アートメイクは眉毛以外にもできる?メリットやデメリットについても紹介

アートメイクというと、眉やアイラインへの施術が一般的ですが、ほかの部位に施すこともでき、メイク時間を短縮でき、きれいなメイクをキープできるのが魅力です。施術をおこなっている美容クリニックも増えているため、アートメイクをしてみたい人も多いのではないでしょうか。今回は、アートメイクの概要から、メリット・デメリットなどについて詳しく解説します。

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アートメイクとは

ペン型の針やアートメイク専用のマシンを使って、皮膚の約0.02から0.03mmというごく浅い層に、インクを注入して染めるメイクのことです。日本ではアートメイクといわれていますが、正式名称は「パーマネントメイクアップ(Permanent makeup)」で、日本で施術が行われるようになったのは、今から約30〜40年前です。インクを皮膚に定着させるため、汗や水で落ちることがなく、個人差はありますが1〜3年持続します。

アートメイクと入れ墨の違い

皮膚の表面に色を定着されているという意味では「アートメイク」も「入れ墨」も同じですが、「アートメイク」と「入れ墨」の違いはインクが「時間の経過とともに消えるか」「半永久的か」という点です。 アートメイクは皮膚のごく浅い層にインクを注入するためターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)で徐々に消えていきますが、刺青は半永久的に残るようにあえてより深い層にインクを入れていきます。

アートメイクで人気の部位

アートメイクは施術をおこなう部位によって、効果が違ってきます。アートメイクで人気の部位とそれぞれの効果は、次のとおりです。

眉毛

アートメイクといえば眉毛を思い出す人が多いように、施術をする部位のなかでも一番の人気です。すっぴんでも左右対称のきれいな眉毛がキープできるのが、人気の理由でしょう。かつてはのっぺりとした眉毛になりがちでしたが、自然な眉毛を表現できる手彫りの手法により、よりナチュラルな眉毛に仕上げられるようになりました。

アイライン

眉毛の生え際に、インクでアイライナーを入れる施術で、メイクなしでもパッチリとした目元になります。アイライナーは涙で滲みやすいですが、アートメイクならにじむ心配がありません。マスクをするようになって以前よりも目元に視線が集まるようになり、アイラインのアートメイクをする人が増えています。

リップ

アートメイクに使うインクはカラーバリエーションが豊富なため、リップに色を入れることもできます。リップのアートメイクは唇の形を変えられるだけでなく、唇の血色をよく見せることで肌のトーンを明るくする効果も期待できるでしょう。

落ちないリップのアートメイクは口紅が体内に蓄積されるリスクがなく、食事本来の味わいを楽しめるメリットもあります。

ヘアライン

髪の毛の生え際や頭皮に、眉毛と同じように一本一本髪の毛を描いていく施術です。生え際の形を整えたり、薄毛の部分を目立たなくしたりできます。生え際を整えることで額の広さが狭くなり、若見えや小顔の効果も期待できるでしょう。

施術後は1カ月ほどカラーリングやパーマがかけられないため、アートメイクの施術前におこなっておくのがおすすめです。

ほくろ

ほくろは人を印象づける要因のひとつで、場所によって雰囲気が変わってきます。たとえば、「目尻」や「口元」にほくろがあると、セクシーな印象になるため、おしゃれで入れる人も多いようです。人相学では、場所によって意味が異なります。「耳たぶの後ろ」にあるほくろは強運を意味し、見えない部分ということもあることから、開運を狙ってアートメイクで入れる人もいます。

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アートメイクのメリット

アートメイクは、おしゃれ以外にもメリットがあります。アートメイクをすることで得られる具体的なメリットは、次の3つです。

メイクがかんたんになる

身だしなみに気を使う女性のなかには、毎日化粧に30分以上かけている人もいますが、忙しい女性にとっては、メイクにかける10分ですら惜しいのではないでしょうか。アートメイクを施しておけば、メイクにかける時間を大幅に短縮できます。

プロが施すアートメイクは時間をかけず、かんたんに美しいメイクが維持できるため、メイクが苦手な人にもおすすめです。

メイク直しがいらなくなる

水で落とせる化粧品は、梅雨の時期や汗をかく夏にはメイクが崩れやすくなってしまいます。メイクが崩れると見た目が悪くなるだけでなく、化粧品が目のなかに入って痛くなったり、充血してしまったりする原因にもなります。

