学び・キャリア 2025.08.09

SNSフォロワー6万人超えの人気美容師に聞く！自身のスキルを存分に発揮できるサロンとの出会い「BUMP GINZA」浅野賢哉さん

美容師転職体験談就職ノウハウ

銀座の一等地に店を構え、癒しの空間と質の高い接客、スキルの高いスタッフを揃える「BUMP GINZA」。今回はそんな話題のサロンで活躍する浅野賢哉さんにお話しをお聞きします。

前編ではショートカットを克服するために転職をしたことや、入社後のスキルアップについてお話ししてくれました。

後編では「BUMP GINZA」の社員全員で励まし合う魅力的な社風や6万人以上のフォロワーを持つインスタグラムの運用、仕事のやりがいなどを伺います。

今回、お話を伺ったのは…

「BUMP GINZA」

スタイリスト　浅野賢哉さん

東京都出身。国際理容美容専門学校通信課程卒業後、都内のサロンに入社。約4年間勤めた後、2022年1月に「BUMP」に入社し、「BUMP GINZA」にてショートカットの技術力を高める。入社と同時にインスタグラムでの発信にも力を入れ、2025年7月現在フォロワーは約6.2万人。2023年9月にスタイリストデビューを果たしてからは多くのお客様の悩みを解決している。

インスタグラム

勇気を出して環境を変えることが理想のサロンに出会う第一歩

――過去に所属のサロンで苦労した経験をお聞きしましたが、「BUMP GINZA」に入社してからはいかがですか？

研修制度が整っており、スキルの高い先輩方が揃っているため、日々技術力を高めながら楽しく働いています。また、スタッフ全員が明るくてどんな方でも歓迎する雰囲気が好きですね。仕事中は厳しく指導いただくこともありますが、社員全員で励ましし合って成長していこうという気持ちが共通しているのが「BUMP GINZA」の魅力だと思います。

不満なく楽しく働けているのも周りのみなさんのおかげです。

――入社当時は店長とマンツーマンで練習していたとお聞きしましたが、現在はどのようにして技術力を高めているのですか？

今でもスタッフと相談し合ったり、研修を受けたり、社内での学びが多いです。個人的にはオンラインサロンなどで勉強も行っています。吸収した技術はすぐにお客様に還元して、リアクションを見ながら改善と実践の繰り返しです。

――転職体験はどのような学びになりましたか？

環境を変えるために行動することはとても勇気のいることだと思います。僕も面接に行く際はとても緊張しましたが、そのおかげで今では理想の環境で楽しく働くことができるようになりました。

具体的によかった点は以前勤めていたサロンで悩み続けていた技術力の向上について「BUMP GINZA」に転職してから一気に解決したこと。技術で悩む方や、もっと上達したいという方にはとてもよいサロンです。

――自分の理想のサロンを探すコツはありますか？

最近流行りのサロンは全ての技術が平均点よりも何かひとつの技術に特化しているところが多い気がします。そのため、まずは自分が力を入れたい技術を決めて、サロンを探すことをおすすめします。僕はそれがショートでしたが、たとえばハイトーンやバレイヤージュなどはSNSのスタイル写真を見ればある程度サロンの技術力がわかります。もちろんモデル撮影も大切ですが、僕はお客様のビフォーアフターがサロンの水準だと思っているので、まずはSNSからチェックしてはいかがでしょうか。

毎日投稿を続けることでパーマ風のスタイルがヒット

――インスタグラムについても教えてください。2025年7月現在、フォロワーが約6.2万人いらっしゃいますが、いつから発信に力を入れられたのですか？

入社当初、店舗のマネージャーから集客のためにインスタグラムの使用を勧められて始めました。「BUMP GINZA」では多くのスタッフがインスタグラムでスタイルの投稿を行っており、個人での集客力も高いです。

――浅野さんは多くのフォロワーがいらっしゃいます。どのようにして多くの方に知ってもらえたのでしょうか？

フォロワー数が増えたのはアシスタントの頃です。当時はまだ投稿内容に迷っており、質に関しては試行錯誤しつつ、とにかく投稿数を増やそうと1日1件はリールや画像をあげていました。

ショートカットのビフォーアフターを掲載しているのですが、パーマ風の動きがあるスタイルを載せたところ話題となり、一気にフォロワーが増加。そのときは1日ごとに500〜1,000人フォロワーが増えていき、自分でも驚きましたね。何がヒットするかわからないので、とにかく継続することが大切だと思います。

――アシスタントの頃とのことで、練習やサロンワークもあるなかでのSNSの投稿は大変ではありませんでしたか？

今考えると時間がないなかよくやっていたなとは思います。ただし、スタッフ同士で撮影をし合ったり、お客様がよりきれいに見える写真を撮っていただいたり、全員で技術や情報、写真を共有して発信ができたのはとても助かりました。周りの協力があってこそだと思います。

信頼できる仲間を見つけて新人時代の苦労を乗り越えてほしい

――仕事のやりがいを教えてください。

「BUMP GINZA」には白髪やくせ毛に悩みを抱えながらご来店してくださるお客様が多いのですが、その悩みを解決して本当に似合うスタイルを提供できたときにやりがいを感じます。

僕自身も高校生の頃癖毛に悩んでおり、初めて縮毛矯正をしたときにとても感動したんです。アイロンで何時間もかけて伸ばしていたものが一気にまっすぐになり「まるで魔法みみたいだ！」と。そんな魔法を今度は僕がお客様にかけてあげられたらと思い、日々努力をしています。

努力の結果、お客様の喜びの声を直接聞くことができるのも美容師のやりがいのひとつですね。

――最後に、これから美容師になりたい方へのアドバイスをお願いします。

美容師はとても素敵な職業である一方で、苦労することもあり、1、2年で辞めてしまう方が多い業界です。アシスタントとして何もわからない状態で、1から技術を習得するのは本当に大変なことで、人によっては辛いことばかりだと思うこともあるかもしれません。しかし、そこを乗り越えると素晴らしいお客様や仲間と出会えるはず。

そのためには気持ちを強く持つことが大切だと思います。美容師になった理由やスタイリストになってやりたいことを思い出しながら、1、２年は努力の時間だと思って乗り越えてほしいですね。

また、仲間の存在も大切。信頼できる方を見つけて相談することで、乗り越えられると思います。