今は優れた先達たちの背中を追いかける日々。 いつか、追い抜くことを夢見て！早稲田美容専門学校 ＃4
おしゃれとセンスを求める若者から注目を集め、最旬のヘアスタイルを提供し続けている人気サロンの数々。
そうしたサロンを支えるカリスマスタイリストを生み出してきた『早稲田美容専門学校』を、全6回に分けて徹底的にリポート！
特筆すべき授業内容や、後進たちのがんばる姿をお届けします。
国家資格試験合格のために、朝から晩まで練習づくめの2年次！
将来、誰かを幸せにできる美容師になるために、研鑽をつむWASEBIの学生たち。彼らが憧れている美容師の先輩はどんな人なのか。今回はそのあたりをCHECK IT UP!!
猪野「とにかく忙しい毎日です。専門学校は2年間しかないので、授業が毎日たくさんあるのですが、国家資格試験を控えた今は忙しさに拍車がかかっています。WASEBIは放課後にも学べる機会を設けてくれているので、積極的に参加するようにしています。100%インプットして、100%アウトプットできるように……難しいですが、それを目標に励んでいます。」
髙﨑「私が憧れているのは、川島文夫先生です。日本の美容業界のパイオニア的な存在の美容師さんで、まだ日本の美容師が海外へ行くなんて考えられないような時代に単身でロンドンへ。世界最高峰とされるヴィダル・サスーンに学び、ボックスボブを生み出した、まさに伝説のスタイリストです。ロンドンで学んだ技術を日本に広めてくださり、日本の美容業界が進化する礎を担ってくださった方なのですが、私にとってはもう神様的な存在で……常に尊敬してやみません!! 来春からはそんな川島文夫先生が代表を務める『PEEK-A-BOO』で働かせていただくことになっています。期待を裏切ることのないよう、誠心誠意、真心をもって、川島先生の意思を受けついでいきたいと思っています」
中條「尊敬する人はずばり『LIPPS』の古沢コウさんです。2015年の秋からLIPPS大宮店の代表になられたようですが、本当に素晴らしいヘアスタイルを作る方なんですよ！ 私も時間が許す限りコウさんにカットをお願いしていたのですが、私の思う通りの髪型にしてくださり、また、お話もとても面白く「LIPPSにまた行きたい!! またコウさんと話したい!!」そんな風に思える方なんです。お客様を楽しませよう、喜ばせよう……そういうコウさんの姿勢は本当に素晴らしいので、見習いたいと思っています。来春から私もLIPPSへの入社が決まり、今後は後輩としてお会いする機会があると思いますが、コウさんの人柄や技術をコッソリ盗んで、よりよい後輩になれるようにがんばりたいと思っています。コウさんのようなステキなスタイルを作れるようになる日まで、練習あるのみ!! ですけどね♪」
加藤「実は……私には先輩たちのように、この人だ！っていう憧れの対象がまだいないんです。今、美容師として第一線で活躍されている方すべてが憧れというか……みなさん、本当に努力をなさってきたんだろうな、と。そう考えるだけでみなさんがカッコよく見えるんです。私自身、他の学生たちに負けないくらい練習をしてきているつもりですが、なかなか思うようなスタイルを作ることができません。自分自身を表現し、お客さんに満足していただき、笑顔になってもらうまでにはまだまだ時間がかかると思いますが、少しでも早く、第一線で活躍できるように、努力を惜しまないようにしていきたいと思います。今のところスタイリングはだいぶ出来るようになってきたので……あとは細かい基礎を固めるのみ!! いつか後輩に憧れてもらえるスタイリストさんになれたらうれしいですね」
鈴木「僕の憧れは『apish Rita』の佐藤貴龍さんです。佐藤さんが生み出すヘアスタイルのクオリティの高さには、いつも圧倒されっぱなし。女性のヘアスタイルも、男性のヘアスタイルも、どちらを作っても佐藤さんらしい空気感が感じられて、こんなすご腕のスタイリストになりたい!! と、思わせてくれます。カットをお願して切ってもらったことがあるのですが、テクニックが本当に素晴らしく、切られている間ず～っと夢中になってしまいました。ほとんど瞬きをしていなかったようで、気付いたときには目が乾燥して大充血!! それくらい、パフォーマンスが見事でしたね。いつか追いつける……なんて大それたことは思っていませんが、少しでも近くに行けたらいいなぁ、と思っています。美容師は、技術的な腕も、人を惹きつける魅力も、すべてを持っていなければいけないのだと……佐藤さんを見ていて実感しました」
猪野「技術面でも接客面でも、とにかく素晴らしいのが『OCEAN TOKYO』の髙木琢也さん。WASEBIの卒業生でもあり、尊敬してやまないスタイリストです。2013年にご自身のサロンをオープンさせ、そのわずか1年半後に2店舗めを出す攻めの姿勢もさることながら、それだけの実力の持ち主なのに決して驕らず、お客さんやスタッフのためにいつも気を配ってくださるその人間性も素晴らしいんです!! 髙木さんをはじめ、OCEAN TOKYOの方はみなさんとても優しく、強く、スタッフ一丸となって夢に向かって進んでいく。そうした姿に感動。来春から僕もOCEAN TOKYOの一員になるので、髙木さんのように素敵なスタイリストになれるよう、頑張ります!!」
――第5回では、学生たちが抱いている未来への希望や目標について、お届けします！
学生たちが目指して進む、夢・未来・希望とは？早稲田美容専門学校＃5 >>
