美容部員は年を取ったら働けない? 長く活躍するためのポイントとは

美容部員という仕事にあこがれる人のなかには、年を取ったら働けなくなるのではと心配な人もいるのではないでしょうか。せっかくあこがれの職業に就くのなら、年齢を重ねても働き続けたいことでしょう。

そこで、美容部員が働くにあたって年齢制限はあるのか、少しでも長く現役で仕事をするにはどうすればいいのかを解説します。また、女性が多い職業のため、ライフステージに応じた働き方もチェックしましょう。

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美容部員は年を取ったら働けない? 年齢制限はある?

雇用対策法という法律の改正により、年齢制限を設けた求人募集は原則禁止されました。そのため、美容部員という職業にも、基本的には年齢制限はありません。ただし、例外があるので見ていきましょう。

引用元
募集・採用における年齢制限禁止について |厚生労働省
労働者の募集及び採用について年齢にかかわりなく均等な機会を与えることについて事業主が適切に対処するための指針|厚生労働省

企業側が長期雇用でキャリア形成を求めている場合

上述した「労働者の募集及び採用について年齢にかかわりなく均等な機会を与えることについて事業主が適切に対処するための指針」(以下「指針」)の3.①によると、長期雇用でキャリア形成できる人材を求めている場合は、年齢制限が設けられても違反にはならないとされています。

そのため、化粧品ブランドやメーカーなどの美容部員の雇用元が、長期にわたって人材育成するために、たとえば新卒を対象に募集することは問題ありません。

若い年代向けのブランドの場合

同指針の3.⑤によると、特定の年齢層向けの職業において、円滑に業務を行うために、ターゲットと同じくらいの年齢層を採用したい場合も例外です。そのため、たとえば若い年代向けにサービスを提供する場合、年齢制限が設けられることがあります。

年齢を重ねても活躍するには? 長く活躍するための5つのポイント

つづいて、年を取っても働き続けられるのか不安な人に向け、美容部員が長く活躍するためのポイントを紹介します。

1. 自分の年齢に合わせたラインを中心に受け持つ

美容部員の販売する商品は、若い女性向けのものばかりではありません。コスメブランドや商品のなかには、30代・40代・50代以上向けのものもあります。

そこで、前章でも解説したように、自分の年齢に合わせたラインを中心に受け持つようにすれば、無理なく働き続けられるでしょう。

無理して若い世代向けのラインを受け持っても、働くことがストレスになってしまうこともあります。今の職場に自分の年齢に近い商品の取り扱いがないのであれば、自分の年齢に合ったブランドへの転職も検討してみてはいかがでしょうか。

2. メイクブランドよりスキンケアブランドを選ぶ

年を取ってくると、メイクアップよりもスキンケアに関する悩みやニーズが増えます。そこで、メイクブランドよりスキンケアブランドを選ぶことで、自身の経験や実感をもとに、お客様に対してスキンケアアイテムの重要性をより深く伝えられるでしょう。

3. 健康維持を心掛ける

健康維持や体力維持への意識を高く持ち、元気に働ける体を保つことも大切です。美容部員という職業柄、立ちっぱなしが基本のため、年齢を重ねると肉体的にもきつくなりがち。そのため、日常的に筋トレや運動を行い、適切に体調を管理しましょう。

4. トレンドを追い学び続ける

ベテランだからと慢心したり年齢を理由にしたりせず、トレンドを常に追い、学び続けることも非常に重要。

美容の情報や流行は変化し続けるものなので、新しいメイクやケア方法を学ぶ・スキルアップに向けた練習をするなど、プロとして勉強し続ける意欲を高く持ちましょう。

5. 責任のあるポストにつく

美容部員として働き続ける予定であれば、経験を積んだのちに責任のあるポストにつくこともできます。長期間の雇用が条件ですが、キャリアアップを目指せるようなシステムを採用している企業も多いからです。

本社と店舗のつなぎ役や新人育成の役目を果たすマネージャー職、現場で働く美容部員たちのまとめ役であるチーフ職、売上をあげるためのプロモーション職などを目指すことができます。

店頭での販売や接客から、ゆくゆくは管理職などを目指すのもよいでしょう。

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結婚や出産しても働きたい! ライフステージに合わせた美容部員の働き方とは?

