アイリストの面接でよく聞かれることとは? 面接時の身だしなみや持ち物についても紹介
アイリストとして就職・転職活動をする際のほとんどで、面接が行われます。誰しもが緊張してしまう場面だからこそ、しっかりと準備をして臨むことが大切です。
そこでこの記事では、アイリストの面接でよく聞かれることを紹介します。質問の意図や回答のポイントもお伝えしますので、事前に回答を考えておくとよいでしょう。面接時の身だしなみや持ち物についても、参考にしてください。
なお、「アイリスト」はローヤル化研の商標登録であるため、無断でアイリストを名乗ることはできません。
引用元
ローヤル化研|企業の方へ
アイリストの面接でよく聞かれること
アイリストが就職・転職活動で受ける面接の際には、どんな質問をされるのでしょうか。よく聞かれる質問を紹介します。
アイリストに特化しない質問
アイリストの面接だからといって、アイリストに関することを聞かれるだけかというとそうではありません。以下のように、アイリストに限定されない質問も多く見られます。
【例】
「企業理念や当店のコンセプトを理解されていますか?」
「なぜ前職を辞めたのですか?」
「忍耐力や集中力はありますか?」
「接客の経験はありますか?接客は得意ですか?」など
人物像を見られている
上記のようなアイリストと直接関係のない質問は、社会人としての常識があるか、どんな人間性なのかなど、人としての素質を判断するために聞かれています。アイリストに関係ないからといって手を抜いてはいけません。聞かれたことに対してしっかり受け答えをしましょう。
アイリストに関連する質問
当然アイリストならではの質問もされます。具体例を見ていきましょう。
なぜアイリストになりたいのか/なったのか
なぜアイリストになりたい(なった)かという問いは、面接時には頻出の質問です。
アイリストという仕事に魅力を感じた理由や、アイリストとはどんな仕事だと理解しているかを伝えましょう。
新卒や他業界からの転職の場合と、アイリストからアイリストへの転職の場合では回答が異なるでしょう。前者の場合、華やかだからという「あこがれ」を動機にするのはおすすめしません。
企業にとって未経験の応募者の場合、アイリストという仕事に対して持っているイメージと現実とのギャップがあると、すぐに辞められてしまう恐れがあるためです。
どんなアイリストに成長したいか
「どんなアイリストになりたいか」というのは、今後の仕事に対する意欲や将来の展望を見るための質問です。
「店長などの役職に就きたい」「自分の店を持ちたい」といった具体的なビジョンがある場合は、はっきりと伝えましょう。
まだ決まっていない場合でも、「何も考えていません」では印象がよくないので、困ったら「まずは一人前のアイリストになりたい」「ファンを作って指名客を増やしたい」などの目標でもOKです。
ただしそこで終わりではなく、「今後働いていく上でさらなる目標を見つけていきたい」という前向きな意思表示をしましょう。
アイリストの資格を持っているか
アイリストに関する資格があるかどうかも聞かれやすいです。資格はスキルの証明になるため、資格の有無によって即戦力になるかどうかなどがチェックされます。持っているなら自信を持って回答してください。
なお、資格所持者であれば、給料に資格手当がつく場合もあります。
なぜ他店ではなく自店を志望したのか
そのサロンへの志望動機も重要な質問のひとつ。ほかにもまつエクを提供しているサロンがあるなかで、なぜそのサロンに応募したのかを聞くことにより、応募者の自店への就業意欲の高さを見ています。
どの程度サロンに対して興味関心を持っているかをチェックされるので、サロンの情報を事前にしっかりリサーチし、その店ならではの特徴や魅力を語りましょう。
押さえておきたい逆質問のポイント
アイリストの面接では、人柄や社会人としての常識があるかを問う内容の質問が数多くあります。さらに、面接の最後には「何か質問はありますか?」と、応募者から面接採用者に対する逆質問をされることも。
そこで以下では、逆質問をされたときに適切な回答をするため、押さえておきたいポイントを紹介します。
事前に質問したいことをまとめておく
逆質問は、こちらが気になることや疑問に思うことを聞く機会であり、そのサロンへの熱意をアピールするチャンスでもあります。
