「子育てしながらできること」として始めたinstagramのフォロワーが17万人超えになった秘訣【CHERIE hair design 二宮真弥さん】#1
Instagramのフォロワー数はなんと、17万人超え。福岡を拠点に、先輩と共同で開業したサロンで美容師・アイリストとして働く二宮真弥さん。
そんな二宮さんに、前後編にわたり、instagramのフォロワー数を増やす秘訣やアドバイスを伺いました。前編では、美容師とアイリストの掛け持ちをすることになった意外なきっかけや、Instagramを始めた経緯からその活用方法についてお聞きします。
教えてくれたのは
CHERIE hair design 二宮真弥さん
大村美容室専門学校卒業後、福岡市内にあるサロンに就職。その後、就職先でお世話になった先輩とサロン CHERIE hair designを開業。今年で美容師歴17年、アイリスト歴8年の二刀流で働き、instagramのフォロワー数は17万人超の影響力のある美容師に。現在はサロンに在籍しつつ、instagramをきっかけにヘアメイクをはじめ、仕事の幅を広げている。
サロンの開業がきっかけで美容師とアイリストを掛け持つことに
――美容師とアイリストを掛け持ちされていますが、それぞれを目指したきっかけについて教えてください。
幼い頃から、人の髪をアレンジするのが好きでずっと「美容師になる!」と思っていました。
アイリストについては、今所属しているサロンが先輩と共同で開業したのですが、その際にたくさんのお客様にきていただきたくて「他のメニューも増やそう」と考えたところ、マツエクのメニューを追加することに決め、アイリストも兼任することになりました。
――なるほど、そこで掛け持ちされたんですね。
はい。最初はスクールに通って、そのあとは友人・知人へ実践して技を身につけていきました。
――掛け持ちしているうえにinstagramへの投稿、かなりお忙しいのではないかとお見受けしました。instagramはいつ頃から始められたのでしょうか?
そうですね。サロンを開業してすぐに結婚・出産が重なり、さらに育児が重なってとても忙しかったです。そのため、経営は共同経営者の先輩にほぼ任せている状態で。
instagramはお店オープンした頃に始めましたが、あまり使い方も分からず、最初はプライベートな内容をなんとなく投稿する程度でした。
ですが、長男が1歳になった頃から少しずつヘアアレンジを載せるようになり、現在に至ります。
ターゲット層とテーマを確立し、フォロワーを獲得
――お忙しい中、instagramを本格的に始められたきっかけはなんですか?
出産がきっかけになりました。産まれてから何度も、子どもが病気がちで急遽仕事を休まなくてはならないことが多々ありました。加えて、周りに子育て経験のあるスタッフがおらず、育児の大変さがあまり伝わらなくて理解を得ることがとても大変でした。
そんなとき、負担を感じながら働くよりも家でできる仕事があればいいなと思うように。そこでスキルを活かせるヘアアレンジに特化した投稿を思いつき、instagramで収益を得ながら、仕事に繋げられたらいいなと思って始めました。
――忙しい中で毎日投稿するのは簡単なことではありませんよね。フォロワー数が伸びるきっかけなどをお聞きしたいです。
当初は自分が好きなヘアアレンジを中心に投稿していましたが、プロの持術は一般の人が実践できず見ていて楽しくないんですね。そこで、誰でもできる簡単なヘアアレンジの投稿へシフトチェンジ。そのタイミングでフォロワーが増えていったように感じます。加えて当時は、毎日投稿することとターゲット層を絞った投稿を意識していましたね。
――やはり継続することやターゲット層を絞ることがフォロワー数へ繋がるんですね。二宮さんが決められたターゲット層とそのテーマについて教えてください。
年代は、20代後半〜40代のママがターゲットで、「不器用な人でもできる簡単ヘアアレンジ」を意識して投稿しています。
フォロワーの声に寄り添った投稿で再生回数アップ
――フォロワー数を増やせた秘訣はどんなことだと思いますか?
そうですね、まずは専門用語を使わずにわかりやすく説明することを心がけています。
あとは、instagramのフィード投稿やリール投稿を使い分けていますね。リールの動画内に難易度が高くて細かいアレンジの手順がある場合は、フィード動画でスローモーションにして新たに細かな説明を加えて投稿し直しています。というのも、以前アレンジを投稿した際にフォロワーの方々から「難しい部分を重点的にもっとゆっくり見られると助かります」などといった要望があったことがきっかけで取り入れました。
――丁寧で好印象を受ける対応だと感じます。その中でも、いちばん反響のあった投稿はどんな内容でしたか?
ダイソーなどで手軽に購入できるプチプラヘアアイテムを使用したヘアアレンジが特に人気ですね。あと、以前家族とラーメンを食べに行った際に何気なく撮影した動画がとても伸びました。内容としては、ラーメンを食べるときにヘアゴムがなくてもまとめられるアレンジを簡単に紹介したものだったのですが、すごい反響がありましたね。
――画期的な内容がウケたのでしょうか?
そう思いますね。ラーメンの動画のように、普段と違うような少し変わったシチュエーションとか、手軽なアイテムの中でも変化を持たせると、ウケやすかったり興味を持ってもらえるきっかけになっていると感じます。
二宮さんのinstagramを始めた経緯と特に反響があった投稿について詳しく伺いました。後編では、投稿する際のマナーやフォロワー数を増やすコツについてお聞きします!
取材・文/東菜々(レ・キャトル)