スタッフの「個性」と「魅力」を引き出すサロン!『Les Baladins du Miroir』
スタッフ、従業員が気持ちよく働くための環境づくりや取り組み、普段のスタッフの顔などが見られるのが、「Back Stage」です。サロンやショップに入ってから、いろいろと分かることもありますが、今回は普段目にすることがない“裏舞台”を紹介します。みなさんの考えにマッチする取り組みなどが分かるかもしれませんので、要チェックですよ!
美容室の魅力は“人” 海外研修やギャラリーの運営でスタッフの個性と魅力を伸ばす
「美容室の印象ってやはりそこにいるスタッフで決まると思うんです。オープン当時、男性3名だったスタッフはそれぞれ独立し、現在は男性2名、女性3名の計5名。こういう店だからでしょうか、やはり海外に興味のある子が多いのが特徴だと思います。スタッフに求めることは、“自分のファンをどんどん増やしてほしい”ということ。お客さんにとって『誰でもいい』じゃなく『その人がいい』と言われるような魅力あるスタッフに育って欲しいと思うんです。そのためには、自分はどんな人か理解することや、自己アピールをできる力が大切。一人ひとりのアイデンティティーを育てるチャンスはたくさんつくっていきたいと思っています。
入り口のギャラリー展示もアートに触れ、個性を育てる試みのひとつ。普段ギャラリーは一般のアーティストの方に貸し出しているんですが、最近はスタッフに管理を任せ、自らの企画や作品も発信してもらっています。担当スタッフは企画書から製作。こうすることで、企画力やプレゼン力を養ってもらうことが目的です。一社会人として美容以外のことも経験し、どんな状況でも対応できるたくましさを身につけてもらいたい。名刺の渡し方や文章の書き方、いわゆるビジネスマナーなど、歳を重ねたときにこれらのスキルが必要になるときって必ずあると思うんですよ。そのときになって恥をかかなくていいように、自分が教えられることは、どんどん後輩に伝えていきたいですね。」
「海外に強く目を向けているので、社員旅行も毎年海外に行っています。また、ブライダルヘアメイクのお仕事などで海外に出張することも。昨年はハワイで結婚式のお仕事させていただいきましたが、印象的で大切なひとときをお手伝いさせてもらえるのは美容師ならではの経験ですね。現在は、スタッフの一人が3週間のNY研修の真っ最中です。百聞は一見にしかず、じゃないけれど、自分が海外で働いていたということもあり、話を聞くだけじゃなく実際にその場に行くことの大切さって、すごくわかるんですよね。美容師としてだけでなく生活のなかでNYの空気に触れ、現地のたくさんの”人”に会って刺激を受けるということは、単なる旅行とはまったく別の視点が生まれると思うんです。
海外で生活をしながら勉強すると、不思議なもので帰ってきたときに日本のことがもっと分かったり、日本のお客さんが求めていることに気付けたりするんですよね。そうやって吸収してきた想いや経験をどんどんサロンワークに活かして欲しいです。そのためには、美容に関してだけじゃなく、おいしいものを食べたり街を歩いたりして、もっといろいろな体験をしてもらいたいです。そう考えて、現地の友人にも手助けしてもらいながら、本人にとってより有意義な時間が過ごせるようサポートしています。」
サロン周辺環境
横浜市域は広大です。この『Les Baladins du Miroir』が立地する地域には美容室が120店舗ほどが点在しているほどの美容室競合地区となっています。神奈川県の中でも横浜は、ファッション、グルメ、カルチャーなど独特なものがありながら、最先端を誇る地域で、美容室などの美容カルチャーもそれとともに発展しています。そんな中で『Les Baladins du Miroir』は、独自の企画によって、多くのお客様のハートをキャッチしてきました。今後の『Les Baladins du Miroir』の発展から目が離せません。
Profile
山本 崇史(やまもと たかし)さん
Les Baladins du Miroir 代表
1981年生まれ。専門学校を卒業後大手美容室に就職し、美容師として5年間ひたすら腕を磨く。25歳のときに中国、ドイツのサロン勤務を経験したのち、世界各国をまわり2008年にNYに移住。美容師、ヘアメイクとして活動する。2010年に帰国後すぐに、地元横浜に自らがオーナーをつとめる美容室Les Baladins du Miroirをオープン。
Shop Data
Les Baladins du Miroir(レ バラディンズ ドゥ ミラー)
045-322-1288
月〜土10:00〜21:00 / 日・祝10:00〜19:00 (不定休)
http://www.lesbaladinsdumiroir.com
HP
「美容室?」はたまた「ギャラリー?」空間が魅惑的なサロン『Les Baladins du Miroir』