お客さまの気持ちも、サロンの雰囲気も華やかに!「季節の花で空間を彩る」

シンプルな空間にお花を飾るだけで、まわりの空気がふっとやわらぐ。そんな経験をしたことはありませんか? 日頃からお花を飾ることが生活の一部となっている欧米人に比べると、空間演出としての「生花」には、まだ馴染みの薄い日本人。しかし近年では、国内でもフラワーショップとアパレルのコラボレーションが増えるなど、生花に対する関心が徐々に高まってきているように感じます。

このコーナーではそんな生花をより身近に感じていただけるように、12ヶ月、四季おりおりの季節のお花をご紹介。旬のお花について理解を深めていただくとともに、空間を彩る、インテリアとしての生花の可能性について、ぜひ一緒に考えていけたらと思います。

もしも気に入ったお花があったらさっそく飾って、お店の雰囲気を華やがせてみてください。お客さまとの会話のきっかけとしても、役立つこと請け合いです。

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アジサイ


アジサイ
花言葉は「移り気」



道端に咲いているアジサイの花を見かけると、初夏あるいは梅雨の始まりを連想する人は多いのではないでしょうか。アジサイは庭先で手鞠状の鮮やかな花をつけて咲いているイメージが強いですが、室内に飾っても花が大きいのでとても華やかな印象になるのでおすすめです。アジサイは季節柄花もちがあまりよくないのですが、茎の切り口をガスで焼いて焦がす「燃焼法」や「水切り」を行うことで、長持ちするので飾る前にぜひ試してみてくださいね。

ちなみにアジサイには「七変化」という異名があります。文字通り咲き始めは白い花びらなのに、次第に青やピンクに色が変化することからその異名がつきました。最近ではさまざまな品種が1年中お店で手に入れることができるようになり、なかでも秋まで楽しめる秋色アジサイなどが人気です。しかし色の移ろいが儚げで美しいアジサイは、梅雨の時期にこそぴったりなお花だと思います。ぜひ梅雨の季節に合わせてサロンに飾ってみてください。

かすみ草


かすみ草
花言葉は「清らかな心」「無邪気」



春から夏の間にかけて、無数の白い花を咲かせる「かすみ草」。細かく分かれたたくさんの枝先に白い花をつける咲き姿が、春かすみのようだということから、かすみ草と呼ばれるようになりました。

何かとバラやカーネーションなどを引き立てる役割が多いかすみ草ですが、単体で花束にしてもふんわりと優しい雰囲気でプレゼントにも最適です。

そして室内に飾るのを楽しんだあとは、ドライフラワーにするのがおすすめ。なかでもかすみ草は失敗しにくく、初めての人も挑戦しやすいお花だそうです。飾っている花瓶に水を少量いれて花を生けて置くだけで、1〜2週間ほどで完成します。仕上がり後は花瓶から出して飾りましょう。白い花は少しくすんだ優しい色合いに仕上がるので、どんな雰囲気の室内にもマッチしますよ。ぜひドライフラワーにして、かすみ草を長く楽しんでみてはいかがでしょうか。

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クチナシ


クチナシ
花言葉は「私は幸せものです」「喜びを運ぶ」



6月から7月にかけて、甘く濃密な香りを漂わせながら純白の美しい花を咲かせる「クチナシ」の花。花言葉の「喜びを運ぶ」は、初夏の風に乗って運ばれてくる甘い香りから由来したと言われています。クチナシはその香りのよさから、キンモクセイ・ジンチョウゲと並んで三大香木のひとつとして古くから親しまれているそうです。

ただクチナシは他の花に比べると若干花持ちが悪いので、あまり流通されておらず手に入りにくいのが難点。花屋さんで見つけた際はぜひ購入してみてくださいね。


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