アイリストの履歴書とは?書類選考を突破するためのポイントや注意点、志望動機と自己PRの例文を紹介

アイリストとしてサロンに就職を希望した場合、避けては通れないのが履歴書の作成です。履歴書は全国共通のマナーがあり、はじめての就職ではどうやって書けばいいのかわからないという方もいるかもしれません。

書類選考をくぐり抜け面接までコマを進めるためにも、マナーを守ったうえでしっかりアピールできるよう履歴書を作成する必要があります。

そこで、履歴書の書き方のマナーや注意点、履歴書の選び方を解説し、志望動機と自己PRの例文も紹介しますので、参考にしてください。

なお、「アイリスト」はローヤル化研が商標登録しているため、許可なく「アイリスト」を名乗ることはできません。

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アイリストの履歴書の書き方を解説

アイリストとして就職をするには、まずは履歴書を作成し提出する必要があります。履歴書を書くには一般常識に沿ったマナーを守らなければならないため、苦手だと感じている方もいるかもしれません。

まずは基本の履歴書の書き方を確認していきましょう。

1. 日付

まずは欄外にある日付を記入しましょう。直接持参する場合は履歴書を提出する当日の日付を、郵送する場合はポストに投函する日付を書きます。

和暦・西暦はどちらでも問題ありませんが、履歴書全体を通してどちらかに統一しなければなりません。

2. 氏名・住所などの基本情報

氏名は大きくはっきりと記入します。苗字と名前の間にはスペースをあけ、「ふりがな」と書いてある場合は平仮名で、「フリガナ」と書いてある場合はカタカナでふりがなを書きましょう。

住所は都道府県から書きます。略称を使わずにすべて正式名称で書くことが大切です。連絡先は電話番号やメールアドレスなど、確実に連絡がつくものを記入します。

メールアドレスの記載欄が用意されているものと用意されていないものがあるため、記載欄がない場合は、「連絡先」と記載されている住所欄に「Email:」もしくは「メールアドレス:」と明記した上で、メールアドレスを記載しましょう。

3. 写真

写真は3カ月以内に証明写真として撮影したものを使用します。プリクラなどの使用はNGです。スーツなどきちんとした服装で髪を整え、胸から上だけを撮影します。写真の枠からはみ出さないように注意しましょう。

はがれてしまったときのために裏面には名前と日付を記入し、貼り付けます。

4. 学歴・職歴

学歴・職歴は同じ欄ですが、はっきり区別して記入しなければなりません。まず1行を使って「学歴」と書き、その下の行から正式名称で記入します。新卒の場合は中学校卒業から、転職の場合は高校卒業から時系列で書いていきましょう。

学歴を書き終えたら、次の行に「職歴」と書き、その下の行から時系列で職歴を記入し、すべて書き終えたら、右下に「以上」と書いて結びます。

5. 免許・資格

免許は持っているものをすべて書いておきましょう。アイリストに関係のない資格でも、持っていてマイナスになるものはありません。

免許・資格名は正式名称を使用し、取得した順に時系列で記入します。

アイリストに必要な資格やおすすめの資格について気になる方は、以下の記事も参考にしてください。
アイリストになるには資格が必要!?必須の資格や面接でのポイント、仕事内容と活躍の場を紹介

6. 志望動機・自己PR

志望動機・自己PRは、履歴書のなかでも注目度の高い項目です。あなたがサロンにふさわしいか、長く勤めてくれそうな人材かを見極めるためのひとつの判断材料になります。

数あるアイラッシュサロンのなかで、なぜそのサロンを選んだのか、希望する理由や入社後にどのように貢献していくかといったことをしっかりアピールしましょう。

履歴書の志望動機・自己PRは重要!例文を紹介

先述したように、サロンの採用担当者は履歴書のなかでも特に、志望動機と自己PRの内容を重要視しています。その理由は、経歴や保有資格だけではわからない、人となりを知ることで、サロンとの相性や仕事への熱意をはかるためです。

まつげエクステ専門サロン「Angela」代表の伊東真紀さんは、リジョブで紹介しているインタビュー記事の中で、採用側から見た採用したいと感じる志望動機の書き方のポイントを次のように語っています。

