求人倍率11倍・就職率100% 開業を見据える卒業生も!お茶の水はりきゅう専門学校 #3
近年、芸能人やモデルたちから人気を集める美容鍼灸。見た目だけではなく、身体の中から健康になってほしい、すべての人に、健康と美を高めてもらいたい――
そんな使命感に燃える学生たちが通う『お茶の水はりきゅう専門学校』を、全6回に分けてリポートします!
第3回 お茶の水はりきゅう専門学校 求人倍率11倍・就職率100% 開業を見据える卒業生も!
若い女性の間で美容鍼灸が認知されるにつれ、鍼灸師の求人が増加。お茶の水はりきゅう専門学校では、鍼灸院やエステ、福祉など様々な分野の企業から求人が寄せられています。第3回目となる今回は、そうした気になる就職活動について、お聞きしました。今回もお話しをしてくださるのは、専任講師の松本絹恵先生。ご本人が鍼灸院での治療を行っており、美容鍼灸の先端を担う存在です。
松本「自慢をするわけではないのですが、本校に毎年たくさんの求人があります。求人倍率は平成26年度実績で11.3倍あり、ほとんどの学生が、希望する職場へ就職を果たしています。就職活動がしやすいよう、企業からの情報はすべてファイリングし、学生が自由に閲覧できるようになっています。
三年次には「治療院見学」を実施し、開業を目指す学生たちに、実際に開業する際のノウハウを学ばせています。治療院は患者様が居心地よく過ごせることが大切なので、実際に開業されている人の創意工夫を学ぶことができる見学の場は、とても勉強になるようです。卒業生の中には、卒業後数年程度の勤務経験を経て、自らの治療院を開業される方も多くいらっしゃるんですよ」
少人数制クラスをとっているため就職活動にも手厚いサポートを行えるのが、お茶の水はりきゅう専門学校の強みだと、松本先生は続けます。
松本「ひとくちに鍼灸師といっても、さまざまなタイプの人がいます。治療院に向くタイプなのか、介護系の企業に向くのか、美容鍼灸がいいのか……学生の個性を見て、それぞれに合った就職先を斡旋するようにしているんですよ。
近年の学生は社会保障が整っている大手企業を目指す特徴があるので、個人経営の治療院より、病院や大手接骨院に就職を決める学生が増えています。開業を目指している学生も多いのですが、やはり鍼灸治療は実践の積み重ねが大切なので、開業だけにこだわらないように、指導することもあります。
また、学内での企業説明会も実施しています。厳選した企業に学校にお越しいただき、学生が企業の話を聞いて回ることができる場を設けているのですが、希望条件が合う学生は次のステップへと話を進めることもあります。ちなみに学生の約8割が、医療施設へ就職をしています」
さまざまに特色のある企業が集まる中、学生たちは自分に合う就職先を見つけようと真剣に話を聞きにくるのだとか。こうしたサポートは、学生からの評判も上々とのこと。
そうして様々な求人が寄せられる中、近年では美容鍼灸の道に進む学生が増えているとか。現実問題として、美容鍼灸にかかわる求人はどれくらい来ているのでしょうか。
松本「平成27年度10月末の状況で、美容鍼灸など女性特有の治療院の求人は15件ありました。通常の鍼灸院の求人でも、施術メニューに美容鍼灸がある治療院が増えてきているので、ニーズは増えています。以前はスポーツ系の治療を行う学生が求められていたのですが、やはり時代でしょうか。本校が授業の中に美容鍼灸を含めているのは、こうした幅広い求人に対応できる人材を育て、学生にさまざまな方向に目を向けてほしいため。基本的な鍼灸治療のみならず、さまざまな治療方法も教えていますので、自信をもって学生たちを社会に送り出せています」
松本「また、少数ではありますが、大学院や大学に進学し、鍼灸の研究者や教員を目指す学生もいるんですよ。当校からは同じグループ校である『日本薬科大学お茶の水キャンパス』への編入学もできます。学生たちには、自分の将来設計に合った自分だけの道を、しっかりと選んでもらいたいですね」
—次回は、お茶の水はりきゅう専門学校に通う学生たちから、鍼灸の道に進もうと思ったきっかけについてお聞きします!
鍼の効果で内面から美しく。 現代にあった美の追求。お茶の水はりきゅう専門学校 #4>>