苦手なショートカットに挑戦するために転職。サロンの教育制度を活かして技術を磨く「BUMP GINZA」浅野 賢哉さん

技術力の高いスタッフが集結し、1人ひとりに合ったショートスタイルを看板メニューとするサロン「BUMP GINZA」。とくに今までショートカットに失敗してきたという大人の女性から「ここに来て初めて理想のスタイルになった」と多くの支持を得ています。

そんな銀座の有名店で腕を磨き続けているのが入社3年目の浅野賢哉さんです。過去に勤めていたサロンでは苦手だったというショートのスタイルを「BUMP GINZA」で克服。スタイルを掲載したインスタグラムのフォロワー数が6万人を超えるなど転職を機に、人気のスタイリストとなりました。

前編ではショートスタイルを克服するための転職活動の具体的なエピソードや、「BUMP GINZA」に入ってからどのように練習を重ねていったかについてご紹介します。

今回、お話を伺ったのは…

「BUMP GINZA」

スタイリスト 浅野 賢哉さん

東京都出身。国際理容美容専門学校通信課程卒業後、都内のサロンに入社。約4年間勤めた後、2022年1月に「BUMP」に入社し、「BUMP GINZA」にてショートカットの技術力を高める。入社と同時にインスタグラムでの発信にも力を入れ、2025年7月現在フォロワー数は約6.2万人。2023年9月にスタイリストデビューを果たしてからは多くのお客様の悩みを解決している。

インスタグラム

苦手なショートカットの技術を克服するため「BUMP GINZA」に転職

苦手なショートカットの技術をどうしても極めたかったという浅野さん

――まずは美容師を志したきっかけを教えてください。

高校生のときにメンズサロンがとても流行っており、有名店のスタイルを見て憧れたのがきっかけです。そこで国際理容美容専門学校通信課程に入り、都内のサロンに就職しました。

――1社目のサロンでは憧れであったメンズカットをされていたのですか?

いいえ。専門学校で勉強した結果、視野が広がり、就職したときにはメンズカットに限らずすべての技術に興味を持つように。当時のサロンは髪質改善に力を入れていたので、その技術をメインに約4年間学びながら働いていました。

――転職しようと思ったきっかけを教えてください。

ショートカットの技術力を伸ばしたいと思ったからです。ショートカットのカリキュラムを受けた際に、どうしても思い通りのスタイルにならず「これではお客様のカットができない」と不安になりました。そこでオンラインサロンに入会し、独自に勉強をすることに。そのサロンで出会った方からショートスタイルが得意なサロンがあると「BUMP GINZA」を紹介してもらったのが、当店の採用を知ったきっかけです。ショートカットの技術を極めたいと思い、転職を決意しました。

――苦手なことは避けたくなる方もいるかと思うのですが、克服するために厳しい環境に身を置かれたのですね。

どうしてもうまくなりたくて必死に練習していたので、働きながら苦手を克服して高いスキルを習得できる「BUMP GINZA」はとても魅力的だったんです。待遇面が1社目よりもよかったのも決め手になりました。

学びに対する熱意を伝え「BUMP GINZA」に入社

採用面接について、今思い出しても緊張するとのこと

――実際の採用試験の内容を教えてください。

オンラインサロンの方に紹介していただいて、2回の面接を経て採用となりました。1回目は幹部4名と僕ひとりの面接。最初はスタッフの方と1対1だと思っていたので震えるほど緊張しました。当時はとにかくショートのスタイルを学びたい、早く環境を変えたいという気持ちだけで、準備をせずに臨んだので頭が真っ白になってしまったんです。

それでもなんとか乗り越えて、1週間後にスタイリスト全員との面接があり、無事に採用していただきました。

――面接ではどのようなことを聞かれましたか?

じつは緊張しすぎて何も覚えていないんです。とにかく思いをぶつけようと必死だった気がします。

当時所属していたサロンはすべての施術が平均値くらいで、将来を考えたときにひとつずば抜けた技術がほしいと思っていました。苦手な方が多いからこそショートのスタイルを極めたいと思い「BUMP GINZA」を志望したので、そのことについて話したと思います。

――オンラインサロンなどで独自に勉強されていたとのことですが、「BUMP GINZA」に入社する頃にはショートに対する苦手意識は払拭できていましたか?

いいえ。まったくできなかったですね。学んだことを実践してもそれが正解かどうか教えてくれる人がいなかったので。技術力は自信がなかったので、熱意が伝わって採用していただいたのだと思います。

孤独な練習を乗り越え、丁寧な技術指導のもと苦手の克服へ

「BUMP GINZA」で充実した仕事ができていると話す浅野さん

――美容師になってから苦労したことを教えてください。

最初に入社したサロンでは練習を見てくれる人がいなかったので、すべて自分ひとりで考える必要がり、正解がわからないまま不安ばかりが募っていました。

オーナーが1度だけ見せてくれる見本の施術を動画に撮って、それを見ながら練習を繰り返すシステム。カラーやパーマはなんとか真似ができたのですが、カットはどうしても理想の形にならなくて。きちんと練習ができる環境に行きたいと思ったのも転職を考えた理由のひとつです。

――当時はどのようにして解決していたのですか?

ひたすら練習をしていました。朝は営業前から夜は終電まで、思考と実践を繰り返して技術を身につけていく、それしか方法がなかったんです。

――「BUMP GINZA」に転職されてからはいかがですか?

店長にマンツーマンで練習を見ていただく機会が週に2回、2時間が確保されており、そこでとても多くのことを学びました。以前のサロンでの辛い経験があったので、本当に転職してよかったです。ショートの技術もそこで丁寧に教えていただきました。

――ショートカットへの苦手意識はいつ頃解消されたのですか?

カットモデルを始めて、最初の20名くらいは全く自信がなかったです。しかし、そのモデル練習もすべて店長に指導していただきながら行ったので、徐々にスキルが上がっていくのが実感できて。30名を超えたあたりからは仕上がりの写真を見返して満足がいくスタイルになっていました。それと同時にお客様にもとても喜んでいただけるように。それが自信につながってさらに精力的に練習に励む、とよい循環ができていたと思います。

その後も練習を重ねて、入社から約1年半後にスタイリストデビューを果たしました。


後編では「BUMP GINZA」で働く魅力や6万人を超えるフォロワーを持つインスタグラムの投稿のコツをお聞きします。

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BUMP GINZA
東京都中央区銀座5-9-1 銀座幸ビル9F
03-6263-0408

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