事前に質問したいことをまとめておき、質問する時は簡潔に伝えましょう。質問する予定だった内容を逆質問のタイミングより前に聞く可能性もあるので、質問は複数用意しておくのがおすすめです。
調べれば分かることを聞かない
HPやSNSなど調べれば分かるようなことは、逆質問では聞かないようにしましょう。「きちんと調べてないんだな・・・」と、マイナスな印象につながってしまいます。
サロンへの関心や誠意を示せるよう、入社を想定した質問ができるとよいでしょう。1日の仕事の流れややりがいを感じること・先輩アイリストに関する質問は、自分自身も現場で働くイメージを想像しやすいです。
福利厚生や待遇についての質問は避ける
福利厚生や待遇についての質問は、仕事内容よりも待遇に興味があるように思われてしまう可能性があるため、避けたほうが無難です。
面接では仕事に対する意欲を示すことが大切なので、勤務条件を確認したい場合は、内定をもらったあとに行いましょう。
アイリストの面接で見られている点
アイリストの面接では質問が行われるほか、応募者の様子もチェックされています。具体的にはどんな点を見られているのかを理解しておきましょう。
笑顔や明るさ
面接のときは、緊張で表情がこわばったり動きがギクシャクしたりしがちです。また、サロンの店内に入る第一歩から態度や行動にも注意。
面接官に対してだけでなく、受付や施術中のスタッフなどにもきちんと笑顔であいさつができているか、元気で明るい姿かという点は重要です。
入社した際にはその場にいるスタッフみんなが仕事仲間になるので、すべて見られていることを意識して好感を持たれるようなふるまいをしましょう。
清潔感
アイリストは美容の仕事である以上、清潔感も非常に重視されます。当然面接のときにも、派手すぎる・だらしない・乱れている身だしなみはNG。面接時の服装は後の章でも触れますが、清潔な格好を心がけてください。
ハキハキした受け答えができているか
面接官と会話する際に、ハキハキと話せているかどうかもポイントです。
アイリストの仕事では、お客様にカウンセリングをしたり、メニューや施術内容の説明をしたりしなければなりません。
面接官との会話で早口すぎて聞き取れなかったり、どもって言葉がたどたどしかったりすると、接客時にもそのような話し方になるのではと不安を抱かれてしまいます。
アイリストの面接時の身だしなみ
つづいては、アイリストが面接に着て行く服はどんなものがいいのか、また、そのほかに身だしなみで気をつけたいのはどんな点かを解説します。
清潔でセンスのある服装
服装はスーツではなく私服でOKというサロンが多いですが、不安な場合は念のためサロンに確認を取りましょう。
私服では、ある程度のおしゃれ感やセンスは必要ですが、派手すぎる・露出が多いなどはNG。お客様に好印象を与えられるような、シンプルながらもトレンドや季節感を取り入れたファッションがおすすめです。
きれいめのジャケットを着用して、きちんと感を出すのもよいでしょう。
髪型・メイクも清潔にまとめる
髪型やメイクも、服と同様に清潔感を意識しましょう。ヘアスタイルは髪が長い場合はまとめ、化粧は血色よく盛りすぎないナチュラルメイクなどがおすすめ。美容の仕事なので、ノーメイクはNGです。
いずれもシンプルで控えめな印象を与えるものが好まれやすいでしょう。
ネイルや香水には注意が必要
ネイル自体はNGではありませんが、アイリストの仕事ではお客様の目元を触るので、安心して施術を任せてもらうためにも盛りすぎ・伸びすぎのデザインは避けましょう。また、香りは好みが分かれるため、強い香水も避けたほうがよいです。
アイリスト面接時の持ち物
アイリストの面接時に最低限持って行くものは、履歴書です。必要に応じて職務経歴書も持参してください。また、面接時に聞きたいことをまとめたり面接中にメモを取ったりするために、筆記用具やノート(手帳)もあるとよいでしょう。
【関連記事】
【サンプルあり】アイリストの職務経歴書には何を書くべき?記入すべき項目とポイントを解説
施術道具|経験者は技術チェックがあることも
アイリスト経験者の面接では、技術チェックが行われる場合もあります。サロンによっては、ツイザーやグルーなどの施術道具を持参する必要があるかもしれません。事前に確認しておきましょう。
自分に合ったサロンを探すにはどうすればいいの?
