できるため、どこまでも自分次第で成長ができる環境です。ステップアップしていることを実感しやすいのも、組織ならではの魅力だと思います。

目先の10万よりも、10年後を考えてキャリアアップを!

大反響を生んだ新社会人をターゲットにした投稿

――「ステップアップの実感」とは、どのようなことでしょうか?

「アシスタント、スタイリスト、プレミアムスタイリストなど、常に次の目標が設けられている」ということです。この仕組みのなかでは直近の理想像がハッキリと見えるため、モチベーションを下げずに努力を続けることができます。そして、目標をクリアすることで自分の成長度合いが判断できるのです。

一方、フリーランスには自分で設定しない限り次の目標がありません。開拓心がある方は問題ないと思いますが、流行に乗って転身した方にはステップアップを続けることが難しいでしょう。最近の業界を見渡していると、私は目先の10万よりも10年後を考えて行動に移すことが大切だと感じています

――それでは、最後に今後の目標を教えてください。

一般の方々を巻き込んだファンコミュニティを作りたいと思っています。美容師を対象としたオンラインサロンは時折目にしますが、一般の方々向けのサロンは、まだそれほど普及していません。

現状では、まだまだ明確にイメージができていないので、ひとまずスタイリング講座やコテ巻きセミナーなどの企画をしっかりと固めていきたいと思っています。5年後、10年後の展望を考えると、とても楽しみですね。


Instagram投稿術3POINT

「ZA/ZA AOYAMA」斉藤弘之さんから聞いた、Instagram投稿術をまとめると以下の3つが鍵でした。

1.全体構成を工夫してバリエーション豊富なページを作る

2.お客さまのお悩みなど、リアルな声を投稿に生かす

3.「新社会人向け」といったタイムリーな話題を発信

組織のなかでは、素直な性格の美容師が伸びるという斉藤さん。「目の前の接客や技術を、どんどん吸収していく姿を見ると刺激を受けますね」と笑顔で語ってくださいました。キャリアアップの方法を模索している方、SNS集客に悩んでいる方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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Salon Data

ZA/ZA AOYAMA
住所:東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山9F
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