努力を楽しいと思える経験が、大きな成長につながる「SHEA表参道店」正内瀬南さん

2018年に表参道に1号店をオープンし、現在は青山店と学芸大学店と合わせて3店舗展開している「SHEA」。ライフスタイルが豊かになるヘアデザインを提供し、お客さまの一生に寄り添うことを大切にしています。

前編ではスタイリスト兼採用担当をしている正内瀬南さんに、美容師を目指したきっかけや美容学校の選び方、就職したいサロンの決め方などをお聞きしました。

今回、お話を伺ったのは…

「SHEA 表参道店」正内瀬南(まさうち せな)さん

岡山県出身。中学生のころから美容師に憧れており、毎日好きなスタイリングができるよう服装、髪型自由の高校に進学している。その後、大阪のグラムール美容専門学校で技術を学び、2021年4月に第1志望の「SHEA」に入社。現在は「SHEA 表参道店」にてスタイリストとして日々多くのお客さまの理想を叶えている。

インスタグラム

友人からスタイリングを感謝され、憧れの美容師の道へ

高校生のころから髪型自由の学校に入るなど、美容師になるための準備をしてきたという正内さん

――美容師になりたいと思ったきっかけを教えてください。

中学生のころ、初めて美容室で切ってもらった髪型が周りの人からものすごく好評で、自分に自信が持てるようになったからです。それからスタイリングを勉強するようになって、学校に行く時はほぼ毎日のようにセットしていました。体育祭や卒業式などのイベントでは友だちのヘアセットを任されることもあったんです

――美容学生になる前からすでに他人の髪を仕上げていたんですね。

はい。スタイリングをしてあげたらみんな喜んでくれて…。その反応に僕も嬉しくなって、美容師を目指す気持ちがさらに燃えたのを覚えています。

――専門学校に入るまで美容師になりたいという気持ちはブレませんでしたか?

まったくブレませんでした。高校も美容師になることを見越して、少しでも髪に触れられるよう髪型と服装が自由なところを選びました。

――高校生の頃から夢に向かって行動していたんですね。専門学校はどちらへ?

大阪府大阪市にある「グラルーム美容専門学校」へ進学しました。

――決め手はどんなところだったのでしょうか。

生徒がみんなとても真面目そうだったところが魅力的でした。真面目な人が多い環境に身を置けば、自然と向上心が湧いて成長しやすいだろうと考えたんです。岡山だけでなく大阪や東京などあらゆるエリアの学校をたくさん調べ、見学してまわり、グラルーム美容専門学校に決めました

校内コンテストで5回優勝。勝因は先生のいうことを聞かないこと!?

あえて先生に教わった技術をそのまま使わず、より良いやり方を模索していたという

――美容学生時代はどのように過ごしていましたか。

月に1回学校内で仕上がりの綺麗さを競うコンテストがある学校だったので、そこで優勝が狙えるように朝から晩まで学校や家で練習する毎日でした。真面目な生徒が多かったので競争も激しくて、負けないよう食らいついていくのに必死だったんです。

――正内さんのコンテストでの結果はいかがだったのでしょうか。

2年間で優勝したのが5回、準優勝が3回でした。

――素晴らしい成績ですね。勝ち抜くためにどのように技術を磨いていたのでしょうか?

他人より練習すれば上手くなるだろうと思っていたので、ひたすら数を重ねていました。当時、学生寮で暮らしていて通学時間はほぼ0分だったので、通いの人に比べて時間をとりやすかったのも成績に影響していると思います。

――数を重ねるなかで工夫していたことはありますか。

先生からしたら良い生徒とは言えないかもしれませんが(笑)、教わった通りにそのままやるのではなく、練習のたびにやり方を一部変えて、より良い仕上がりを模索していました

例えば、前回は髪を濡らした状態でセットして仕上がりが70点だったので、今回は髪を乾かした状態でセットしてみるなど、仕上がりを比べてよかったほうを自分の技術として採用していくように意識していました。

――学生時代に経験しておいて良かったことは何ですか。

コンテストに毎月参加する経験を通して他人より努力し、時間をかければ上手くなれると気付けたことです。学生時代にそのような経験ができたことで、入社後もデビューに向けての努力を、楽しんで重ねられました。そのように思えると、成長の幅は大きく広がると感じています

――デビューに向けてどのような努力をしたのでしょうか。

スタイリストになった今も続けていますが、休日は基本的にどこかへ遊びに行かず、セミナーを受講したり、作品撮りをしたりと技術につながるようなことをしています。負けず嫌いな性格もあり、美容業界にいる同年代の美容師に負けたくない一心で休日も技術向上に努めていますね。学生時代にコンテストが頻繁になかったら、今ほどの努力はできていないんじゃないかと思います。

――学生時代に取り組んでおくべきことは?

僕のように、努力を楽しいと思えるようになっておくといいかもしれません。美容の技術は練習のなかで仕上がりが良くなるプロセスを理解していくのが楽しいんです。入社後はカラー、シャンプー、カットと実践的な技術を繰り返し覚える日々が続くので挫折しないためにも練習のなかに楽しさを見出すのをおすすめします

SNSでサロンを細かく調べ、一生寄り添える美容師を目指して「SHEA」に

もともとはメンズ特化の美容師を考えていたが、サロン探しの最中に目標の美容師像が変わったそう

――「SHEA」を選んだ理由を教えてください。

僕の目標は、生涯任せてもらえる美容師になることです。「SHEA」は生涯顧客を大切にしていて、老若男女さまざまな方に合ったカットやカラーなどを高いレベルで提供しているので、年齢に限りなく対応できる美容師を目指す僕にはマッチしていると感じました。

――顧客を大切にしているサロン候補は他にもあったと思いますが、そのなかでも「SHEA」に絞った理由は?

オーナーだけでなく、サロン全体で外部の仕事を多く受けていたことが個人的に魅力だと思ったんです。地元・岡山の人たちにも活躍しているところを見せたいという気持ちがあったので、業界誌やセミナーなどの仕事もできるのが理想でした。

SNSでスタッフさんの仕事を調べていると「SHEA」はオーナーだけが活躍しているわけではなくスタッフさんもサロン以外の環境で活躍されていることが分かり「僕にぴったりだ!」と思いました。現在僕も外部の仕事ができているので、サロン選びの時にスタッフのSNSまで細かく調べたのは正解だったなと感じています。


正内さんが満足度の高い就活をできた3つのポイント

1.学生時代に誰よりも努力を楽しんで、確かな技術を身につけた

2.SNSでサロンだけでなくスタッフの情報も徹底的に調べた

3.妥協しないで目標の美容師像に合うサロンに応募した

後編では「SHEA」への入社を決めた理由や実際の試験の様子、採用試験のアドバイスなどを伺います。

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Salon Data

SHEA 表参道店
住所:東京都渋谷区神宮前5-46-16イルチェントロセレーノ2F
電話:03-6450-6985
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