「美容室?」はたまた「ギャラリー?」空間が魅惑的なサロン『Les Baladins du Miroir』

サロンやショップはお客さまをお迎えする場であり、コンセプトを形にする場であり、スタッフにとっては職場でもあります。「On Stage」では、お店づくりのアイデアがいっぱいのお店にとっての“表舞台”をご紹介します。

ゆったりとした空間使いがもたらす極上のリラックス感

サロン
インテリアや小物ひとつひとつが、空間を演出するための洗練されたアイテムです。

みなとみらいや中華街、山下公園などで有名なおしゃれな街、横浜。その横浜駅から歩いてすぐの場所に位置する「Les Baladins du Miroir」(バラディンズ)は、海外で美容師を経験したオーナーが帰国後オープンした、スタイリッシュなサロンです。扉を開けて室内に一歩足を踏み入れると、それまでの慌ただしい日常から急に切り離されたように、静かで落ち着いた空気が身体を包みます。

「鏡で旅するアーティスト」という意味を持つこのサロンは、かつて自分が働いていたNYのサロンの雰囲気を日本でも――という思いで、2010年にオープンしました。お店はスタッフや友人の手を借りて、デザインから内装までほぼ手づくり。当初は白壁にイスだけ、というようなNYのサロンを意識した造りでしたが、なんとなくいろいろ加えてみたくなり、かつて南フランスを訪れたときに見た美容室の可愛らしいテイストを追加しました。

お店の内装って、流動的に変わっていっていいと思っています。言うなればスペインのサグラダファミリアのように、完成はしていないけれどそこに向かってみんなで作り上げていく、そんな店づくりをしていきたいと思っています。

店内
店内
数多くのヘアサロンの中からセレクトされるためにも、店内の雰囲気づくりや、個性は大切です。
店内
広々としたサロン空間の中で、お客様に最高の施術を提供します。

現在、この横浜駅周辺には120店舗以上もの美容室があると言われています。こうした環境のなかで、他にはない、唯一の店づくりを考えた結果、間取りの半分をギャラリー兼待ち合いスペースにあてることを思いつきました。施術の席数は6つ。あえて少なめに設定し、入り口にきわめてゆったりとした空間を作り出しました。ここでお客様に感じていただきたいのは、贅沢感です。施術面においても良い接客=トークではないから、シーン…とした静かな時間があってもいいと思うんです。その静けさが、お客様にとって逆に心地よさにつながればと。お客様が安心してリラックスできる、静かで贅沢な時間を提供していきたいと思います。

Profile

 <野也さん

山本 崇史(やまもと たかし)さん

Les Baladins du Miroir 代表

1981年生まれ。専門学校を卒業後大手美容室に就職し、美容師として5年間ひたすら腕を磨く。25歳のときに中国、ドイツのサロン勤務を経験したのち、世界各国をまわり2008年にNYに移住。美容師、ヘアメイクとして活動する。2010年に帰国後すぐに、地元横浜に自らがオーナーをつとめる美容室Les Baladins du Miroirをオープン。

Shop Data

サロン

Les Baladins du Miroir(レ バラディンズ ドゥ ミラー)

045-322-1288
月〜土10:00〜21:00 / 日・祝10:00〜19:00 (不定休)

HP

http://www.lesbaladinsdumiroir.com

スタッフの「個性」と「魅力」を引き出すサロン!『Les Baladins du Miroir』

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