入社7年目で副店長に。キャリアアップの秘訣は多数のコンテスト実績「MINX harajuku」秋山拳太郎さん

サロンワークのみならず、メディア出演や国内外のカットセミナー、ヘアショー公演なども行う「MINX」。予約サイトにて美容室の人気ランキング1位も獲得する、美容業界の第一線を走るヘアサロンです。その原宿店でトップデザイナー・副店長として働くのが、入社9年目の秋山拳太郎さん。

前編では、学生時代に力を入れていたことや新人時代に苦戦したことなどについてお聞きしました。

後編では、デビュー後の経験とキャリアアップについて伺います。現在、副店長を務めている秋山さん。キャリアアップの秘訣は内部、外部のコンテストで成績を残し、まわりからの評価を着実に得ていたことだといいます。

今回、お話を伺ったのは…

「MINX harajuku」トップデザイナー/副店長

秋山拳太郎さん

福岡県出身。大村美容ファッション専門学校を卒業後、2017年に「MINX」へ入社。現在は東京・原宿にある「MINX harajuku」でトップデザイナー兼副店長を務める。外部コンテストでの実績多数。似合わせカットが得意。

インスタグラム:@kentaro9674

作品撮りの経験がメディア実績につながった

作品撮りの経験が業界誌に掲載されるなどのメディア実績につながっていると話す秋山さん

――美容師として順調に活躍できるようにするため、アシスタント時代に取り組んでいたことは?

作品撮りです。というのも、「MINX」ではデビュー前に10スタイルの作品を撮影しておかなければいけません。作品といっても奇抜でクリエイティブなデザインではなく、サロンワークでも提供するようなベーシックなものです。その練習をアシスタント時代に取り組んだところ楽しくて、熱中していきました。

――実際、どのような活躍につながったのでしょうか。

業界誌などに掲載されるメディア実績につながりました。たとえば、美容雑誌「PREPPY」の“2022新人スタイリストヘアバトル”ではグランプリを獲得。作品撮りの経験をしていなかったらそもそも挑戦しようとも思わなかったでしょうし、撮影時にもいい作品を生み出せていなかったと思います。

――すごいですね! 新人時代のモチベーションはどのように保っていましたか?

美容師の仕事がとても好きだったので、そもそもモチベーションが下がることはありませんでした。しいて言うなら、アシスタント時代に対応した先輩スタイリストのお客様が、僕のデビュー後に度々指名してくださったことはうれしかったですし、モチベーションになっていました。

デビュー後は、1つひとつの行動に慎重になった

社内外のコンテストで多くの実績を残してきたことがキャリアアップにつながったという秋山さん

――デビューしてから初めてお客様を対応したときの気持ちは?

うれしい気持ちもありましたが、緊張のほうが大きかったです。最初のお客様はアシスタント時代からモデルとして担当させていただいていた顔見知りでしたが、デビュー後は定価料金をいただくので失敗は許されないと思い、緊張感を持って施術しました。

――スタイリストになってみて、どのようなことを感じましたか。

アシスタント時代よりも責任感が大きくなりました。自分のカット次第でお客様が喜ぶか、喜ばないかが決まるので1つひとつの行動に対して慎重になったと思います。

――現在、副店長を務めていますがキャリアアップできた秘訣は何でしょうか?

社内外のコンテストで多くの実績を残してきたことです。店長や副店長といった役職に就くには、まわりのスタッフをはじめ本部からの信頼が大切です。これまで社内のフォトコンテストやカットコンテストではトップ3にランクインしたり、外部コンテストでは審査員賞を受賞したりしてきました。実績を積み、まわりからの評価を着実に得てきたことが入社7年目での副店長就任につながったと思います。

頭で考えず、すぐに行動してみてほしい

学生時代からSNSの発信に慣れておくといいと話す秋山さん

――振り返ってみて、新人時代にやっておけばよかったことは?

もっと早い時期からSNSに力を入れておけばよかったと後悔しています。作品撮りには取り組んでいたものの、昔はその写真すらも投稿していませんでした。SNSは時間をかけることが大切だと思うので、早い時期から作品を含めて発信し続けていれば、今よりも集客力や知名度が高くなっていたのではないかと思います。

――SNSは早く始めるほどいいのでしょうか。

そうですね。業務の一環で美容学生とコミュニケーションをとる機会があるのですが、話を聞いていると僕と同じように作品撮りはしていても発信はしていない方が多くいます。いまの時代、多くの美容室でSNSを使ったPR活動が求められます。就職してから急に活動を始めると負担に感じやすいと思うので、学生時代からスタートして慣れておくとよいかもしれません。

――秋山さんが感じている美容師の仕事の魅力は?

お客様の反応や意見を直接受け取れるところが魅力だと思います。「ありがとう」「来てよかった」などうれしい言葉をいただけたときは特にやりがいを感じますね。

――最後に、美容師になりたい方、新人時代を過ごしている方にアドバイスをお願いします。

頭で考える前に行動に移すことが一番大切かもしれません。考えているだけでは結果も見えてきませんし、メンタルが落ちてしまうこともあるかと。興味を持っている時点でおそらく光るものを備えているはずなので、すぐにチャレンジしてみてほしいです。


秋山さんが順調な新人時代を過ごせた3つのポイント

1.学生時代にワインディング練習を繰り返し、体力を鍛えていた

2.週に7回ペースで外出し、交友関係を広げた

3.作品撮りの経験を活かして多数のコンテスト実績を積んだ

自身のポテンシャルを高めるためひたむきに努力し続けてきた秋山さん。ワインディング練習やコンテスト実績にまつわるエピソードから、成長に対するバイタリティを強く感じました。これから美容師として活躍したい人はぜひ参考にしてみてくださいね。


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MINX harajuku
住所:東京都渋谷区神宮前1-19-19 エリンデール神宮前2F
TEL:03-5843-1533

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