シャンプーは1日25名以上。荒れた手で成長を実感した新人時代「AI TOKYO men’s池袋」佐渡 蒼さん

カミカリスマ受賞の美容師が代表を務め、全国に10店舗を展開する「AI TOKYO」。実力派美容師が集結し、確かな技術力で驚異のリピート率を誇るヘアサロンです。今回はそんな「AI TOKYO」の東京・池袋店で働く、入社2年目の佐渡蒼さんにインタビューしました。

前編では、美容師を目指そうと思ったきっかけから、前社時代に苦労したことまでを伺います。高校2年生のときに、SNSで某有名サロンが投稿したヘアスタイルを見た佐渡さん。その仕上がりの美しさに衝撃を受けて、美容師の道を目指し始めたといいます。

また、1社目時代の佐渡さんは1日に25名以上のシャンプーを担当していました。それによって、赤くなってしまった手も「成長に向かってがんばっている証拠だ」とモチベーションに変えていたそうです。

今回、お話を伺ったのは…

「AI TOKYO men’s池袋」店長/トップスタイリスト

佐渡 蒼さん

石川県出身。石川理容美容専門学校を卒業後、都内某サロンに新卒入社。3年在籍したのち、「AI TOKYO」へ転職。現在2年目で「AI TOKYOmen’s 池袋」にてトップスタイリストを務める。

インスタグラム

「美容師ってこんなにかっこいいんだ」。始まりはSNSで見かけたデザイン

お客様の多い店でのアルバイト経験がサロンワークに活きているという佐渡さん

――まず美容師を目指そうと思ったきっかけは?

高校1年生のころから、身だしなみに気を遣い始めたんです。とくにスタイリングにはこだわっていて、毎朝欠かさずセットをしてから学校へ行っていました。「常にかっこよくいたい」という気持ちが強くて、それが美容に興味を持つ最初のきっかけでした。

――ほぼ毎日ですか。

はい。そして、高校2年生のある日、Twitter (現:X)で某有名メンズサロンが投稿していたヘアスタイルを見たんです。デザインの幅広さや仕上がりの美しさに衝撃を受けて、「美容師ってこんなにかっこいい仕事なんだ」と憧れを持つようになりました。そのときから、美容師という道に意識が向くようになったんだと思います。

――専門学生時代はどのような生活を?

バイト中心の生活でした。もちろん授業にはしっかり出ていましたが、遊びに誘われても断るほど、ほぼ毎日バイトをしていました。

――それはなぜですか?

きっかけになった東京の憧れのサロンに、毎月必ず通いたかったんです。当時は石川県で暮らしていたので、通うとなると交通費がかなりかかってしまいます。親に負担をかけたくなかったので、自分でがんばってお金を貯めていました。

――就活の一環でもあったのでしょうか。

最初は、憧れのサロンにただ通いたいという純粋な気持ちだけでした。でも、就職活動の時期になってからは、自分を覚えてもらって、採用試験を少しでも有利に進めたいという気持ちも芽生えてきましたね。

――バイト経験がいまの仕事に活きたと感じたことはありますか?

僕が働いていたのは焼き肉チェーン店で、とにかくお客様の数が多くて。スタッフひとりあたりのタスクも多く、スピーディな動きと視野の広さが求められる環境でした。そこで接客に慣れていたので、サロンワークにも比較的スムーズに入りやすかったと感じています。

合格できなければ美容師は諦める。強く憧れたサロンへ

合格できなければ諦めるという覚悟を持って、1社目に応募したと話す佐渡さん

――就活はいかがでしたか。

先の話からも伝わるかもしれませんが、僕は憧れのサロンへの入社しか考えていませんでした。

――ほかのサロンは調べましたか?

いえ、まったく調べませんでした。きっかけをくれたそのサロンに入れなければ、美容師を目指した意味がないという思いがあったんです。もし合格できなかったら、美容師自体を諦めようとまで思っていました。

――それだけ強いこだわりがあったんですね。

はい。もちろん「憧れ」という理由だけではありません。実際にお客として通っているうちに、そのサロンの魅力を改めて感じて応募を決めました。

――具体的にどこに惹かれたのでしょうか?

まず、お客様の数です。フロアの席はいつ行っても埋まっていて、スタッフが常に動き回っていました。かなり忙しそうではありましたが、当時の僕にはそれが「美容師らしくてかっこいい」と感じられたんです。

また、お客様が多いということは、それだけ経験も積めて、成長スピードも早いということ。そんな環境が理想的でしたし、どこかカリスマ性もあって惹かれました。

――実際に入社してみて、いかがでしたか。

想像以上に細部までこだわるサロンという印象でした。たとえば掃除ひとつとっても、店内をエリアごとに細かく区切ったチェック表があって、15分おきに担当箇所を掃除しなければならないんです。

そのうえで、常に多くのお客様を対応していたので最初は本当に大変でした。でも、忙しい環境の中でもだんだんとそれらを並行してこなせるようになっていって。できることが増えていく実感があったのは嬉しかったですね。

カリキュラムのない環境に苦戦した新人時代

手荒れを治すために休むことも考えたが、成長が止まってしまうと思い働き続けたと話す佐渡さん

――1社目で大変だったことは何ですか?

まず、カリキュラムがなかったことですね。練習する順序が決まっていなくて、「何をどのくらい磨くか」はすべて自分次第。加えてチェックも厳しく、先輩スタッフだけでなく、店長を含めた店舗全体のスタッフが認めてくれないとデビューできない仕組みでした。

――それは難しいですね。

裏を返せば、努力すればするほど早くデビューに近づく環境ではあったんですが、明確な目安がない分、「いつデビューできるのか」が見えず辛い時期もありました。

――デビュー時期が予想できないのは確かに辛いですね。

それと、手荒れも本当に大変でした。もともと肌が弱いうえに、アシスタント時代は1日に25名以上のシャンプーを担当していたので、肌が赤くなったり、ひどいときには膿んでしまったりすることもあって。お客様から心配のお声をいただくこともありました。

一方で傷が勲章というわけではないですが、「自分は成長に向かってがんばっているんだ」という実感にもつながっていたんです。


後編では、「AI TOKYO」に転職してからの佐渡さんのキャリアについてお話を伺います。「AI TOKYO」に転職して、人気店のイメージが変わったという佐渡さん。整ったカリキュラムに従って、時間を惜しまず練習に取り組んだ結果、入社から5ヶ月ほどでデビューを果たせたそうです。後編もお楽しみに!


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AI TOKYO men’s池袋
住所:東京都豊島区東池袋1-8-6 DKY12池袋ビル5F
TEL:03-5985-4271

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