このクオリティを保つために、スタッフ一丸となって切磋琢磨！『MINX銀座店』

スタッフ、従業員が気持ちよく働くための環境づくりや取り組み、普段のスタッフの顔などが見られるのが、「Back Stage」です。サロンやショップに入ってから、いろいろと分かることもありますが、今回は普段目にすることがない“裏舞台”を紹介します。みなさんの 考えにマッチする取り組みなどが分かるかもしれませんので、要チェックですよ！

スニーカー禁止。デニム禁止。ことば遣いも注意。この厳しさが、銀座クオリティを生む！

目の肥えた女性客が多く訪れるというMINX銀座店。総勢54名のスタッフは、どのようなことを心掛けているのでしょうか。銀座店代表の菅野久幸さんと、アシスタントの菊池ステファニーさんにお話をお伺いしました。

菅野「まず、スタッフたちには“マニュアルにない対応”を心掛けさせています。人間というのは、相手からのことばや仕草ひとつで、気持ちが大きく変わると思うんです。ですので、言葉掛けの際はマニュアルを感じさせないよう、流れ作業に思われないよう、丁寧な接客を行うように指導しています。

銀座は「大人」のお客さまが多いのですが、であれば、他店とは接客方法が違ってあたりまえなんですよね。スタッフひとり一人が瞬時に判断し、ひとり一人のお客さまに向けたサービスを考案する。そうして「MINX銀座店へ行く」という“価値”を高めてもらえれば、必ずリピートしてくれますから。

菊池「たとえば主婦のお客さまは疲れている方が多く、リラックスしたくて訪れる方が多いんですよ。普段から育児に家事にと忙しく、自分だけの時間を持てない方がほとんどで、雑誌を多く読んで情報を集めたい、普段触れられない美容の新しい技術に触れたい……そんな風に、サロンに滞在する短い時間の中で最大限に自分磨きを行おうとされる方が多いんです。

逆にOLさんは、普段からエステや旅行と自分自身にお金をかけている方が多く、サロンに滞在している時間を『思う存分楽しみたい』と思っていらっしゃる方が多いように感じます。そうしたお客さまの“希望”の違いを見極め、雑誌を多くお持ちするのか、できるだけ話しかけるのか、接客の時に注意するようにしています」

中でも厳しいのはスタッフの服装。MINX銀座店では、他のMINXのどこよりも、外見を意識するよう指導されるといいます。

菅野「髪の色は10トーン以上禁止です。Wカラーしたスタッフは、とりあえず即刻呼び出しですね。そのうえで、『他店へ移動してください』と申し渡します。これはたとえスタイリストであっても同じ。

また、スニーカーとデニムの着用も禁止しています。アシスタントは制服着用が義務付けられているので問題ありませんが、スタイリストはジャケット、またはベストの着用を義務付けています。ここまで厳しくするのは、銀座店で働くプライドを持ってほしいことも理由のひとつ。お客さまのレベルが高い以上は、スタッフのレベルも引き上げなければなりません」

菊池「言葉遣いもかなり厳しく指導されます。私は最初下北沢店に入社したんですが、下北沢店はある程度年齢層が高いお客さまが来店することがあり、娘のように扱ってくれるお客さまが多かったんです。なので、話す言葉も内容も、銀座とはまったく違っていました。同世代のお客さまとは、今流行っているものについて笑いながら語ったりして。でも銀座に来てからは、そうした流行や世間話よりも、“髪”のこと、“美しくなること”について、より深く知りたいというお客さまが多いことに気づきました。なのでシャンプーひとつ、カラーひとつにしてもできるだけ深く理解し、お客さまが満足できる説明を行うよう心掛けています」

菅野「銀座エリアは、よりプロの意見を求められる場所なんですよね。原宿や表参道でももちろんプロとして意見は求められますが、それ以上に『トレンド』を求めるお客さまが多く、雑誌の切り抜きを持ってくるお客さまが多いんです。しかし銀座店は、そうして切り抜きを持ってくるお客さまはほとんどなく、『トレンドは踏まえるのはプロとして当たり前でしょう？　その上で、今の私に合ったスタイルを提案して！』と――ハードルがかなり高くなるんです。でも、それはプロとして信頼していただけているということ。誠心誠意、すべての実力を持って、提案させていただくよう努めています。そのために重視しているのはミーティングの共有ですね。お客さまが何を求めているのか、どういう流れがあるのか、トレンドとニーズを分析し、共有するようにしています。先日はスタッフみんなでインナービューティについて勉強しました。扱うことのない分野でも、銀座エリアの女性が興味を持っていることは知識として出来るだけ蓄え、スタッフのスキルアップを目指しています」

菊池「もちろん、ただ厳しいだけじゃなく、お花見に行ったり、歓迎会やBBQが行われたり、入社５年目には同期旅行も開催されたり、楽しいイベントもたくさん用意されているんですよ！　さらにスタイリストになればロンドンやニューヨークでの研修に出ることもできるので……がんばって腕を磨きます!!」

――次回は、MINX銀座店イチオシの商材についてお届けします。

【サロン探訪】自分たちが使ってよさを実感したものをお客さまに薦める。これがプライドと誇り！『MINX銀座店』　

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