アイリストとして活躍できる場所は、アイラッシュサロンや美容室・トータルビューティーサロンなどさまざまです。なかなか自分の希望に合うサロンが見つからなかったり、探し方に迷ったりする人もいるかもしれません。
そこで、自分に合ったサロンを探すのにおすすめの方法を紹介します。
就職・転職エージェントを利用する
就職・転職エージェントは、アドバイザーに相談しながら求人紹介や就職・転職サポートを受けることができます。自分だけで就職・転職活動をすることに不安がある人におすすめです。
エージェントによって扱う業界に違いがあるため、美容業界に強いエージェントを利用するとよいでしょう。
求人サイトで探す
スマホやパソコンから気軽にアクセスできる求人サイトは、自分で条件を指定して求人を探し、応募までできます。求人サイトによって掲載数が異なりますが、美容に強い求人サイトがおすすめです。
なかでも「リジョブ」は、詳細な条件が設けられているため、自分好みのサロンを探すにはぴったり。アイラッシュサロンや美容室・トータルビューティーサロンなど、施設形態が選べるほか、お店の規模や客層なども指定できます。
アイリストの履歴書で押さえておきたいポイントとは?
面接や書類審査で必要となる履歴書について、ここではアイリストの履歴書で押さえておきたいポイントを紹介します。採用担当者や面接官が目を通すものなので、マナーやルールに従って記載しましょう。
アイリストの履歴書とは?書類選考を突破するためのポイントや注意点、志望動機と自己PRの例文を紹介
基本的な書き方を押さえておこう
とくに指定がなければ、手書き・パソコンのどちらで作成しても構いません。ただし、手書きで記入する際は、必ずしも美しい字でなくてもいいので、丁寧な字で書くことが大切です。
間違えたときに修正液などを使って書き直すのはNGなので、下書きをしましょう。学歴・職歴・所有資格や免許などは正式名称で記載するのも履歴書のルールです。脱字や略字はいい印象を与えないため、注意してください。
年号は和暦・西暦のどちらかに書類全体で統一し、日付は面接に持参する場合は面接日を、郵送する場合は投函日を記入しましょう。
書き終わったら見直して、記入漏れはないか・誤字脱字はないかをチェックしましょう。
志望動機をうまく伝えよう
履歴書には志望動機を記載する欄があり、面接でも必ず聞かれます。それほど志望動機は重要視されているため、アイリストの仕事に対する思いや、そのサロンを志望する熱意を伝えることが大切です。
アイリストを目指したきっかけや、そのサロンでなければならない理由などを明確にし、結論から記載します。最後はどのようにお店に貢献したいかを述べましょう。
面接では、履歴書の志望動機をそのまま語るのではなく、書ききれなかったエピソードの補足をすると、より伝わりやすくなります。
アイリストが志望動機として伝えたいことは?NGの志望動機や例文も紹介
アイリストの面接は念入りな準備や対策が重要
冒頭でアイリストの面接時によく聞かれる質問をお伝えしました。紹介した質問例をもとに、面接に行く前に回答を考えておくことが大切です。
また、面接の際にはふるまいや身だしなみもチェックされるので、堂々とする・清潔感を意識するなど、サロンにいる全員に対して好感を与えられるように心がけましょう。
今回の内容を活用して面接選考に合格し、希望の職場での採用を勝ち取ってください。
なお、希望条件に合う求人を探す際は、「リジョブ」がおすすめです。リジョブは転職満足度※98%と、リジョブを通じて転職した人からの評価が高く、キャリアアップを考える人にも適しています。また、会員登録をすれば、スカウトをもらえる可能性も。
さらに、「未経験歓迎」「研修制度あり」の求人も豊富にあるため、これからアイリストデビューを目指す人が応募できる求人も効率よく探すことが可能です。ぜひリジョブをチェックして、自分に合ったサロンを見つけてください。
※リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)