就活中の自己分析が自分を知るきっかけに エステティシャン松田楓さん#2

「姿整美」の考案者・おおさわはやとさん率いるエステティックサロン「アニムス・ア・ラ・モード(animus a la mode)」。歴4年目のエステティシャン松田楓さんに就活体験談をお伺いしました。

「アニムス ア・ラ・モード(animus a la mode)」入社の決め手は、お客様と密な接客ができること、サロンの人間関係のよさ、表参道の好立地。この3つだったという松田さん。2年生の9月からは、サロンに通いながら半年間の入社前研修に参加。デビュー後、初施術の前の晩は緊張でよく眠れなかったそう。でもお客様の一言で、初施術が「楽しかった」と思えたのだとか。 

お話を伺ったのは…

エステティックサロン アニムス・ア・ラ・モード(animus a la mode)

エステティシャン 松田楓さん

美容専門学校卒業後、エステティックと整体を融合させた「姿整美」の考案者・おおさわはやとさん率いるエステティックサロン「アニムス・ア・ラ・モード(animus a la mode)」入社。エステティシャン歴4年目の24才。

2年生の夏休み明けから半年間の研修に参加

「学校で練習した手技とはまったく違って、最初はなかなか頭に入ってこなかったです」

――入社までに準備したことはありますか。

2年生の9月から6ヶ月間、研修がありました。個人サロン×トータルビューティー×独自のオールハンドということで4月1日のデビューに間に合うかなという不安もありましたね。

――研修ではどんなことを? 

学校の友だちにモデルになってもらって、フェイシャルを中心に小顔マッサージも教わりました。学校ではマニュアルがあってそれを見ながらできたんですが、研修では自分でマニュアルを作るところから。動画を撮ってそれを見ながら復習したり、教えていただいたことをメモや絵に描いてそれを見ながら練習したり。わたしは自分で書いて復習するやり方がグッと入ってきましたね。コロナ渦で学校は閉鎖されていたので、友だちの家で夜な夜なフェイシャルの練習をしたことが、いまとなってはいい思い出です。

――じゃあ専門学校の2年間はあっという間でしたね。

確かに最後の半年がいちばん早かったですね。でも学校の授業を受けつつ、サロンに通って研修を受けることを並行してきたので、社会人デビューがスムーズだったかもしれません。

初めての施術が「楽しかった」と思えたのはお客様の一言があったから

「デビュー直後から施術ができるように予約を入れてもらっていたので、日々収穫と課題がいっぱい見つかりました」

――実際入社されていかがでしたか。

体力には自信があったのですが、早番遅番のシフトに慣れるまでにちょっと時間がかかりました。でも予約が入ってない日は早く帰れたので、やりたいことをやったり友だちと会ったり。新卒スタッフはわたし一人ということもあり、そういった面もすごくサポートしてもらったと思います。

――はじめての施術は覚えていますか。

めちゃめちゃ緊張しました。カウンセリング込で90分。なんとか手は動いたんですけど、前の晩から緊張してあまり寝れなかったです。でも施術後にお客様が「すっきりした」と言ってくださって。初めての施術が「楽しかった」と思えたのはその言葉のおかげだと思います。

――きっと一生忘れないでしょうね。その方はリピートを?

残念ながら…。はじめてのリピートは、デビューして2週間ぐらい経った頃だと思います。帰り際に「来月来ます」と言ってチケットを買ってくださいました。

――そのときはどんな気持ちでしたか。 

嬉しかったですね。リピートという形で結果が出ることで、それが自信につながりました。

――働きやすさはいかがですか。

4年続けられているとういうことは、働きやすいんだと思います。恵まれているなとつくづく感じます。サロン全体がアットホームな雰囲気で、代表やスタッフの方も親身になって聞いてくれるので長期的に困ったまま、悩んだまま進むことがないんです。

――素晴らしいですね。

まわりを見ても3年ぐらいで離職する友だちが多い中、アニムス ア・ラ・モード(animus a la mode)では悩みを聞いてキャッチして解決してくれるので、どうにもできないことがなかった。行き詰まることがなかったんですよね。

――中でもいちばん大変だったことは?(笑)

入社後も技術合格ステップがあるんですが、2回連続で落ちてしまったときは、どうしようと落ち込みました。お客様にもっといろんな施術を受けてほしいのに合格できないから提供できない。そのときは、合間にモデルさんを呼んで練習しているところを店長や他のスタッフに見てもらいました。代表が実際に受けてくれて、もっとここをこうした方がいいよと修正点をピンポイントで教えていただいたこともありました。

――努力を積み重ねていまがあるんですね。目下の課題は?

店長になりたいという目標を2年後に設定した場合…。代表ともよく話すんですが、プレイヤーとして一生懸命になってしまうけど、お店全体を見回すともっとできることがたくさんあるよとアドバイスをもらいました。お掃除ひとつとっても、新しい企画やキャンペーンを考えるにしても。もっと視野を広げたいと思っています。

就活中の自己分析が自分を知るきっかけになった

「ストレス解消は、美容関連グッズをたくさん試したり、気になる施術を受けに行ったり。あとはこまめな帰省。長期休暇がとれるので助かってます」

――就活を振り返ってどんな経験でしたか?

初めてお会いする方に自分の考えていることをお話するなんて就活するまでなかったので、接客する上でも必要なことだったなと思います。

あとは18~20才という時期に自己分析ができて、苦手なことや逃げていたことなど自分を知るきっかけになったことはとてもよかったなと思います。

――どんなことが苦手ですか。

結論から述べることが苦手でした。それからやりたいことはたくさんあるのに、それを取捨選択することがちょっと難しいです。これならできるということを選ばないといけないのに、いつも自分のキャパを超えるような選択をしがち。これは現在も継続して課題となっています。

――最後にエステティシャンを目指す方にアドバイスをお願いします。

みんなにきれいになってほしい、自分もきれいになりたい。そんな気持ちが強い美容好きな人におすすめの仕事だと思います。乗り越えなきゃいけない壁も出てくるけど、「すごく気持ちよかった」、「毎月会えるのが楽しみ」などお客様がかけてくれる言葉を胸に、そこは乗り越えてほしいなと思います。歴4年を振り返ってみると、辛いこともあったけどトータルでは嬉しいことのほうがずっと多かった。だからみんなにもがんばってほしいです。 

松田さんが就活で重視した3つのポイントは 

1.やれることは全部やってみる精神でチャンスを掴む。

2.入社してなにがやりたいかを明確にする。

3.入社前の研修に真面目に取り組む。


密な接客をしたいという明確なビジョンをアニムス ア・ラ・モード(animus a la mode)で叶えた松田さん。2年後、どんな店長になっているのか楽しみです。

撮影/佐藤克己
取材・文/永瀬紀子


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エステティックサロン アニムス・ア・ラ・モード(animus a la mode)
住所:東京都渋谷区神宮前6-6-8 animus 2F正面入り口
TEL:03-5778-3584

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