【子育て応援メソッド】週一の慣らし出勤で産後復帰がスムーズに POWWOW研修・育成担当 泉さん♯1

美容業界で働くワーママ・ワーパパに、仕事と育児の両立についてお伺いする「子育て応援メソッド」。今回は、女性のための整体サロンPOWWOW研修・育成担当の泉さんにお伺いしました。

POWWOW研修・育成担当としてご活躍されている泉さんは、5才の女の子のママ。産後のスムーズな復帰を目指して、まずは週一出勤からリスタートしました。認可保育園への入園を見据えた段階的な保活など、現役ママ・プレママに今すぐ役立つお話をお聞きしました。

お話をお伺いしたのは
POWWOW研修・育成担当
泉さん


リラクゼーション系のサロンに勤務後、2009年にPOWWOWに転職。入社後、セラピスト、店長を経験。13年目の現在は、研修・育成担当としてご活躍。

産後は、週一で慣らし出勤

――POWWOWに入社したきっかけを教えてください。

以前は、リラクゼーション系のサロンでセラピストをしていましたが、小顔矯正や骨盤矯正が流行り始めたころ、自分もそういった技術を身につけたくて転職先を探していました。さまざまなサロンがありましたが、偶然にもリジョブで見つけた求人で、POWWOWの理念や施術内容に惹かれて入社を決めました。今年で入社13年目になります。

――現在のお仕事内容は?

研修・育成担当として、新人セラピストの方や、数字が伸び悩んでいる店舗で研修をしたり、あとは新しい商品が発売されたときに、その商品を施術の中にどう取りこむかロープレの練習を行ったりしています。

――お子さんはおいくつですか? お仕事復帰はいつされましたか?

5才の女の子がいます。産休・育休合わせて1年くらいお休みをいただき、娘が3ヶ月のときにまずは週一で復帰しました。それまで長期で仕事を休んだことがなかったので、休みボケした私があの忙しい現場に戻れるのだろうかという焦りもあり、早く戻りたいと思っていたんですね。。会社から早く復帰してほしいと言われたわけではありませんが、母乳育児や自分の身体がちゃんと順応するかも不安だったので、まずは週一で「慣らし復帰」をしました。いきなり週5で復帰するよりも、早い段階に、少ない日数出勤することで感覚がつかめ、無理なく復帰できたと思います

認証保育園で実績をつくり、認可園へ

新人スタッフを指導する泉さん。

――そのときからお子さんは保育園ですか?

週一出勤のときは、まだ夫や義父母にみてもらっていました。娘が6ヶ月になったときに、週5で仕事復帰するために保活をスタート。でも、年度途中で認可保育園に入るのはやっぱり難しいので、まずは認証保育園に入園させました。認証保育園に通園して実績をつくり、1才の春には第一希望の認可保育園に入園することができました。認可保育園に入れたい人は、それを見据えて段階的に保活をすることをおすすめします

――お子さんの体調不良等の場合、お仕事はどうされていますか?

保育園に入園したばかりのときは、ときどき熱を出すこともありましたが、施術の予約は極力キャンセルしたくなかったので、近くに住む義父母によく預かってもらいました。義父母も都合がつかず、どうしてもわたしが休まなくてはいけないときは、別のセラピストに交代してもらうこともありました。

いまは施術より教育・研修対応の時間が長いのですが、座学研修はリモートなので、自宅でも対応することができます。先日、施術の研修中に、保育園からお迎え要請があったんですね。そのときは、新人スタッフの方の研修だったのですが、研修終盤の方だったので終了時間まで復習してもらうように段取りをして、わたしがお迎えに行きました。主人は自営業なので、あまり頼ることができないんですよね。

子どもが体調不良でも出勤しなさいという方針ではないので、会社の体制やスタッフに本当に助けられています。研修も動画を駆使しており、座学などは私がいなくても、リモートでも学びができるように体制を整えているところです。

チームワークの良さが売り上げアップに

「スタッフの産後復帰率はとても高いです」。

――ママセラピストも働きやすい環境なのですね。

弊社の特徴として、チーム全体でお客様をお迎えするというスタイルがあります。お客様もご予定があるとなかなか一人のスタッフを指名し続けるのが難しい場合があります。でも、お客様のお体のことを考えると来店ペースを乱さないほうがいいので、その際は他のスタッフを紹介したりします。例えば、スタッフAが入って次回に繋げたお客様が次にスタッフBで来店された場合、提案をしっかりと行ったスタッフAにリピートがカウントされます。スタッフBには施術時間の生産性が評価として追加されるという仕組みになっています。

ひとりのスタッフがお客様を抱えこむのではなく、チームでお迎えすることが売り上げアップにもつながっています。そこが、パウワウがこだわっているコアバリュー「Professional・Communication・Team」ですね。

――スタッフ間でギスギスしなくてすみますね。

そうなんです。それが嫌で、そういう形に変えたところもありますね。


泉さんが仕事と育児を両立するためのポイント

泉さんが仕事と育児を両立するために工夫したことは、以下の3つです。

1.週一の慣らし出勤で産後復帰をスムーズに

2.保活は、認可保育園入園を見据えて段階を踏む

3.良くも悪くも現状を自己開示して、スタッフと義父母の協力を得る

後編では、ママになったことで得られた仕事と育児の相乗効果について伺います。

取材・文/永瀬紀子

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