妻の練習モデルをきっかけにネイル業界へ ネイルサロン Oh! 新宿マルイアネックス店 トップネイリスト Junさん#1
フレンチレストランでの接客を経て、男性ネイリストに転職したJunさん。まだまだ少ない男性ネイリストということで、就活は決してスムーズではなかったそう。でもわずか10ヶ月でネイリスト検定1級にストレート合格した手先の器用さ、物腰ソフトな人柄で異業種からの転職を成し遂げます。
お話を伺ったのは…
ネイルサロン Oh! 新宿マルイアネックス店
トップネイリスト Junさん
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フレンチレストランでフロア担当として培った丁寧で品のある接客力を活かし、ネイル業界へ転職。ネイリスト検定1級・ジェルネイル検定上級まで、いずれも一度も落ちずにストレート合格で取得。技術とホスピタリティの両面を兼ね備えた信頼感のあるメンズネイリスト。1歳女児のパパ。
ネイルはプラモデルや粘土細工によく似ている
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――ネイリストになる前のお話を聞かせてください。
フレンチレストランでアルバイトをしていました。ホールでの接客がメインでしたが、必要なときは調理の下準備を手伝うことも。
――フレンチレストランでのお仕事はいかがでしたか。
元々料理好きだったので楽しかったですね。自分ではちょっと手が出しにくいブロック単位の肉や一尾丸ごとの魚が見れたり、日常生活ではなかなか接点がない方にお客様として出会えることも。粘土細工やプラモデルなど趣味が合うお客様とは、「じゃあ今度作ったものを持ってきますね」なんてこともありました。
――転職を考えるようになったきっかけは?
妻が趣味でネイルスクールに通い始めたんです。「練習モデルになって」と頼まれて、妻がやるのを見ていたら「これは面白いかも」と。あまり深く考えずに飛び込みました。
――奥様と一緒に習い始めたのですか。
はい。妻はネイリスト検定3級を取得したところで元の仕事に戻りましたが、僕はフレンチレストランで働きながら、休日にネイルスクールに通いました。ネイルNGの店だったので、スクールに行ったその日のうちにネイルを落として、フレンチレストランでアルバイト。また休日になったらネイルスクールという日々が10ヶ月ほど続きました。
――周囲の反応はいかがでしたか。
妻は「あなたは手先が器用だから向いてるんじゃない? やってみなよ」と応援してくれました。親も最初は「あなたがネイル?」と驚いていましたが、だんだん理解してくれるようになりました。そんな環境もあってがんばれたんだと思います。
――スクール期間中に資格取得を?
はい。ネイリスト検定1級まで取得しました。
――10ヶ月で1級取得はかなり早いのでは?
そうですね。検定日のタイミングも合って、トントン拍子に進みました。削って色を塗るネイルの作業は、趣味のプラモデルや粘土細工とよく似ていたので、ネイルスクールはとても楽しい時間でした。その後、ジェルネイル検定上級にもストレート合格しました。
10件応募して面接にこぎつけたのは2件
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――フレンチレストランを辞めたのはどのタイミング?
ネイリスト検定1級を取得して、就活を始めるときです。
――就活はいかがでしたか。
10件応募して面接にこぎつけたのは2件だけ。男性だから? エントリーシートの内容がダメだった? やってみたいという気持ちだけで深く考えずに飛び込んでしまったけど、やっぱり女性の世界なのか。と考えることもありましたが、そこを突き詰めてやる気が失せてしまってはダメだ。周りも応援してくれていることだし、ここまできたらやるしかない。
でも面接した2件ともお店の雰囲気やコンセプトが思い描いていたものとはちょっと違ったので辞退させていただきました。
――現職のネイルサロン Oh!はどんな経緯で?
「就活が上手くいかなくて」とネイルスクールの先生に相談したら紹介してくださいました。
――面接の様子を教えてください。
代表とオンラインで面接しました。自分のアピールポイントを考えていたんですが、パワフルな代表の言葉のシャワーを浴びて、まだ採用されたわけでもないのに「がんばります」みたいな気持ちになったのを覚えています(笑)。
――どんな内容だったのですか。
「男性ネイリストが少ないことが目下の悩み。ネイル業界を変えていきたいから一緒にがんばりましょう」とやる気を起こさせてくれるようなことを言ってくださいました。
ようやくネイリストになれて嬉しかった
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――その後はどんな展開に?
面接の翌日、辻堂店に見学に行き、その翌週から新宿店で予定されていた新人研修に参加することになりました。
――研修ではどんなことをするのですか。
同期と相モデルで施術しあったり、友だちにモデルを頼むこともありました。ネイリスト検定1級を取得していたのでちょっと自信はあったのですが、サロンワークでは全然通用しないことを痛感。ネイルサロン Oh!はネイルケアに注力しているのですが、スクールでも検定でもケアに関してはみっちりやったというわけではなかったので。
でも社内の技術教育部のメンバーがその壁を厚く感じさせることなく「こうやるんだよ」と滑らかに導入してくれたこともあり、1ヶ月の研修期間はあっという間でした。その時点で採用通知をいただきました。
――そのときはどんな気持ちでしたか。
やっぱり嬉しかったです。ネイリストになるぞと意気込んでいたのに10社ダメで。気持ちが折れそうなときもありましたが、ようやくネイリストになれたと思ったら嬉しかったですね。
後編では、実際に入社してみて感じたこと、就活を振り返ってどんな経験だったのかお伺いします。
撮影/森末美穂
取材・文/永瀬紀子
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