ネイリストの新人研修ではどんなことをするの?ネイリストデビューまでの流れを紹介

ネイリストとして採用されても、基本的にすぐに施術ができるわけではありません。新人の間は、研修を受けながらさまざまなネイリストの仕事を覚えていく必要があります。

そこで、ネイリストの研修ではどんな内容が実施され、施術できるようになるまでにはどれくらいの時間がかかるのかを知りましょう。あわせて、研修期間中の勤務体制や給与などについても解説します。

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ネイリストの新人研修ではどんなことをするの?

ネイリストの卵として入社したら、まずは新人研修が行われます。どんな研修を受けるのか、大きく分けて2つの内容を見ていきましょう。

サロンワークや雑務

まずはサロンで日常的に行う仕事(サロンワーク)や雑務です。具体例としては、下記のような業務があります。

・施術道具の準備・片付け
・店内の掃除・整理整頓
・来店客や電話への対応
・先輩ネイリストのサポート
・予約管理
・カルテ管理 など

オーナーや先輩の指導を受けながら、実際のサロンの業務を身につけていきます。サロンのSNSの更新もスタッフがやっている場合があるので、新人のうちにやり方を教わるかもしれません。

技術研修

ネイリストとしての技術も習得しなければなりません。そのため、技術研修も行われます。具体例は以下の通りです。

・ネイルオフ
・ネイルケア
・ワンカラー
・フレンチネイル
・グラデーション など

まったくの初心者は当然基礎から教わるほか、経験者であってもケアやオフの仕方はサロンによって違う場合もあるため、その職場のやり方を身につけることが必要です。先輩のやり方を見るだけでなく、自分で実践しながら練習を重ねます。

研修からネイリストデビューまでの流れ

つづいては、新人研修からネイリストとしてデビューする(お客様に施術する)までの流れを解説します。

新人研修期間

ネイリストの新人研修の期間は、3~6カ月が一般的ですが、長い場合は1年かかることもあります。明確な下積み期間が設けられていることは少なく、個人のレベルに応じて変わるため、積極的に学び、レベルアップしていくことが大切です。

先輩ネイリストのフォローをしながらオフやケアなどの実務を覚えていき、できるようになった技術から入客していく場合もあります。

新人期間中は、サロンワークと並行して技術を身につけるため、覚えることが多く大変ですが、日に日に上達するとやる気も上がってくるでしょう。

研修の最後に実技テストが行われるサロンも

研修の最後に実技テストが実施され、合格することでネイリストとしてデビューできるサロンもあります。学んだ内容をもとに日々練習を積み、実技テストのスムーズな合格を目指しましょう。

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サロンの規模によっても研修の内容は違う

小規模サロンと大手サロンでは、研修のやり方や内容に違いがあります。どんな点が異なるのか、それぞれの研修内容を見てみましょう。

小規模なサロンの研修

個人経営や少人数制のサロンでは、決まったカリキュラムが用意されていない場合もあり、現場でオーナーや先輩ネイリストが教えるOJT形式の研修が多いです。

比較的柔軟な対応が可能なため、新人のレベルに合わせて指導してもらえたり、先輩に直接質問ができたりすることがメリット。アットホームで働きやすい面もありますが、指導者の力量によって、ネイリストとして身につくスキルに差が出やすくなります。

大手サロンの研修

全国チェーンなどの大手サロンでは、自社専用のトレーニングセンターなどの研修システムが整っている場合が多いです。新入社員たちは一堂に集められ、同期とともに切磋琢磨しながら、用意されたマニュアル通りにサロン業務を身につけていきます。

みんなが同じ内容で進めていくため、ついていくのが大変だったり厳しい指導を受けてつらく感じたりする可能性はありますが、そのぶん実力はスピーディーに身につきやすいです。

研修中の勤務時間や給料は?

ここからは、ネイリストの研修期間中の勤務時間や給料といった労働条件について解説します。

研修中の勤務時間

新人ネイリストは、正規スタッフと同じ勤務時間という場合もあれば、通常の勤務時間後にサロンに残って技術研修を行う時間が設けられている場合も多いです。また、休日を利用して勉強会を行っているサロンもあります。

なお、このような居残り研修や休日の勉強会の時間は、賃金が発生しないことが一般的です。一人前のネイリストになるためには必要な時間なので、しっかり学びを深めましょう。

研修中の給料

研修期間中のネイリストは、まだサロンの売上に貢献できる立場ではないため、給料が低いことも多いです。最低賃金と変わらない場合や、正社員であっても時給制の場合があるので、金銭面が不安な人は入社前にきちんと確認しておきましょう。

研修期間中の賃金が低い状態でも、ある程度耐えられる環境にしておくことが必要です。

研修期間中の給料については面接で確認しよう

採用面接を受けるときに、研修期間中の給料や昇給の条件、研修期間の目安などを確認しましょう。金額や期間を聞いて続けるのが難しいと判断した場合は、仮に入社したとしてもうまくいかないため、素直に伝えることが大切です。

早くネイリストとしてデビューするには

少しでも早く研修期間を終えてお客様に施術したいと思うのは、新人ネイリストとして当然のこと。では、早くネイリストとしてデビューするにはどうすればいいのでしょうか。

自分に合った研修制度のサロンを見つけよう

研修の環境や内容は、前述したように小規模サロンと大手サロンで違いがあるほか、サロンごとにも異なっています。ネイリストひとりひとりの適性によって向き不向きがあるので、自分に合った環境が整っているところへ就職するのがおすすめです。

あらかじめ求人を確認してどのような研修制度があるのかを調べ、自分に適した研修制度があるサロンを見つけるとよいでしょう。下記の求人ページもチェックしてみてください。

【12月版】研修制度あり ネイリスト・ネイルサロンの求人・転職・募集|リジョブ

積極的に勉強する姿勢が重要

ネイリストの研修を受けるときは、以下のように、自らが前向きに勉強するという意識が大切です。

・自分から学んでいく姿勢で研修に臨む
・先輩ネイリストの仕事をよく観察して実践に活かす
・練習はトレーニングハンドではなくなるべく人の手で行う
・雑用なども積極的に行う など

施術に関する業務だけでなく、その他のサロンワークも自発的かつ意欲的に行い、スピーディーなネイリストデビューを実現しましょう。

研修でサロンワークをしっかり身につけてネイリストデビューを目指そう

ネイリストの新人研修では、施術だけでなく掃除や事務作業などの雑務も覚えてこなしていきます。サロンの規模や個々のサロンの環境によって、研修で学べる内容や研修期間の長さ、給与体系なども異なるので、自分に合った職場を見つけることが重要です。

研修では自らすすんで学ぶことを心がけ、サロンワークを着実に身につけて、速やかなネイリストデビューを目指してください。

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