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ニューヨーク(NY)で、美容師として働くにはどうするの?【海外お仕事事情】

本場の空気を感じたい、海外で経験を積んでキャリアアップしたいなど、海外で仕事をしたいと考えている人は多いのではないでしょうか?「海外のお仕事事情」では、海外で仕事をする方法や海外での就職状況などをご紹介します。

美容の本場NYで約2年生活し、帰国後、横浜にサロンを出店した山本崇史さん。海外での経験を現在のサロンに活かして、日々活躍されています。今回は山本さんがNYで働くことになった経緯や就職の方法などについてうかがいました。

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きっかけは海外でがんばっている日本人との出会い

山本 崇史さん

「美容師として地元の横浜で5年くらい働いた後に、仕事を辞めて世界を回る旅に出たんです。結果的にその旅行の最後にNYで働くことになったのですが、日本を出発した時は海外で働こうとはまったく思っていませんでした」

「その旅行の途中で、たまたまドイツのケルンに長期滞在をすることになりました。そこで出会ったのは、美容師以外のサッカーや音楽、アートなどの勉強をしている日本人たち。彼らは皆、海外で何かを得ようとがんばっていました。彼らとの出会いがきっかけで、自分も海外でやってみたいと思うようになったんです」

NYに住んで仕事がしたい

山本 崇史さん
ソーホーのお店にて。手前は山本さん。
山本 崇史さん
イーストビレッジのお店の仕事風景。

「NYを選んだのは、何となくです(笑)。おしゃれだし、映画に出てきそうだし。雑誌などで見た自由の女神やタイムズスクエアは、日本にいて仕事ばかりしていた自分からすると、夢の世界、手が届かない世界というイメージでした。NYの美容業界に関する知識があったわけではなく、ただ街そのものに対する憧れというか、そこに住んで仕事をしたいと思ったんです」

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まずは情報収集

「アメリカは州によって美容師のライセンスが違うんですが、NY 州ではコスメトロジーライセンスがそれにあたります。そして外国人がアメリカに長期で滞在するためにはビザが必要です。ビザの種類はさまざまですが、就労ビザの他にアメリカには美容師やフォトグラファー、ダンサー、画家といった職業の人に対してのアーティストビザというものがあります。語学学校や大学などに通うためのスチューデントビザ、インターンシップのためのインターンシップビザもあります」

ネットと足で就職活動

「就職活動の方法は日本とあまり変わらないですね。インターネットの転職掲示板のようなところで情報を得て、電話やメールでアポイントを取って、レジュメ(履歴書)を持ってインタビュー(面接)をします。募集をしていないところでも、『ここで働きたいな』と思ったところにはトライしました。自分の足で歩いて探して、話をして……という感じです。私は運が良くて、就職活動を始めて10日目ぐらいに話を聞いてもらうことができました」

独学で身につけた英語を駆使

「NYですから当然、レジュメもインタビューも英語でした。私の英語はネイティブからすると問題があったと思うんですが、自分が持っているのはその英語力しかないですからね。それを駆使して必死にコミュニケーションをとっていました。英語は学生時代に習ったのと、あとは独学です。美容学校時代から海外旅行は好きだったので、そのなかで自然と身に付けたものが役立ちました」

海外に行く前にしておきたいこと

山本 崇史さん

「あまり偉そうなことは言えませんが、まず日本でできるかぎりの技術を身につけてから行ったほうがいいと思います。先輩から言われることを日々コツコツ実行してください。いきなり海外に行っても何もできませんし、誰も教えてくれません。日本にいるときはわからないことかもしれませんが、海外ではいろいろなことが起きるので、先輩に感謝することがきっとあります」

「行きたい、働きたいという目標だけでなく、こういうことがしたいという第二の目標を持つことも大切だと思います。お金と計画性と実行力があれば、誰でも行くことはできます。美容師は大変な仕事ですが、言葉の通じない海外での仕事はそれ以上に大変。それを乗り越えるための精神的な助けになるのは、やはり目標だと思います。期間を決めて行くのであれば、思い出作りのためだけでも悪くはないですが、せっかく日本ではできない経験がたくさんできるので、帰国したときにどんな自分になっていたいかというビジョンを持ってほしいですね」

Profile

 <野也さん

山本 崇史(やまもと たかし)さん

Les Baladins du Miroir 代表

1981年生まれ。専門学校を卒業後大手美容室に就職し、美容師として5年間ひたすら腕を磨く。25歳のときに中国、ドイツのサロン勤務を経験したのち、世界各国をまわり2008年にNYに移住。美容師、ヘアメイクとして活動する。2010年に帰国後すぐに、地元横浜に自らがオーナーをつとめる美容室Les Baladins du Miroirをオープン。

Shop Data

サロン

Les Baladins du Miroir(レ バラディンズ ドゥ ミラー)

045-322-1288
月〜土10:00〜21:00 / 日・祝10:00〜19:00 (不定休)
http://www.lesbaladinsdumiroir.com

HP

http://www.lesbaladinsdumiroir.com

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