3カ月で売上100万円を達成!実践で技術力を身につけた美容師・福住亮介さん

美容師歴1年でスタイリストデビュー。その3カ月後には月100万円を売り上げた「REDEAL」所属の人気美容師、福住亮介さん。「REDEAL」ならではの技術を上司や先輩から学び、自身の糧にして、高い目標を達成し続けています。さらにその強みをSNSで発信し、多くのお客さまからの支持を獲得。前編では最短でスタイリストデビュー、売上目標を達成するために行った技術の習得方法や、SNSでの集客方法について伺います。

今回、お話を伺ったのは…

福住亮介さん

美容師

REDEAL所属のスタイリスト。兵庫県姫路市出身、神戸ベルェベル美容専門学校卒業後「REDEAL」に就職。1年間アシスタントをつとめ、2年目にはスタイリストデビューを果たす。デビューの3カ月後には月の売り上げ100万円を達成。スタイルやカウンセリングの様子を投稿したインスタグラムのフォロワー数は約2.4万人。現在も予約が埋まる人気スタイリストとして活躍を続けている。22歳のときにはウエラスタジオ東京で公式セミナーを行うなどイベントでの公演経験も積んでいる。

インスタグラム:@ryousuke_redeal_1113

 レベルの高い上司や先輩の技術を毎回全力で吸収

現在美容師歴3年目の福住さんですが、すでに予約が埋まる人気のスタイリストへ

――「REDEAL」に就職後、1年という早さでスタイリストデビューを果たされたとのことですが、入社当初から早期デビューを目標としていたのですか?

そうですね。入社する前から「REDEAL」代表の中村にも「1年でデビューします!」と宣言していました。美容師の仕事が好きで、早く一人前になってお客さまと接したいという思いが強かったです。また僕が通っていた専門学校は2年生で国家資格をとって卒業した後、1年間実践を積む期間を設けている3年制度だったのですが、僕は事情があって3年の途中で専門学校を辞めてしまったんです。そのため同級生が活躍していくのを見て負けたくないという気持ちもありました。

――アシスタントの1年間はどのような経験を積まれていたのですか?

「REDEAL」の強みのひとつであるブリーチカラーの技術を磨くため、カラーモデルを探して、毎日実践できる環境を作りました。最初は予約アプリに登録して、安い価格でモデルさんを募集。そこで作り上げたスタイルをインスタグラムで毎日発信していたため、途中からはインスタグラム経由でも予約が入るようになりました。早くデビューするためには他の人より秀でるものがなくては、と思っていたのでとにかく経験を積んで毎日技術を磨くことに邁進していました

――「他の方より秀でるものが必要」とのことですが、福住さんがとくに力を入れていたことを教えてください。

数をこなすことはもちろん、アシスタントで勉強中の身だからといって学ぶことばかりを優先するのではなく、スタイリストになったつもりで仕上がりのクオリティにこだわりをもって臨んでいました。カラーモデル1人ひとりに合ったスタイルを自分で考えて作ることで、毎回確実にステップアップすることができ、早い段階で評価してもらえたのだと思います。

「REDEAL」のいいところは代表の中村、店長の金子をはじめとした上司や先輩から学ぶことがたくさんあるという点。たとえば1年目はアシスタントとしてスタイリストの補助を行うだけのお店が多いと思うのですが、「REDEAL」は入社後すぐにブリーチワークに入れてもらえるなど実践的なスタッフ教育に力を入れているんです。

その機会を生かせるように、アシスタントについた際はどんな技術を使ってカラーをしているのか必死で見て、考えて、毎回目と頭を全力で使っていました。そして実際にカラーモデルの施術を行う際に、学んだことを自分の技術に落とし込む。これを繰り返したことが、短い期間で高い技術力を習得できた理由だと思います

スタイリストデビュー後はSNSを活用し自身の強みを発信

3/10にオープンした新店舗「REDEAL ope. 大宮」

――スタイリストデビューを達成された後は後は順調にお客さまが増えていったのですか?

入社当初の目標だったスタイリストデビューを果たし、担当したお客さまからも好評だったため、デビューしてすぐの頃は自信とやる気に満ちあふれていました。このままたくさんのお客さまの髪の毛を美しくするお手伝いをしていきたい!と初月から高い売上目標を掲げていたんです。しかし現実は厳しくて、最初は予約がまったく埋まりませんでした。

――自信があったにもかかわらず、目標が達成できなかった理由はなんだと思いますか?

スタイリスト料金に変更になった際、価格に応じて提供できるクオリティも上がったことをきちんとお客さまにアピールできていなかったからだと思います。アシスタントのときは安い料金でカラーのみ受け付けていましたが、スタイリストデビュー後はカラーの正規料金に加え、カットなども行うためトータルで倍以上の金額になってしまいます。いくら技術があっても離れてしまう方が多いのは当たり前です。アシスタントのときから多くのお客さまを担当していましたが、引き続き来ていただけるという考えは甘かったですね。安さって強いなと思いました。

――そこからどのようにして集客を行なったのですか?

初月からいきなり自信を砕かれてしまい、普通のことをしているだけではお客さまにはきていただけないと実感しました。そこで、自分の強みをSNSで発信して、たくさんの方に知ってもらうことから始めようと思ったんです。

得意な技術をアピールすることで指名での予約が増加

福住さんの得意とするホワイト系のバレイヤージュ

――福住さんの強みとは?

お客さまの理想のスタイルを美しく作り上げることです。たとえば僕の得意とするホワイト系のカラーは、ブリーチでしっかりと色を抜く必要があるため、1度で希望の色に仕上げるには髪にとても負担がかかってしまいます。そのためお客さまには可能であれば2回以上のご来店をお願いして、2回目で理想の色を完成させることをお約束するんです。そうすることで髪を守りながら希望通りの色に仕上げることができます。

インスタグラムではきれいに仕上がったブリーチカラーの写真と、段階を踏んで丁寧に美しい髪色を作り上げていくことを記した文章を投稿。そのこだわりが伝わったおかげで、インスタグラムからブリーチカラーの予約がたくさん入るようになりました。

――ホワイト系のブリーチカラーを得意とする理由は?

「REDEAL」にご来店されるお客さまは白髪に悩む方が多く、白髪ぼかしのカラー技術を得意とするスタッフがたくさんいます。そのため、他のスタッフとは違う特技を持とうと考えてターゲットを若い世代に絞った結果、ホワイト系のブリーチカラーが人気となりました。今でも幅広い世代の方に来ていただいていますが、自分の得意な技術が確立できたことで「REDEAL」というお店だけでなく、僕という個人を目的に来てくださるお客さまが増えたと思います


福住さんが短期間で目標を達成し続ける秘訣3つ

1.サロンの上司や先輩の技術を全力で吸収する

2.自身の強みをSNSで発信し、多くの人にアピールする

3.他のスタッフとは違う特技をもつ

後編では、現在の集客のほとんどを占めるというSNSの活用法について詳しくお伺いします。海外でのバズりや流行りのカウンセリング動画の導入など、世の中の需要を突き詰めてフォロワーを確実に増やしていった福住さん。サロンで培った技術をうまく世の中にアピールするための方法を教えてくれました。

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Salon Data

REDEAL
住所:埼玉県さいたま市大宮区宮町2-8-1 corte大宮4F・5F
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