3年目にしてアレンジ入客数1位！入社前に磨いた技術が武器に「FORTE銀座」岡田玲奈さん
東京、横浜、名古屋、静岡で展開している大手ヘアサロン「FORTE」。現在「FORTE銀座」でスタイリストとして活躍しているのが、入社3年目の岡田玲奈さんです。前編では、美容師を目指そうと思ったきっかけや採用試験の内容を詳しく伺いました。
後編では、岡田さんが採用を知ったときの様子や入社前に行った準備についてお聞きします。ヘアアレンジの技術を磨き、アレンジの幅を広げていたという岡田さん。その経験を生かして現在では「FORTE銀座」ヘアアレンジ入客のトップを飾っているそうです。また、就活を通して得たことや学んだことなども振り返っていただきました。
今回、お話を伺ったのは…
「FORTE銀座」スタイリスト・岡田玲奈さん
埼玉県出身。子どものころから美容師に憧れ、高校卒業後に山野美容専門学校に入学。その後、2021年4月に「FORTE」に入社し、現在3年目。スタイリストとして、お客さまの人生に華を与えられるような施術を心がけ、日々励んでいる。
第一印象が大切。リングライトでキラキラしたルックスに
岡田さんが入社した「FORTE」。ヘアサロンのほか、ネイルやエステも展開している
――1次試験はオンライン面接だったようですね。とくに工夫したことはありますか。
ルックスを綺麗に見せる工夫をしましたね。面接では、美容師として働いている姿を想像させることが大切だと思っています。私にとって美容師はキラキラしていておしゃれなイメージだったので、白壁をバックにリングライトを使って肌や雰囲気が綺麗に見えるようにしていました。また、ハウリング防止の工夫をして面接がスムーズに進むようにしたのを覚えています。
――良い第一印象を与えられそうですね。採用を知ったときはどんな気持ちでしたか？
採用を知った時は喜びよりも驚きを感じましたね。というのも、別室での授業から教室に帰ってきたら黒板に私の採用の通知書が貼ってあったんです。
そこで私は採用を知って。どうやら先生がクラスで最初の内定ということで、興奮して張り出したそうなんです。クラスの皆と一緒に内定を知る形だったので、驚きと恥ずかしさしか感じませんでした（笑）。
――そんなことがあったのですね（笑）。岡田さんと先生の仲の良さが伝わってきます。
それから数日かけて、徐々に合格の実感と安心感が湧いてきましたね。「FORTE」の試験を受けると決めてからは、滑り止めのサロンも考えていなかったので、内定を知るまで「落ちたらどうしよう」という不安がずっとあったんです。振り返ってみると、「FORTE」1社に絞って崖っぷちの状況を作ったことが、試験に向けてのモチベーションにつながっていたのかもしれません。
SNSに力を入れ、入社前から知名度を獲得
専攻を取るほど好きだったという岡田さんのヘアアレンジ集
――入社前に行った準備はありましたか？
SNSに力を入れることを会社から勧められました。美容師には、人気商売的な側面があるので、入社してすぐ活躍するためにはSNSのフォロワー数が重要になってきます。ブランディングや投稿頻度を意識しながら、入社までの数ヶ月間はSNS活動に励みましたね。
具体的には、ブラウン、ベージュ、ホワイトといった淡色が好きだったので投稿の雰囲気を淡色に統一して「美容学生の1日」といったリールやヘアアレンジを投稿していました。数ヶ月で100人以上フォロワーが増えたのを覚えています！
あとは、ヘアアレンジの幅を広げていましたね。もともと専攻を受けるほど好きだったのですが、タイトなものやふわっとしたものなどバリエーションをさらに増やしておけば、対応できる幅が広がるんじゃないかと思ったんです。実際、結婚式に参列する方や、イベントに参加される方のヘアアレンジ需要はとても高く、今では「FORTE銀座」のアレンジ入客数1位になっています。
――学生時代の努力がそのまま今につながっているんですね。では、入社してみてギャップなどは感じましたか？
スタッフが多いことの大変さは感じました。1、2年目は開店前や後に練習をすることがほとんどなのですが、そこで同期スタッフが多いため先輩の取り合いになってしまい、マンツーマンで指導してもらうことが難しかったです。積極性が試されているような気がして、埋もれないように必死に声かけを行っていました。
学生時代に取り組むことすべてが、就活につながる
岡田さんが採用試験を受けたのはコロナ禍。突然のオンライン面接に戸惑った経験から計画性の大切さを学んだそう
――就活を通して感じたことや学んだことは何でしょうか。
自分をもっと知ろうと思いました。友人との面接練習で「短所を教えてください」と聞かれた時、言葉に詰まってしまったんです。
なんとか絞り出して答えたのですが、それを聞いた友人に「そんなことないよ」と言われて、自己理解ができていないことに気づきました。自分のことは自分が一番わかっていると思いがちですが、意外とそれは間違っているのかもしれません。周りの人に聞いてみると、自分を知ることができると思います。
あとは、計画性の大切さを学びました。もともと面接は1次から対面で行う予定だったのですが、急遽オンラインになって凄く慌てたんです。万が一を想定したうえで行動していれば慌てることはなかったと思うので、今後の仕事では何が起こっても柔軟に対応できるような計画性を持って仕事していきたいと思っています。
――最後に、これから就活に挑む方へのアドバイスをお願いします。
就活は、武器の数だけ有利に進めることができるので、自分の武器にできそうなことはなるべくたくさん学生時代に取り組んでおくといいかもしれません。私は資格をとったり、SNSに力を入れていたりしましたが、身につけたことは入社後にも活かせるので時間があるうちに取り組んでおくといいと思います。
岡田さんが入社後すぐに活躍できた3つのポイント
1.学生時代にヘアアレンジを極め、需要を高めた
2.会社のアドバイスをもとにSNSに力を入れ、入社前から認知度を高めていた
3.多数のスタッフの中で埋もれないよう積極的に先輩にアドバイスを求めた
質問に対して、圧倒されるほどの勢いで次々と答えてくださった岡田さん。その積極的で大胆な性格があるからこそ、「FORTE」との出合いを引き寄せ、採用試験を突破できたのだと感じました。就活を控えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
Salon Data
住所：東京都中央区銀座4-6-11 銀座センタービル8F
電話：03-6228-7480