アートメイクを一部分でもしておけば、メイク崩れがしづらくなるでしょう。メイク崩れがなくなれば、メイク直しの時間がいらなくなるだけでなく、外出するときに携帯する化粧品の量も減らせます。

ちょっとした用事ならすっぴんでも気にならない

眉毛やアイラインがなかったり、唇の血色が悪かったりすると、人の人相はかなり変わるものです。 アートメイクは化粧しなくても、理想の眉や目、リップの形を維持できますので、すっぴんでもそれほど顔が変わりません。

自分の顔にコンプレックスがあり、すっぴんではなかなか出かけられないという人も多いものですが、アートメイクをしておけばちょっとした用事であればメイクなしでも大丈夫です。

アートメイクのデメリット

アートメイクにはいくつかのデメリットもありますので、施術を受ける前に必ず確認しておいてください。主なデメリットは次の3つです。

アートメイクは1~3年ほど残る

刺青とは異なり、肌のターンオーバーによって徐々に薄くなりいずれは消えますが、最低でも1〜3年は残ります。施術の仕上がりが気に入らなくてもかんたんには直せないため、カウンセリングで希望のデザインをしっかりと伝えておくことが重要です。

インクの種類によってはMRI検査が受けられなくなることもあります。MRI検査を受ける予定がある人は、事前にクリニックと相談してください。

複数回の施術が必要になる

人間の皮膚には異物を排除する機能が備わっているため、1回の施術ではインクを定着させることはできません。インクが定着しないと、色ムラが生じるため、施術は数回おこないます。施術の回数は美容クリニックによって異なりますが、通常2〜3回です。

料金はパック料金や都度払いなどありますから、完成するまでのスケジュールを含め、事前の確認が必要です。

ダウンタイムがある

肌の表面にインクを注入する際に、肌にキズができます。施術後は腫れや赤みがでますが、3〜4日で落ち着き、肌が回復するには約1週間必要です。

肌が回復している期間をダウンタイムといいますが、この期間は施術した部分が化膿しないように肌を清潔に保ち、メイクおよびクレンジングはおこなわないでください。肌が乾燥すると回復が遅れますので、保湿ケアも大切です。

アートメイクの施術方法

アートメイクの施術方法には「手彫り」と「医療マシン」があります。それぞれの違いは、次のとおりです。

手彫り

針を使って、インクを肌に入れていきます。こまかい作業なので施術時間はかかりますが、ナチュラルに仕上がり、アートメイクであることがわかりづらいのが特徴です。

毛並みを再現する眉毛やヘアラインへのアートメイクには、「手彫り」で施術がおこなわれることが多い傾向です。高い技術力が必要なため、料金は高めです。施術者によって仕上りが左右されるため、美容クリニック選びが重要です。

医療マシン

アートメイク専用の医療マシンが、デザインに沿って自動でインクを注入していきます。デザイン設定が可能なため、理想のデザインに忠実に仕上がり、施術時間が短く、料金がリーズナブルなのがメリットです。

機械がおこなうため、全体を塗りつぶしたような感じになってしまい、自然な毛の流れは再現できません。医療マシンは、全体的に均一に色を入れるリップのアートメイクにおすすめの施術方法です。

アートメイクには医師などの資格が必要!信頼できる美容クリニックで受けよう

アートメイクは針を使った施術のため、医師免許が必要です。ただし、施術の指示をおこなう医師が常駐している美容クリニックであれば、看護師でも施術をおこなえます。

アートメイク自体はそれほど大がかりな施術ではありませんが、免許のない美容クリニックで施術を受け、施術後に健康被害を訴える人もいます。アートメイクをする際は、信頼できる医療機関を選ぶことが大事です。

アートメイクでメイクに自信をつけよう

アートメイクをするとすっぴんでも理想のメイクを維持でき、メイクの時間を短縮できるメリットがあります。肌に針で施術をおこなうため健康被害のリスクもありますから、施術の際は必ず医師や看護師のいる美容クリニックを選んでください。

入れ墨と違って半永久的に残ることはないため、メイクで自信を付けたい人はアートメイクにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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