いわゆる転職活動用のテンプレートになるような履歴書や、志望動機の正解はないですね。ただし、志望動機の書き方ひとつで、この子は入社後に伸びそうだなと感じる子がいます。それは、アイリストを目指す理由のなかにお客様を喜ばせたいという気持ちがあること。お客様に寄り添う気持ちがあればお客様の満足度が上がるため、リピートがつきやすくなり、結果的にアイリストとしてしっかりと稼いでいけるようになります。

アイリストの志望動機に正解なし?お客様に寄り添える人が伸びるワケ【伊東真紀さん|私の就職活動】#2

アイリストの志望動機、例文を紹介

<未経験者>
私が貴社を志望する理由は、自分自身が貴社のサロンで施術を受け、接客の温かさに感動したからです。目元にコンプレックスがありましたが、まつエクをしたことで人生が大きく開けたように感じたことは、今でも忘れることができません。

その経験から、自分も人を喜ばせることができるアイリストになりたいと思い、勉強と練習を重ねてきました。未経験ではありますが、これからも努力を重ね、一日も早くお客様に満足いただける施術ができるよう頑張っていきたいと思っています。

<経験者>
前職のサロンでは、シングルラッシュのみの施術でしたが、独学でボリュームラッシュとフラットラッシュの技術を習得しました。施術の技術だけでなく、お客様の気持ちに寄り添う接客を重視して、丁寧なカウンセリングも心がけてきた結果、それなりに指名をいただけるまでに成長することができました。

貴社は「お客様第一」のコンセプトをもとに、さまざまな施術を取り入れていることに魅力を感じ、是非一緒にお客様に喜んでいただける接客と施術に取り組んでいきたいと思っています。

アイリストの自己PR、例文を紹介

<無資格者>
美容師としてお客様と関わってきたなかで、お客様に喜んでいただける仕事へのやりがいを強く感じてきました。しかし腰痛がひどくなり、医師に立ち仕事を辞めるよう言われたため、退職を余儀なくされました。

美容師としての仕事は続けることが難しくなってしまいましたが、お客様に喜んでいただける美容の仕事を続けたいという気持ちは変わらず、お客様の気持ちを大切にする貴社のサロンで、アイリストとして働きたいと思っています。

アイリストに関する資格は所持していませんが、充実した貴社の研修制度でしっかり技術を身につけ、お客様に喜んでいただける接客で貢献していきたいと考えています。

<資格保有者>
私は、美容師免許を取得後美容室で3年間、アシスタントとして働いてきましたが、学生のころからまつエクには定期的に通っており、いつか施術をする側になりたいと感じてきました。

美容師のアシスタントとして働くなかで、お客様の目元を美しくするアイリストへの憧れの気持ちが強くなったため、「Japanese basic講習検定コース」を受講しました。さらに「JEAまつ毛エクステンション技能検定」の2級ライセンスも取得しています。

資格取得で習得した技術を活かし、お客様に喜んでいただける接客をとおして、貴社に貢献したいと思っています。

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アイリストの履歴書で気をつけたいポイント

アイリストの履歴書といえど、一般的なマナーを守って書くことが大切です。そのほか、アイリストならではの書き方のポイントも見ていきましょう。

全体を通して書き方を統一する

上述しましたが、住所や学歴・職歴、資格名などはすべて正式名称で記載する必要があります。日付の書き方は全体を通して統一し、和暦か西暦かどちらか一方だけを使用するようにしましょう。

職歴はすべて書く

転職の場合気になるのが、職歴をすべて書く必要があるのかどうかではないでしょうか。特に短期の職歴は、書くことで不利になるのではないかと心配する方もいるかもしれません。

どんなことがプラスに働くかはわからず、何気なく書いた職歴が話題になったり、貴重な経験として重宝される可能性もあります。職歴を一部書かなくても職歴詐称にはなりませんが、記載していない職歴が保険や年金の加入状況などから発覚することも。

そういった場合に、不信感をもたれたりいらぬ疑いをかけられないためにも、職歴は短いものも含めてすべて記入したほうがいいでしょう。

希望するサロンに内容を合わせる

アイラッシュサロンは数多く存在するため、どのサロンにも通じる汎用性の高い言葉の羅列では、採用担当者の心をつかむことは難しいでしょう。

サロンコンセプトと自身のもつ強みが一致している、資格があるため即戦力になれるなど、サロンの特色を理解して、サロンに合わせた内容にすることが大切です。

こんな内容はNG!アイリストの履歴書の注意点

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アイリストに限らず、履歴書を書くときに気をつけたい内容がいくつかあります。書類選考から面接に進めるかどうかの大切な関門なので、できるだけ前向きかつ意欲的な言葉でアピールすることが大切です。

