お客さまが思い描くイメージを100%大切にする『aRietta azabu』
麻布十番駅から徒歩5分、商店街の中心地にある『aRietta azabu(アリエッタ・アザブ)』。同サロンは経済的に余裕のある地元のお客さまの期待に応え、高い人気を誇っています。後編の今回は代表の村上竜也さんに、お客さまの客層やスタッフの教育方法、今後のビジョンについてうかがいました。
経済的に余裕のあるお客さまが多い、麻布十番というエリア
――お客さまにはどのような方が多いですか?
「オープンしたのは2017年10月ですが、かなり手応えを感じています。想定通り、近所のお客さまが新規で数多くお越しになりました。その結果、スタッフの頑張りもあって2017年12月の売上目標はクリアできました。お客さまの内訳は学生の方はほとんどおらず、どちらかというと主婦でもバリバリ働いている方、夫が会社を経営されている奥さま方、それから女性経営者の方が非常に多い印象ですね」
『お客さまがイメージする100%のスタイリング』に、どこまでも近づけたい
――お客さまからはどのような感想が多いですか?
「感想として多いのは、まず、このお店に入ったときの雰囲気についてですね。『開放感があって、スタイリッシュで、すごくいいですね』という声はよく聞きます。それから技術的な感想では、『今まで他のお店でうまくいかなかったスタイリングが、ここに来たらうまくいくようになった』という声も聞きます。
このように言っていただける第一の理由はカットの技術だと思いますが、施術前のカウンセリングに力を入れている点も評価されているのかもしれません。お客さまのお話を伺っていると、以前のお店はそのお客さまが本当にしたい形を組み取れないままスタートしてしまったのかな、という事例が非常に多く見受けられます。当サロンではとくに初めての方にはしっかり時間をかけて、これまでどうだったか、これからどうしたいのかという理想や悩みについてお話をさせていただいています。不安を感じている方には、15分から20分以上の時間をかけることもあります。そうして安心感を抱いていただいてから施術を始めるので、今までとは違う印象を持っていただけるのかもしれません」
スタッフを成長させる『責任の分担』と『統一された基準』
――スタッフの教育について、どんな工夫をされていますか?
「サロンのオープン当初は私がひとりで教育をしていましたが、今はスタッフに成長してほしい、勉強してほしいということで、『カット』『ブロー』『カラー』といったジャンルごとに教育責任者を立てています。そしてマニュアルや試験の合格基準なども責任を持って作ってもらう形にしています。もちろん全員が全部をマスターできるようにしたいので、合格基準やマニュアルの内容は全員で共有して進めています。
最近の若いスタッフはとても素直で、『ひとつの答え』が決まっていないと成長が遅れてしまう傾向がありますから、『誰が教えても同じ』という基準がやはり必要です。だから全員が目を通して、これで行くと決めた資料がマニュアルとして残るわけです。それにプラスして自分のオリジナルのテクニックについては、営業中に見て盗む、という風に伝わればいいなと思っています」
将来的には、あえて激戦区を狙って新規出店したい
――今後のビジョンについて教えてください。
「まずは始まったばかりのこのお店をしっかりと成功させること、それから母体の銀座の店の売上も成長させていくことですね。また横浜や仙台、海外では台湾など将来的に出店したい地域がいくつかあります。その出店もしっかりリサーチした上で、実現させたいと思っています。
また美容師は定年のない仕事ではありますが、この会社を生涯働ける会社にしていきたいと考えています。たとえばがんばってくれたスタッフには、経営者としてそのお店を任せるというような制度を設けるのが理想ですね」
Salon Data
aRietta azabu(アリエッタ・アザブ)
住所:106-0045 東京都港区麻布十番2-3-6 FLEG麻布十番primo 7,8F
TEL:03-6435-3970
http://www.arietta-hair.jp/
『地域密着』という言葉どおり、地元のお客さまの心をつかむ『aRietta azabu』>>