美容師としての目標設定をベースに、納得のいくサロンに入社「Leverage白金」山岡茉由さん
日本だけでなくニューヨークにも店舗を展開し、品のある海外スタイルを得意とするサロン「Leverage」。2021年にオープンしたばかりの「Leverage白金」で入社5年目にしてトップスタイリストとして活躍しているのが山岡茉由さんです。
中学生のころにファッション誌を読み、ヘアスタイルに興味を持ったことから美容師になりたいと考えるようになった山岡さん。高校生のころはダンスの仕事をしていたため進路に悩んだそうですが、手に職をつけたいという思いから美容師になることを決意したといいます。就活は専門学校生1年生の早い時期からはじめ、海外で活躍する美容師になりたいという目標とマッチした「Leverage」に応募しました。
また、採用試験はなかったそうでお客さまとして訪れたときに店長と話すなかでスカウトされ、別日に社長と面談、その結果採用となったそうです。面談の様子はどうだったのか？意識したことはあったのか？振り返っていただきました。
今回、お話を伺ったのは…
「Leverage白金」スタイリスト・山岡茉由さん
埼玉県出身。中学生のころから美容師に憧れ、高校卒業後「住田美容専門学校」に進学。その後、2019年に「Leverage」に入社となる。現在は「Leverage白金」で活躍していて入社5年目。将来は海外のサロンで働きたいと考えており、その目標に向かって日夜、技術力の向上に励んでいる。
学生時代はダンサーと美容師の勉強を両立。アドバイスは頻繁にもらって効率を意識
ダンスと美容師になるための勉強を両立するために、学生時代は効率的な技術の磨き方をしていたという山岡さん
――美容師を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
中学生のころにファッション誌を読んでいてヘアスタイルに興味を持ったのが美容師を目指そうと思ったきっかけです。学生時代には、友達に頼まれて髪を切ってあげたりしたことを覚えています。
――中学生のころから憧れていたんですね。
そうですね。ただ、高校生で進路を考えるとき美容師を目指そうか悩んだ時期がありました。実は当時、昔から習っていたダンスが仕事になり始めていたんです。ダンスも好きだったのでその道も考えましたが、昔からの憧れと手に職をつけたいという考えから美容師になることを決意しました。
――ダンスのお仕事はその後どうしたのでしょうか？
美容師を目指すとしても辞めたくはなかったので、専門学校に通いつつダンスのレッスンや仕事も並行して取り組んでいました。そのため学生時代は忙しく、朝早くから学校に行って朝練、授業、放課後練習、その後ダンスレッスンというスケジュールで2年間過ごしていました。
――両立は大変だったのでは？
大変だったのは国家試験の時期くらいですね。その時はダンスの時間を少し調整して乗り越えていました。時間がない中でも技術をしっかりと習得できたのは、効率的な練習を意識していたからかもしれません。
――具体的にどういった練習を？。
作ったヘアデザインを先生に逐一見てもらうようにしていました。私の通っていた「住田美容専門学校」は少人数制で生徒1人ひとりに先生が手厚く指導してくれる学校だったので頻繁に質問したり、アドバイスを聞けたりしたんです。間違って技術を覚えてしまうとタイムロスになってしまうので、先生に技術を逐一見てもらいながら練習するのが効率的な成長につながっていたと思います。
ニューヨークで活躍することが目標に。実現できるサロン選び
日本だけでなくニューヨークにも店舗を構える「Leverage」。店内には上品な空間が広がっている
――「Leverage」を就職先に選んだ理由は？
私の目標は、ニューヨークで活躍する美容師になることです。「Leverage」は日本だけでなくニューヨークにも店舗があるサロンだったので、目標を実現しやすいと思い選びました。
――日本とニューヨークに店舗を持つサロンは他にもあったのでは？
ありました。ただ、学生時代のニューヨーク研修で現地の美容師に聞いた「ニューヨークに来るとしても日本で5年は勉強したほうがいい」という言葉と同じことを言ってくださったのが「Leverage」だけだったんです。他のサロンでは「すぐにニューヨークに行けるよ」と言われたんですけど、現地の人の声を聞いていたので時間をかけられる「Leverage」への応募を決めました。
――なぜ時間のかかる道を選んだのですか。
「日本人特有のお客さまを大切にする思いというのは海外では重宝されるもの」と現地の美容師にアドバイスしてもらったんです。私は海外で「活躍する」ことが目標なので、急がずにアドバイス通り日本でしっかり強みを得てから、ニューヨークで働いた方がいいと思い時間のかかる道を選びました。
やる気と行動力で掴んだ採用。試験では基本を大切に
サロンに足を運んだときに店長に自分が専門学生でどういう美容師を目指しているかを話した結果、スカウトされたそう
――採用試験はどのような内容でしたか？
試験らしい試験はなかったんです。「Leverage」への入社を考えているときに、お客として髪を切りに行ったんです。担当してくれた店長に「海外で活躍する美容師になりたい」「海外スタイルを学びたい」など自分がどういう美容師になりたいのかを話したら、スカウトしてくださって！すごく驚きました！そして、別日に社長と面談することになりその結果、採用をいただきました。
――なるほど。社長さんとの面談がある意味、試験みたいな感じだったんですね。
そうですね。お誘いいただいたとはいえ、社長との面談次第では不採用になるかもしれないと思っていたので、ものすごく緊張していたのを覚えています。当日はどのように働いていきたいか、どうして入社したいと思ったのかなどを聞かれたのですが、良い印象を与えられるように目を見てハキハキと答えるなど基本的なことを意識していました。また、事前に質問に対する答えは準備して臨んだのを覚えています。
――振り返ってみて、ご自身の何が店長さんの目を惹いたと思いますか？
私は専門学校1年生の3学期のうちからサロン探しを行っていたんですが、入社を誘われたときに店長に「早い段階から行動しているから、やる気があるね」と言われたんです。おそらく私のやる気と行動力が店長の「採用したい」という気持ちにつながったんじゃないかと思います。
山岡さんが納得のいく就活をできた3つのポイント
1.専門学校1年生の早い時期からサロン探しを始めていた
2.自分の目標を明確に描いて、あえて実現に時間のかかるサロンを選んだ
3.採用試験ではやる気と行動力を見せて社長の心を掴んだ
後編では、山岡さんが採用を受けてから入社までに行った準備や入社後に感じたことについて伺います。入社してすぐのころは想像よりもうまく仕事ができず、悩んだという山岡さん、果たしてその辛い時期をどのように脱却したのでしょうか。後編もぜひご覧ください！
Salon Data
住所：東京都港区白金台5-18-18 Barbizon18 2F
電話：03-6456-2450