転職理由がネガティブ

転職の場合、退職理由を記入することがあります。退職の理由が、人間関係のトラブルや待遇が悪かったからなどネガティブな理由だった場合、たとえ本当のことでも書き方に気をつけることが大切です。

職場への不満を退職理由に挙げてしまうと、入社しても同じように不満を感じたら辞めてしまうのではと思われかねません。同じ理由でも、新しい環境でチャレンジしたかった、というようにポジティブな言葉に変換してみましょう。

熱意が感じられず受け身

テンプレートのような、無難で誰にでも当てはまるような志望動機や自己PRでは、熱意や意欲が伝わりません。そのサロンへの就職を希望しているのは自分一人ではないため、働く意欲が低い人は、選考に勝ち残ることができない可能性が高くなってしまいます。

受け身ではなく、積極的な姿勢や熱意をアピールしましょう。

志望動機が待遇や給料

志望動機として、待遇や給料のよさを全面にだすのは賢いやり方ではありません。働くうえで、待遇や給料は大切なポイントです。しかしそれを全面に出すと、ほかにもっといい待遇のサロンがあればまた転職するのでは、と思われてしまいます。

できれば、コンセプトに共感したことやサロンのこだわりに感銘を受けたなど、違う理由を考えてみましょう。

どの履歴書を使う?履歴書の選び方

履歴書にはいくつかの種類があります。厚生労働省推奨のスタンダードなものから、転職者向けのもの、パート・アルバイト用のものなどがあり、サイズも2種類あるため、どの履歴書を選ぶべきかわからないという方もいるかもしれません。

アイリストの履歴書には、どのタイプの履歴書を選ぶべきなのかを紹介します。

自身の経歴や書きたい内容に合わせて選ぶ

JIS規格(日本産業規格)の履歴書は、厚生労働省が推奨するもっともスタンダードなもの。とはいえこれが正解というわけではなく、あくまでも種類のひとつであるに過ぎません。

転職者向けのものでは、職歴欄が多くとられたものや退職理由を記入する欄がもうけられており、パートやアルバイト用のものは、働く曜日や時間帯が記入できるようになっています。自身の経歴や応募する内容に合わせて選びましょう。

サイズはA4とB5の2種類。どちらのサイズを選んでも問題ありませんが、単純にA4のほうが紙面が大きいため、たくさん書くことができます。

サロンの指定がないか確認しよう

サロンから履歴書の種類を指定されることもあるので、募集要項をよく確認してから準備することが大切です。ビジネスではA4が一般的とされています。

JIS規格指定やサイズ指定があった場合、違う種類やサイズで提出すると、「ルールを守れない人」「人の話を聞かない人」というイメージをもたれてしまい、選考に影響することも考えられるため、注意しましょう。

手書きかPCでの入力、どちらがいい?

手書きの場合、1文字でも間違うと書き直しが必要なので、PCで入力し、印刷しようと考える方もいるでしょう。もちろんサロンから指定がなければ、どちらでも問題ありません。

手書きは人柄が伝わりやすく丁寧な印象を与えられる反面、時間がかかるうえに使いまわしができないというデメリットがあります。PCは修正が簡単でPCスキルのアピールにもなるうえに、ほかのサロンにも使いまわせるというメリットがある反面、事務的な印象を与えてしまいがちです。

手書きだからいい、PCだから不利になるといったことはなく、どちらにもメリットとデメリットがあることを踏まえて、自分に合ったやり方で作成しましょう。

アイリストの履歴書は志望動機と自己PRが重要!基本のマナーを身につけて好印象を与えよう

履歴書は、全体を通して書き方を統一し、すべて正式名称で記入しなければなりません。なかでも、志望動機と自己PRが書類選考を突破するための重要なカギとなります。

自分の強みをサロンの特徴やこだわりとからめて、熱意や入社後の貢献度をアピールすることが大切です。

共通のマナーがあるため、しっかり準備して好印象を与える履歴書を作成し、アイリストとしての就職を成功させましょう。

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