暖かくなった季節に「お花」は欠かせません!サロンを彩るにも「お花」は欠かせません!
暖かい季節になるこの時期は、桃やたんぽぽ、パンジーや菜の花などの可愛らしいお花が多く咲くイメージがありますが、春の花と聞いてみなさんが連想するお花はなんでしょうか? 今月は4月に見頃を迎える、春の花をご紹介します。
チューリップ
花言葉は「思いやり」
前向きな気持ちが生まれるお花
まずは4月にかけて色とりどりの花を咲かせるチューリップをご紹介します。
その花の名前の由来は、花の形がターバンに似ていることから『チュルバン(ターバン)』が変化し、チューリップとなりました。
主にトルコやオランダで栽培され、その可愛らしい佇まいが多くの評判を生みました。日本には江戸時代後期に一度伝来しましたが普及せず、大正時代になってから新潟県で本格的にチューリップの球根栽培が始まりました。
日本でも昔から馴染みのあるチューリップ。小さい頃、家の庭や近所の公園に咲いていたという人も多いのではないでしょうか? 親しみのある花として、老若男女問わず人気のあるチューリップ。飾るだけで気持ちが初心に帰り、まっさらな気持ちで物事を始めることができそうですね。
花屋では、だいたい自然に咲く季節の1~3ヶ月前から店頭に並ぶことが多いので、種類にもよりますがだいたい12~3月頃にかけてお花屋さんで購入することができます。
たんぽぽ
花言葉は「真実の愛」
春の訪れを告げる黄色いお花
春のお花としては、こちらもイメージが強いたんぽぽ。 道路脇や河原の土手などいたるところで黄色い花を咲かせ、春の訪れを告げてくれます。
たんぽぽの開花時期は主に3~4月ですが、暖かい気候なら通年花を咲かせる西洋たんぽぽなどの品種もあるため、日本では9月頃まで咲いているのを見ることができます。花の咲いている日数は主に1週間前後で、その後は綿毛を生成し、風に乗って別の場所で根をはります。
たんぽぽには多くの品種があり、世界では400種、そのうち日本では20種類ものたんぽぽが存在していると言われています。どの品種も似ているため見分けるのは難しいのですが、花の大きさや色に違いがあるのでたんぽぽを見かけた際は気にして見てみるのも楽しいかもしれません。
たんぽぽは割合どこでも見つけることができるので、お花を摘んで小さなグラスに入れて飾るのもとっても手軽で可愛いと思いますよ。
桜
花言葉は「精神の美」
愛され続ける春の象徴
春といえばお花見、お花見といえば桜。
今年も都心では3月下旬に桜の開花宣言がされました。寒い冬の季節に耐え、小さな蕾から可愛らしい花を咲かせる桜は見る人の心を幸せな気持ちにしてくれますよね。どこか遠出をして桜を見に行くのも良いですが、せっかくの春なのでお家でも桜を楽しんでみてはいかがでしょうか?
桜は木に咲いているのを見るもので、家に飾るイメージがわかない人も多いかもしれませんが、ギフトはもちろん、自宅用にもとても人気があるようです。
桜の花は二度楽しめると言われています。一度目はそのまま飾って桜の花を楽しみ、二度目は花びらが散ってからもそのまま大事に飾っておき、葉桜となった状態を楽しむというもの。新しい芽から出る葉は生命の息吹を感じさせ、見ているだけでパワーが湧いてきます。
何かと始まりを揶揄されることが多い春。何かを成し遂げてこれからさらにステップアップしていく自分へ、これから何かをスタートさせる大切な人へ、桜の花を送ってみるのはいかがでしょうか?
〜花にまつわるあれこれ〜
飾る色で変わるお花のパワー
黄色‥‥コミュニケーション力を高める色ともいわれているので、サロンの目立つところやお家なら食卓に並べるのが効果的。
赤‥‥赤い色を見ると不思議と元気が湧いてくるということはありませんか?1日のスタートである朝に赤色のお花を見ることでやる気が出るので、洗面所に置くのが良いそうです。
青色‥‥気持ちをリフレッシュさせてくれる色です。イライラしやすい人、精神的に落ち着きたい人にはオススメの花の色です。寝室に置くことで安眠効果も期待できるそう。
白‥‥どんなものとでも協調でき、すべてのものを引き立てる効果があります。呼吸器系を活性化する働きに優れ、気持ちをリフレッシュさせてくれます。
ピンク‥‥優しく幸せな気分にさせてくれる色なので、リラックスしたいときに飾ると良いそうです。心身の緊張をほぐし体内機能を活性化させて、肌を若返らせる効果もあるとか。
色だけでも、こんなに多くの効果があるお花。自分のお家はもちろん、サロンや店先に素敵なお花を飾ることでお客さまとの会話のキッカケがうまれることも。綺麗ですねと褒めてもらえることで、飾る喜びが増しますので、もっともっと花を飾りたいと思うかもしれません。
訪れる人をさり気なく迎えてくれるおもてなしの花は、私たち日本人の素晴らしい文化といえるでしょう。ぜひ季節にあったお花を飾り、花のある毎日を過ごしてみるのはいかがでしょうか。