【見本あり】柔道整復師の職務経歴書!基本的な書き方やポイント・求められるスキル・記入すべき項目を紹介
柔道整復師が転職活動をする際、必要となることがある職務経歴書。自身のキャリアを伝えるための書類で、中途採用では重要視される傾向にあります。
そのため、志望先の採用を勝ち取るには、基本的なポイントをおさえたうえで、読み進めてもらうための工夫が必要です。
そこでこの記事では、柔道整復師の職務経歴書について、基本的な書き方から、より魅力的なものに仕上げるための詳しくポイントを紹介します。
柔道整復師に求められるスキルや記入すべき項目とあわせて、見本も掲載していますので、作成するときの参考にしてください。
職務経歴書とは?履歴書との違い

職務経歴書とは、転職希望者が次の転職希望先に出す応募書類のひとつで、これまでの職歴に特化した内容をまとめたものです。自身のキャリアやスキルをアピールする役割も果たします。記入するのは、これまで働いていた職場の情報や、担当した職務・実績などです。
一方履歴書は、名前・住所・連絡先・学歴・資格などといったプロフィールを伝える書類です。履歴書には大まかなフォーマットがありますが、職務経歴書の書き方は人それぞれで、自由度が高いため、ポイントをおさえておく必要があります。
柔道整復師の職務経歴書の基本的な書き方

まずおさえておきたいのが、職務経歴書の基本的な書き方です。ここでは、柔道整復師の職務経歴書の基本的な書き方について紹介します。
用紙はA4サイズ・縦向き・横書きで1~2枚
記入する用紙はA4サイズで、縦向きにして横書きで記載するのが基本です。記入する項目はのちほど詳しく紹介しますが、極端に長かったり短かったりすると最後まで読んでもらえない可能性があるため、1~2枚におさめましょう。
修正しやすいPC作成がおすすめ
手書き作成の場合、間違えてしまうと用紙を取り換えて最初からやり直さなければなりません。そのため、記入方法に指定がなければPCでの作成をおすすめします。
加筆・修正がしやすく、字を書くことに苦手意識がある人でも安心です。要点をおさえて簡潔にまとめることを意識しましょう。
書き方の種類は編年式とキャリア式
職歴を書く方法は、編年式とキャリア式の2種類です。編年式は、入社した時系列に合わせて職場単位で職歴を記載します。転職回数が少ない人や、社会人になって歴が浅い人向けです。履歴書と記載する順番が同じで、見やすいというメリットもあります。
キャリア式は、担当した職務やプロジェクト単位で、キャリアやスキルを記載する方法です。転職回数が多い人やさまざまな職種の仕事を経験した人が、自身のスキルをアピールするのに適しています。
柔道整復師の場合は、編年式がおすすめです。
より魅力的な職務経歴書に仕上げるためのポイント

基本的な書き方をおさえたうえで、採用担当者の興味を惹くにはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、より魅力的な職務経歴書に仕上げるためのポイントを紹介します。
応募先にマッチした自己PRを記載する
職務経歴書の最後に、自己PRを記載します。自己PRは、応募先がどういった人材を求めているかを把握したうえで、それにあてはまる内容を伝えることが大切です。応募先とマッチしないスキルをアピールしても、残念ながらいい評価にはつながりません。
具体的には、前職で培ったスキルのなかから、応募先が求めるスキルや人物像にマッチするものを選び、スキルが活きた事例を挙げます。そして、そのスキルを活用してどのように貢献したいかを述べましょう。
実際の事例を挙げることで説得力が増し、どのように貢献したいかを述べることで入社意欲を伝えられます。
見出し・改行・箇条書き・表などで見やすさと読みやすさを意識
採用担当者に最後まで読み進めてもらうため、見やすさ・読みやすさを意識しましょう。項目ごとに見出しをつけ、罫線や表なども活用するとすっきりまとまります。文章を記入する際は、一文が長すぎないように注意しながら適宜改行しましょう。
職務を複数挙げる場合は、箇条書きが見やすいです。
柔道整復師に求められるスキル

求められるスキルは職場によって異なりますが、ここでは柔道整復師の仕事をするうえで必要なスキルを紹介します。自己PRを作成するときの参考にしてください。
施術に必要な知識や技術
柔道整復師として、骨格・筋肉など身体の構造を理解していることはもちろん、ケガの知識や整復・固定の技術も欠かすことができません。捻挫・打撲・脱臼・骨折の応急処置や、早期回復を目指す療法など、さまざまなスキルが必要です。
コミュニケーション能力
患者の状態を正確に把握し、回復に向けてサポートするためには、コミュニケーション能力が必須。患者に寄り添い、話をよく聞くことが大切です。
患者の説明から痛みや症状を汲み取るだけでなく、うまく説明できない人の症状も対話のなかから引き出す必要があります。
また、症状や治療方法について、正しく・わかりやすく伝えて同意を得なければなりません。さらに、ほかのスタッフと連携が取れるような円滑なコミュニケーションが求められます。
こういった高いコミュニケーション能力を備えてこそ、知識や技術を活かした適切な治療を行えるでしょう。
リーダーシップ|転職者の場合
中途採用を実施するところは、即戦力を求めているケースが多く、組織全体のパフォーマンスや、提供するサービスの質の向上を目指していることも少なくありません。
そのため、若手の育成や、組織体制を整備できるようなリーダーシップが発揮できる人は評価されやすい傾向にあります。
転職希望者のなかで、教育担当を任された経験がある人や役職に就いた経験がある人は、職務経歴書でしっかりとアピールするとよいでしょう。
柔道整復師の職務経歴書に記入すべき項目