結婚しても仕事を続ける女性や出産後すぐに職場復帰する女性、育児が一段落してから職場復帰する女性など、結婚・出産後も社会を支えている女性が増えてきています。美容部員の場合にも、それは同じです。

ここでは、結婚や出産、年齢を重ねてからも美容部員として働く方法について詳しく解説していきます。興味のある方は参考にしてみてください。

時短勤務に切り替える

出産後すぐに職場復帰すると、保育園や託児所などを利用できるとはいえ、まだまだ小さな子どもには手がかかるものです。育児を代わってくれる家族や友人などがいる場合をのぞくと、出産前と同様に働くのでは、自分にも子どもにも負担が大きくなってしまいます。

そのため、出産前と同じように働けないと不安になる女性も多いのではないでしょうか。その場合、時短勤務に切り替えて働くことができる職場もあります。1日5~6時間程度の時間で働いて、子どもを迎えにいく夕方には帰宅できるのなら、職場復帰もスムーズにできるでしょう。

また、仕事を探す際に、時短勤務できる職場かどうかで判断するのもおすすめです。そうすることで、ママにも子どもにもストレスなく、仕事を続けることができるでしょう。

時短勤務などが難しい場合|条件の合う職場へ転職する

職場によっては、時短勤務が難しかったり、美容部員特有の理由で採用の年齢制限があったりすることもあります。

前述したように、販売する商品のターゲットが若い女性である場合、年齢制限が設けられていることが多いです。この場合、条件の合わない職場で無理して働くよりは、条件の合う職場へ転職したほうがよいでしょう。

同じ美容部員でも、40代以上向けの商品を取り扱うブランドでは、同年代の美容部員のほうが向いているケースもあります。いわゆる高級ブランドなどでは、若い女性よりも落ち着いた雰囲気の女性のほうがよいとされているからです。

これらのブランドでは、採用時にも年齢制限がないことが多いので、就活もしやすいでしょう。

育児しつつ転職|ママの美容部員が多い・託児所がある職場を選ぶ

時短勤務が難しかったり、育休がとりにくかったりなどして、条件が合わずに転職することもあるでしょう。その際は、ママの美容部員が多かったり、託児所があったりする職場を選ぶと働きやすいです。

最近は、「くるみん認定」や「えるぼし認定」など、働き方改革の推進のため、厚生労働大臣が企業に認定する制度もあります。

また、女性が育児と両立して働きやすい職場環境にしようとする企業も多いです。時短勤務はもちろんのこと、無料研修や新人支援制度などがあり、育児しながら未経験でも美容部員として働けるような職場もあります。

ほかにも、託児所があるだけでなく、育児支援やベビーシッター手当があるなどして、働くママを歓迎する職場もあるので、育児しながら働く女性を支援してくれる職場を選ぶとよいでしょう。

このような職場に就職することで、ママも子どもも無理なく働くことができ、家事・育児と仕事を両立しやすくなります。

引用元
えるぼし認定 / くるみん認定 特集ページ|厚生労働省宮崎労働局

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美容部員として自分に合った職場を探すには、美容・ヘルスケア業界に特化した求人サイト「リジョブ」がおすすめです。

「年齢不問」「40代以上多数(客層)」「研修制度あり」など、希望に沿って多彩な条件を指定でき、幅広い募集情報のなかからぴったりの仕事を見つけやすいでしょう。

自分に合った働き方を取り入れてみよう!

美容部員は基本的には長く続けられる仕事で、年を取っても第一線で輝き続けている人もいらっしゃいます。

最近は、政府の働き方改革にともなって、結婚や出産、育児を経た女性でも働きやすいシステムが整いつつあります。産休・育休制度を利用したり、時短勤務をしたりなどして、自分に合った無理のない働き方のできる職場を選ぶことが大切です。

働きやすい職場なら、しっかり働いて経験を積んで、キャリアアップを目指すこともできます。責任のあるポストを目指したり、年齢に合ったラインを担当したりすることで、年を取ってもストレスなく働くことができるでしょう。

ぜひ「リジョブ」で自分にぴったりの職場に出会い、いくつになっても年齢を気にせず現役として輝き続けていってください。

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