理想の働き方をベースにしたサロン選びで、ギャップのない美容師生活「Leverage白金」山岡茉由さん

日本だけでなくニューヨークにも店舗を展開し、品のある海外スタイルを得意とするサロン「Leverage」。2021年にオープンしたばかりの「Leverage白金」で入社5年目にしてトップスタイリストとして活躍しているのが山岡茉由さんです。前編ではなぜ「Leverage」に入社しようと思ったのか、採用までの流れを伺いました。

後編では、山岡さんが採用を受けてから入社までに行った準備や入社後に感じたことについて伺います。入社してすぐのころは想像よりもうまく仕事ができず、悩んだという山岡さん。果たしてその辛い時期をどのように脱却したのでしょうか?振り返っていただきました。

今回、お話を伺ったのは…
「Leverage白金」スタイリスト・山岡茉由さん

埼玉県出身。中学生のころから美容師に憧れ、高校卒業後「住田美容専門学校」に進学。その後、2019年に「Leverage」に入社となる。現在は「Leverage白金」で活躍していて入社5年目。将来は海外のサロンで働きたいと考えており、その目標に向かって日夜励んでいる。

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美容師像を明確にすることがスムーズなサロン探しにつながる

給料、休日、美容師像など自分がどんな働き方をしたいかが明確になるとサロンは簡単に見つかるそう

――就活に向けて学生時代にやっておくべきことを教えてください。

私のように、どのような美容師像を目指しているかを明確化しておくといいかもしれないです。将来的にニューヨークで働きたいならそれが実現しやすいサロン、カット技術が高い美容師になりたいのであればカットが得意なサロン、というように働き方を決めておくとサロン選びもスムーズに進むと思います。また、入社したときのギャップも生まれづらくなるのでおすすめです

――どうすれば自分が理想とする美容師像は見つけられるのでしょうか?

働く上で自分が何を重視したいのかを決めれば理想の美容師像は自然と見つかると思います。まず、給料、休日、通勤時間、労働時間などどんな要素でもいいので、譲れないものを決めてみてください。次に、その条件で働いている美容師をSNSなどで調べます。そして、その方が働くサロンに足を運んでみて、どのようにすればその方と同じ美容師像をかなえられるのか、を聞いてみてください。そうすれば、理想の美容師像をつかめると同時に実現する方法も知れるのではないでしょうか。

入社までに学んだ礼儀で、お客さまとのコミュニケーションも円滑に

入社まで約1年あったという山岡さん、入社までにシャンプーと礼儀を学んだという

――採用が決まったのはいつ頃でしょうか。

専門学校1年生の終わり頃には決まっていました。同じ学校に通う学生と比べても早い方だったと思います。

――入社までにかなりの時間があったと思うのですが、何か準備していたことは?

入社してすぐに活躍できるように、サロンでシャンプーレッスンを受けていましたね。あとは社会人としての礼儀を指導してもらったことを覚えています。

――具体的にはどのような指導を?

シャンプーレッスンの前後は担当の方に「今日はよろしくお願いします」、「ありがとうございました」など丁寧に連絡するなど社会人として当たり前の礼儀を教えてもらいました。

もともと通っていた専門学校が礼儀を大切にしていて、挨拶の指導も頻繁にあったんです。作法にはある程度自信があったのですが、入社前の期間でさらに成長したと思います。礼儀は社会人としても大切ですが、お客さまとのコミュニケーションにも活きるので事前に身につけておいたほうがいいかもしれません

「できなくて当たり前」をモットーにして乗り越えたアシスタント時代

落ち込むことが多かった新人時代、できなくて当たり前という言葉で心境が変わったという山岡さん

――入社してみて感じたことをお聞かせください。

シャンプー中の会話などお客さまの対応の仕方が難しくて、すごく悩みました。学生時代に自分なりに準備してきたつもりだったのですが、実際働いてみたらミスが多かったり、お客さまを困らせてしまったりしたんです。入社したばかりの期間は「過信してたのかな」と焦ったり、自分を追い詰めていたりしたような気がします。

――そんな時期があったんですね。

そうですね。ただ、落ち込んでいた時期に先輩から「どんなに準備をしていても学生から社会人になってギャップが生まれるのは当たり前だから、気にしなくて大丈夫だよ」と言っていただいて心境が変わったんです。さらに、「はじめはできなくて当たり前だから、これからできるように頑張ればいいんだよ」と話してくれて、自信を取り戻せたのを覚えています。その結果、焦らずに落ち着いてお客さまを対応できるようになりました。

――最後に、いま美容学生の方へアドバイスをお願いします。

私のように学生時代の経験を過信せずに、アシスタント時代は過ごしてください。美容学校で習ったすべてが活かせるとは限りません。ギャップを感じて落ち込まないために「ゼロからのスタート」というモチベーションで望むのがいいかなと思います

また、学生時代もアシスタント時代もわからないことがあったらすぐ誰かに聞くことを意識するといいかもしれません。接客でなおしたほうがいいところはどこか、技術をどうしたら上がるか、どんなことでもいいので聞いてみるのが大切です。


山岡さんが教える入社後に活躍するための3つのアドバイス

1.ギャップを感じないよう、働き方も見据えてサロンを選ぶ

2.礼儀を大切にして、スタッフやお客さんと上手くコミュニケーションをとる

3.学生時代の経験を過信せず、ゼロからのスタートという意識で働く

ダンスと並行して学校に通っていたり、早い段階で将来的なビジョンを決めていたりと器用な印象の山岡さん。入社5年目にしてトップスタイリストに到達してしまうカリスマ性が伺えるインタビューとなりました。これから美容業界を目指す人はぜひ参考にしてみてください。

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Salon Data

Leverage白金
住所:東京都港区白金台5-18-18 Barbizon18 2F
電話:03-6456-2450
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