ホットタオルをケアに取り入れるメリットとは? 効果的な使い方を紹介

疲れを感じたときに、目のまわりや顔をあたためたいと思うことはありませんか。そんなときはホットタオルがおすすめです。緊張した日や寒い日、風にあおられた日なども、ホットタオルで顔の疲れを癒している方もいるかもしれません。

ホットタオルはリフレッシュだけでなく、スキンケアにも役立ちます。今回は、ホットタオルのメリットと注意点、作り方や使い方をご紹介します。

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ホットタオルをケアに取り入れるメリットとは?

ホットタオルは、適度にあたためたタオルを顔などにのせることで、湿度と温度を上げて肌の状態を整えるスキンケアとして使われます。シャワーや湯船につかる時のようにお肌の油分が流されてしまう心配もなく、手軽にじっくりとお肌をあたためられる方法です。

ホットタオルをスキンケアに取り入れることのメリットについてご紹介します。

1. 毛穴を開いて汚れを落としやすくする

毛根は表皮の下の真皮にあり、途中で皮脂腺が合流しています。表層に近い部位は毛穴がやや広がっているため、メイクやお肌の老廃物・皮脂・埃などの汚れが溜まりやすい場所です。

表層に近い毛穴は、お肌の状態だけでなく、温度によっても開き具合が影響され、あたためると毛穴が開きやすくなります。そのため、ホットタオルであたためてからクレンジングや洗顔をすると、毛穴の汚れを落としやすくなるのです。

2. 美容成分が浸透しやすくなる

ホットタオルをスキンケアの前に取り入れると、毛穴が開きやすくなり、美容成分がお肌に浸透しやすくなります。

また、ホットタオルでお肌の温度が上がると、油性の美容成分が温められて伸びがよくなるため、さらに浸透を促進。さらに温まったお肌からのぼる蒸気が、水性の成分を拡散するため、広範囲へ浸透しやすくなります。

3. ターンオーバーの促進

表皮の細胞は約1カ月の周期で入れ替わる仕組みになっており、この現象を「ターンオーバー」と呼びます。このとき、古い皮膚がはがれて新しい肌が表面に現れるのですが、この周期が遅くなると古い角質が残りやすくなり、潤いを抱える力が弱まったり、くすみやシミなどのお肌のトラブルが起こったりすることも。

ホットタオルでお肌を温めると血行が改善されて、ターンオーバーを促進する効果が期待できるため、お肌のトラブルの予防や改善につながるでしょう。

ホットタオルをケアに取り入れる際の注意点

スキンケアに使うホットタオルには、お肌の血行を促し、毛穴を開いて汚れを取りやすくするなどのメリットがありました。しかし、ホットタオルはお肌に直接のせるため、使い方や温度によっては逆効果になってしまうことも。ここではホットタオルを使うときの注意点を解説します。

1. 清潔なタオルを使用する

タオルは、手を拭いたり身体を拭いたりして湿っている時間が多く、雑菌が繁殖しやすい環境です。なんらかの菌が繁殖したタオルをホットタオルとして使用すると、毛穴やお肌の小さなキズ、目などに雑菌が入り込む可能性があります。

ホットタオルとして使う際には、洗濯してしっかり乾燥させたタオルを使用し、一度使ったホットタオルをあたため直して使うのは避けましょう。

2. 保湿ケアを忘れない

ホットタオルでお肌をあたためると余分な皮脂が除去され、タオルを外した瞬間から肌表面の水分の蒸発が始まります。ホットタオルを使用してからスキンケアをおこなうまでの時間が長くなるほど、お肌の乾燥が進みやすくなるのです。

ホットタオルを使用する前にスキンケア用品を準備し、時間の空きを最小限に抑えて、保湿剤でお肌をケアしましょう。

3. 毎日はおこなわない

ホットタオルは毛穴をしっかりと開き、皮脂を除去するケアです。毎日おこなうと、必要な皮脂まで落としてしまい、かえって乾燥などのトラブルを招く可能性があります。

ホットタオルをおこなう頻度は週に1~2回程度にとどめ、ホットタオルを使うときは3分程度でタオルを取り除きましょう。

4. 火傷に注意する

ホットタオルの作り方によっては、タオルの温度が上がりすぎてしまう場合があります。熱いタオルは火傷の原因になりますし、お肌の乾燥を促進しかねません。

ホットタオルの温度は40~42度が目安と言われています。ホットタオルを顔などにあてる前に、タオルを軽く広げて腕の内側などにあてて温度を確認し、熱すぎたら少し冷ましてから使いましょう。

