チームワークを大切にし、個々の優れている部分を学び合う『La Mer Daikanyama』

スタッフ、従業員が気持ち良く働くための環境づくりや取り組み、普段のスタッフの顔などが見られるのが「Back Stage」です。

サロンやショップに入ってから、いろいろと分かることもありますが、今回は普段目にすることがない “裏舞台”を紹介します。みなさんの考えにマッチする取り組みなどが分かるかもしれませんので、要チェックですよ!

昨年の12月にオープンしたネイル&まつげエクステサロン「La Mer Daikanyama」。「通えるリゾート」をコンセプトにしたオシャレな店内と、信頼できる確かな技術で人気を集めています。オープニングスタッフとして集められたみなさんはどのような環境で働いているのでしょうか? この店のオーナーの松坂歌純さんにいろいろとお話を伺いました。

マニュアルに縛らず、スタッフの自主性を尊重しています

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オーナーの松坂さんは、「日本ネイリスト協会本部認定講師」の資格を取得されていて、講師経験もあるネイリストさんです。

「スタッフはネイリストが4名、アイリストが2名の計6名です。年齢は24歳~36歳までバラバラで、ネイリストとしての経験は4年~10年です。職人気質の子もいれば、人が大好きで接客が得意という子もいて、皆それぞれ個性がありますね。まだオープンして1年経っていませんが、スタッフ同士の仲は良いと思います。できるだけ会話をたくさんするように心がけていて、定休日も月1回つくっているので、サーファーの子は一緒に海に行ったり、次はディズニーランドに行く約束などもしています」

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松坂さんとスタッフの合同誕生会ではこんなに可愛らしいバースデープレートが。
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誕生日の主役はお決まりのハート型メガネでパチリ!

「雇用形態は正社員とパートです。パートさんは月給ではなく時給で、時短勤務だったり希望によって働く日数も少なめにしたりしています。正社員はシフト制で、大体週2日お休みという感じで組んでいます。海外旅行などに行きたい場合は連休を取ることも可能ですよ。お盆は営業していますが、年末年始はお店自体お休みさせていただいています。勤務時間は早番・遅番の2交代制で休憩が1時間あり、実働8時間になります」

スタッフの教育やスキルアップに関してはどのようにされているのでしょうか?

「うちのサロンは自主性を尊重していて、マニュアルで縛るというやり方をしていません。向上心がある人には、自ら行動してもらいスキルアップしてもらいます。表立ってスタッフ同士で競っていることなども特にないですね。メラメラとライバル心を燃やしているという感じではなく、チームワークを大事にしています。ただ、指名手当や売り上げの手当などはあるので、頑張った人はちゃんと評価されてお給料アップにもつながります。資格に関しても、採用条件として『JNECネイリスト技能検定2級保持者』というのを決めていますが、入社後に必ず1級を目指さなければいけない、などということもありません。取りたい人は挑戦してもらって、合格すれば昇給します」

スタッフそれぞれの良い点は、みんなで共有して吸収していく

「技術に関しては空いている時間にそれぞれ練習したり、私が指導する場合もあります。また、スタッフひとりひとりの得意分野が違うので、『この子のここがいいから真似しましょう』という感じで、みんなで共有するようにしています」

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ネイルのサンプルはスタッフみんなで作って随時更新しているそう。

「今働いているスタッフは全員ネイリスト経験者ですが、今後未経験の方に入ってもらう場合は社内でしっかり研修をします。学校だと基本的に試験に受かる勉強しかしないので、基礎的な技術からアート、接客のノウハウまで、サロンワークに必要なことを一から勉強してもらいます。今ちょうどうちで研修を受けている学生さんがいるんです。彼女は来年から新卒で採用が決まってるんですが、できるだけ早くデビューしたいということで入社前から研修に通っています」

ネイリストには終わりがない、満足してしまったらそこで終了

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忙しい仕事の合間に、スタッフが連れてきたワンちゃんに群がって癒される図(笑)。

「ネイリストの仕事で大変なところは、『上を目指したら終わりがない』ということ。逆に言うと満足してしまったら、伸びしろ自体も無くなってしまいます。ネイルの技術は日々向上していきますし、デザインもどんどん新しいものが出てきます。そこを敏感にキャッチして取り入れていく力が必要ですね。そしてもうひとつは『正解』もないということ。お客さま全員に『このやり方が正しい』という決まりはありません。接客もそうですが、例えばデザインに関しても『そのお客さまにとっていいセンスがどうか』という点が重要で、センスがいい悪いって私が決めることではないと思っています。『センスいい』の押し売りみたいになってしまうのも変ですし。センスがいいってことよりも、『お客さまの好きなセンスを見抜く力』の方が大事だと思います。そしてそこからさらにプラスαのご提案をして、お客さまのお望み以上のものを形にできる、ということが理想ですね」

――ネイリストという職業は、技術だけではなくいろいろなスキルが必要なのですね。苦労もあると思いますが、その分やりがいも感じられるのではないしょうか。次回はお店で扱ってるセルフケアアイテムなどのご紹介をします。

Shop

La Mer Daikanyama

La Mer Daikanyama

住所:東京都渋谷区恵比寿西1-33-3 光雲閣 207
TEL:03-6885-4027
月~土 11:00~21:00、日・祝 10:00~19:00 第三月曜定休

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