柔道整復師の職務経歴書に記入すべき項目を、編年式で紹介します。記入する際の注意点もお伝えしますので、作成時の参考にしてください。
タイトル
「職務経歴書」をタイトルとして、書面最上部の中央に記載します。ほかの見出しよりも大きめのサイズにしましょう。
日付・氏名
日付と氏名はタイトルの右下に配置します。年号は、西暦・和暦どちらでも構いません。ただし、全体で統一しましょう。日付は、郵送日(ポストに投函する日)を記載します。面接日に持参する場合は、面接の日付を記入してください。
職務要約
職務要約は、以降で詳細を示す職務経歴をまとめたものです。具体的な数値や実績を交えて、担当した業務や自身の取り組みなど、とくにアピールしたいことを正確に伝えましょう。300字以内が目安です。
職務経歴
職務経歴は、職場の概要・職場での自身の情報・担当した業務・実績や取り組みを記載します。罫線や見出し・改行を使って項目を分けると見やすいです。
職場の概要 |
社名(正式名称)・従業員数・売上高・資本金・事業内容・施術台の数・1日あたりの来院数など |
職場での自身の情報 |
入社年月日・在籍期間・役職・雇用形態など |
担当した業務 |
施術内容・その他の業務 |
実績や取り組み |
受賞歴・1日あたり/1カ月あたりの担当者数・目標達成率・若手育成人数など |
担当した業務は、細かい業務まで漏れなく記載することで、幅広いスキルが備わっていることをアピールできます。
実績や取り組みは、具体的な数値を書きましょう。
保有資格
保有資格は取得順に、取得年月とあわせて正式名称で記載します。履歴書のように表で示すと見やすいでしょう。あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師・救急救命士・スポーツトレーナーなど、柔道整復師と親和性のある資格がアピールには有効です。
自己PR
前述したように、応募先とマッチする自身の強みをアピールします。職務内容や実績に書ききれなかった具体的なエピソードを補足すると、より説得力を持たせることができるでしょう。数値を示すとなおよいです。
スキルを身につけるための工夫や仕事に対する姿勢などを振り返って、簡潔にまとめてください。
そして最後は、応募先と自身がマッチしていることや、「ここで働きたい」という熱意をアピールするために、スキルを活かしてどのように貢献したいかを伝えましょう。
【見本】柔道整復師の職務経歴書

職 務 経 歴 書
2025年×月×日現在
氏名 〇〇 〇〇
■職務要約
○○大学卒業後、○○整骨院で×年間柔道整復師として従事しています。整復・固定の施術だけでなく、早期回復・再発防止を目指した運動療法や日常生活指導に力を入れ、患者満足度は×%です。また、社内育成にも尽力しており、若手育成の研修プログラムや、実習受け入れ体制の整備も担当し、新卒採用者の3年以内の離職率は×%に留まっています。
■職務経歴
20××年×月~現在 〇〇整骨院 (在籍期間:×年×カ月) | |
事業内容:整骨院の運営 | |
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【業務内容】 ・カウンセリング(問診・視診・触診) | |
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【実績】 ・外傷治療1日あたり×人 |
■保有資格
【資格】
取得年月 |
資格名 |
20××年×月 |
柔道整復師免許 |
20××年×月 |
はり師免許 |
20××年×月 |
きゅう師免許 |
■自己PR
患者の早期回復・再発防止に役立つ適切な療法を行うことを信念に、×年間従事しています。高齢者やスポーツ外傷は再発する患者が多く、日々のケアが重要であるため、個別で資料を作成し、トレーニングやケアの助言を実施していました。おかげさまで、対応した患者の満足度は×%を維持しています。
また、早期回復・再発防止に取り組めるスタッフの育成を目的に、新人・若手スタッフ研修の企画を行い、月に1回運動療法や物理療法の施術・再発防止のケア方法などの研修を実施しています。研修を通じて若手との密なコミュニケーションが取れるようになり、普段から相談に乗る機会も増えたため、離職率の低下にもつながりました。
実習生の対応業務も任され、入社するスタッフのほとんどが自院で実習を受けた人です。実習に取り組む姿勢もよく、私が作成したプログラムに好評を得ています。
貴院は患者の利益を第一にしていることから、早期回復・再発防止に役立つ日々のケアへの助言と、それを実施できるスタッフの育成に尽力したい所存です。
以上
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職務経歴書は、履歴書のようなフォーマットがない分、見やすさや読みやすさを意識して簡潔にまとめることが大切です。職務経歴書は、自身のスキルやキャリアをアピールする重要な役割を果たすため、具体的な数値を用いて伝えましょう。
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