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ホットタオルの基本的な使い方を紹介

ホットタオルは自分で手軽にできるスキンケアですが、使い方を間違えると火傷をしたり、肌に負担がかかってしまったりすることがあります。ホットタオルを使用する前に、正しい使い方や注意点を確認することが重要です。

ホットタオルの基本的な使い方と、ホットタオルの作り方をご紹介します。

1. クレンジングをする

ホットタオルを使用する前には、クレンジングや洗顔でメイクや汚れをしっかりと落としておきましょう。最初にクレンジングをして肌を清潔な状態にたもつことで、スキンケアの手順をスムーズに進められます。

また、メイクが残ったままホットタオルを使用すると、タオルにメイクの汚れが付着することも。洗濯だけで完全に落とすのが難しいため、タオルを清潔にたもてなくなる可能性があります。

2. ホットタオルを作る

洗顔が終わったらホットタオルを準備しましょう。タオルウォーマーなどの専用の機器がなくても、かんたんにホットタオルを作れます。ここでは、電子レンジを利用する方法とお湯を利用する方法をご紹介しましょう。

電子レンジを利用する方法

フェイスタオルを水に浸し、水が垂れない程度に絞ります。濡らしたタオルを耐熱袋に入れるかラップで包むかして耐熱皿にのせ、電子レンジに入れて加熱するだけ。加熱時間は電子レンジによって異なりますが、30秒から1分程度が目安です。

タオルはしっかり濡らし、ラップや耐熱袋は密閉せずに隙間を空けておきましょう。また、電子レンジを使う場合には、ラメ糸の折や刺繍があるタオルは避けてください。

お湯を利用する方法

40~50℃のお湯にタオルを浸し、きつく絞ってから使います。あまり熱いお湯を使うと火傷してしまったり、手荒れや爪が割れる原因になったりしますので注意が必要です。

熱いタオルにあまり触らずに作りたいときは、タオルの下半分だけお湯に浸し、濡れている部分を乾いている部分で包みこむようにして絞る方法があります。

3 ホットタオルを顔にのせる

ホットタオルが完成したら、温度にムラがないか確認し、顔全体を包むようにしてのせます。ホットタオルをのせている時間は2~3分程度。特別な保温効果のある厚手のタオルでなければ、この数分で冷めてしまうでしょう。

ホットタオルで皮ふをこするとシワの原因になるため、のせるときも外すときもそっと行ないます。

目的別! ホットタオルの効果的な使い方を紹介

スキンケアでホットタオルを使うタイミングは、基本的に洗顔後です。しかし、スキンケアの目的によってベストなタイミングは変わります。ここでは、毛穴の汚れを排出したいときと、お肌の乾燥を改善したいときに分けて、ホットタオルの効果的な使い方をご紹介します。

毛穴の黒ずみが気になる…

毛穴の黒ずみが気になるときは、クレンジングでメイクや汚れを落としてからホットタオルを使うのがおすすめです。メイクや汚れが付いたままだと、ホットタオルの蒸気が毛穴へ充分に届かず、毛穴が開きにくくなるからです。また、毛穴が開いたとしてもメイクや汚れが入り込む可能性がります。

しっかりメイクや汚れを落としてからホットタオルを使えば、毛穴の汚れや黒ずみを落としやすくなるのです。

肌の乾燥が気になる…

肌の乾燥が気になるなら、洗顔後に美容液やクリームを塗ってからホットタオルを使いましょう。美容液やクリームはあたためることでよりのびがよくなり、お肌の奥まで浸透しやすくなるからです。

ただし、ホットタオルが美容液やクリームを吸収してしまうため、ホットタオルの使用後に再び塗りなおす必要があります。上から塗りなおすと浸透した美容成分を閉じ込められるため、お肌の潤いをキープしやすくなるでしょう。

手軽にスペシャルケア! ホットタオルを取り入れてみよう

ホットタオルをスキンケアに取り入れると、お肌の血行がよくなり、ターンオーバーが促進されます。あたためられて毛穴が開くので、毛穴の汚れを取りたい際や、美容液やクリームの美容成分の効果を高めたいときに活用するのがおすすめです。

ホットタオルは電子レンジやお湯でかんたんに作ることができますが、清潔なタオルを使用し、火傷を防ぐために温度管理に注意することが重要です。お肌の状態に合わせて、週1~2回程度のホットタオルをスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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