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ピラティスは、体と心を豊かに保つボディワーク【立ち仕事の疲れはピラティスで解消 #1】

一日中、立ちっぱなしのスペシャリストさんたち。帰るころには足がパンパンになりますよね。ピラティスは、誰でもできるムーブメントで体幹を鍛えて体全体を整え、滞った血の流れを良くします。疲れもとれて、心まで軽くなりそう。

明日も笑顔でお客様と接するために、ピラティスで体と心をリフレッシュしましょう!新江古田で「ピラティススタジオ ハニー」を主宰するasakaさんに、ピラティスの基本を教えていただきました。

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自分の体と向き合い、確かめながら動かして負担を減らす

名前は聞くけど、どういうものかわからない。これが、ピラティスのイメージなのではないでしょうか。

「ピラティスって、ボディワークなんです」と語るのは、『ピラティススタジオ ハニー』を主宰するインストラクターのasakaさん。

ボディワークというのは、体を動かすことで、心の状態にも働きかけるメソッド、と思っていいようです。ボディワークには、ヨガやアレクサンダーテクニーク、フェルデンクライス・メソッドなども含まれます。「ピラティスをすることで、いろいろといいことがあるんですよ」いろいろといいこと!? それはなんでしょう?

「ピラティスをすると、毎日の生活の中で、自分の体の動かし方の“感性”ができるようになります。たとえば、いま肩が上がっているな、だから凝るわけだとか。ひとつのムーブメントの中に、体を安定させる部分と動かす部分があるので、1カ所を安定させながら別の部分を動かします。そうすることで、ピンポイントで筋肉を使っていけるわけです」

こんな風に、と、asakaさんは生徒さんにポーズをとらせました。

asakaさん

「こうやって四つん這いになったところは安定していますが、後ろに伸ばした足は動いていますよね。安定させる部分は安定するよう、動かす部分は動くように体をコントロールすること。それが、ピラティスなんです」

ピラティスには、いくつもエクササイズがあります。最初は簡単なものから始め、徐々にグレードを上げていく。それを続けて、自分の体がコントロールできるようになると、体に意識が届くようになり、次第に感性が豊かになるんだそうです。

「自分の体の中でどこに力みがあるのか、集中して体と向き合うようになります。そうやって、体をコントロールできるようになるんです」

自分の体は自分で動かしているのだから、コントロールできているはずと思いがち。でも、人にはそれぞれ、無意識な動きのクセがあるのだそうです。そしてそのクセが積み重なると、痛みとして体に不調が出ることも。

「エクササイズの最中、インストラクターから腕や足を直されたりすると、自分のクセに気づきます。そうやって正しい形を意識することができるのです」

長年染みついたクセはすぐには戻せませんが、自分のクセに気づけば、正しい姿勢に直すことができます。ピラティスを受けている時間は、自分の体と対話する充実したひと時になりそうですね。

asakaさん

心のバランスが整うことで、気持ちに余裕が

もうひとつの特徴は、心のコントロールができるようになるということ。

「心の緊張って、体にも出ますよね。体を上手に動かせれば、心もコントロールできるようになって、心と体のバランスを整えることができるんですよ」

サロンでのお仕事は、お客様と向き合うとき。頑張って、体にムリをさせていることも多いものです。

「お仕事をしているときは、お客様のことを一番に考えると思います。ずっと立ち続けていたり、サロンの中を移動したりしていると、自分の体のことなんて気を遣わないですよね。忙しい間に見つけたすきまで、ちょっと腕を伸ばしたり、足を伸ばしたりしているのではないでしょうか。そんなとき、肩が凝っているなとか、腰が痛いなと思う場合は体が悲鳴をあげている証拠。また、凝りや腰痛の原因には、緊張によるバランスの崩れもあります。ピラティスで体をゆるめたら心にも余裕が出てきますから、自然に心と体のバランスを整えることになるんです」

心のコントロールができれば、他人と適切な距離感を保つことができるようになることもあるそう。

「自分が何をするか考えたとき、ムリをしなくなるというか。自分が本当に求めていることなのか、相手に合わせすぎていないか、ということを頭の中に置いたコミュニケーションができるようになるのだと思います」

毎日の中で、やりたい仕事に挑戦する、求められたことに応える、相手のことを思いやるなど、ついやりすぎてしまうことも。気付かずにムリをして、崩れたバランスを整える時間は大切かもしれませんね。

ピラティスは体と心を整えるので、運動不足解消、腰痛改善などにも効果がありますし、美しい体作りを目指すハリウッド女優や、ダンサー、プロ野球選手たちにも認められています。また、体を使う音楽家らにも受け入れられています。

そんな多面性を持ったピラティス、じつはもっともっと奥深いのです。#2では、asakaさんの経験も交えながら、ピラティスのすばらしさをさらに語っていただきます。

ワークショップ
みんなでワークショップ。この一体感がいいのだとか。

撮影/小野田麻里
取材・文/鈴木理栄

Profile

asakaさん

asakaさん

1976年5月8日富山県生まれ、東京都新宿区で育ち、現在中野区在住。

幼少期は極度の恐がりで運動音痴。中学2年生の時に習い始めたジャズダンスで、身体を動かすことの楽しさに目覚める。社会人になってからもスポーツは続け、体の不調を感じ始めた30代前半にピラティスに出会い、みるみる変わる自分の体を実感。資格取得後スタジオ勤務を経てフリーランスに、2012年7月にピラティススタジオ ハニーをオープン。

「近隣地域のみなさまに、ピラティスをもっと身近に感じていただき、そしてご自分の身体をもっと好きになって欲しいです。身体も心もしなやかに!」

日本体育短期大学体育科舞踊専攻卒業
BASI Certified Comprehensive Instructor
産前のためのマタニティピラティス指導者認定
産後のためのリカバリーピラティス指導者認定

Company

ピラティススタジオ ハニー

東京都中野区江原町2-27-8 NT江原ビル2B

HP http://honey.chips.jp/

Facebook https://www.facebook.com/pilatesstudioHONEY/?fref=nf

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