今日のコリは今日ほぐす!飯野慎也先生のらくらくストレッチ #1

頑張れば頑張るほど疲れはたまるもの。お休みの日は疲れきってベッドから起き上がれない方も多いのでは。その疲れは、体を酷使しているからなのか、それとも精神的なものか、睡眠時間が少ないからなのか、栄養バランスが悪いからなのか、原因は様々。でもどれをとっても結果としては、体の硬さとなって肉体に現れてくるのです。

いまや国民病となっている腰痛、首や肩のコリは、体の硬さからくるものです。体の硬さは、さらなる硬さの原因となり全身へと広がっていきます。
気づいた時には全身ガチガチ! 動こうにも思うように動けない、そのため動く意欲すら減ってしまい、負のサイクルに陥ります。これは重大な問題です。このコリを毎日の正しいストレッチで解消できたら素晴らしいと思いませんか?

「その日の疲れはその日にとるのがベスト」というパーソナルトレーナーの飯野先生。部位ごとにコリを解消するストレッチメニューについてお話を伺いました。第1回目は「首のストレッチ」です。

とっても簡単! 場所をとらないので、サロンでも仕事の合間にできます!

いざ実践してみると、意外と自分では気付かない部位が凝っていたりもします。まず、いろいろ探ってみて、自分の凝りやすい部位を把握することが大切です。

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肩コリ・首コリの原因は猫背!

首コリ、肩コリで悩んでいる方はかなり多いのではないでしょうか。
首周辺に凝りが生じる主な原因は、

  1. 肩がすくみ、首が短くなる
  2. 体に対して頭のみが前に傾いている、いわゆる猫背の姿勢です。
飯野慎也先生のらくらくストレッチ

「成人の頭の重さは約5kgあるといわれ、本来の正しい背骨の状態であれば、骨格が体を支えているんです。しかし、骨格が歪んでいると骨ではなく筋肉がメインで姿勢を維持します。このような場合、首の筋肉は1日中、毎日5kgを持ち続けるという状況になるため、首の筋肉が硬くなり凝ってしまうのです。これが首コリの原因です。あなたの姿勢を意識してみてください。気がつくと猫背になっていませんか?

ますは過剰に使われている首の筋肉のストレッチから覚えていきましょう」と飯野先生。

ストレッチ中は呼吸の意識を忘れずに!

ストレッチを行う際の呼吸はゆっくりと吐くことを意識していきましょう。

硬い部位のストレッチには痛みを感じる事もありますが、痛すぎると息を止めがちになり逆に力んでしまいます。

痛気持ちいい範囲でゆっくり大きく深呼吸を。

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首のストレッチメニューのご紹介

1.頭を横に傾けるストレッチ

飯野慎也先生のらくらくストレッチ
  1. 頭に手をかけ横に傾けていきます。
  2. 手は無理に引き込まず、軽く添えて少し重さをかける程度です。
  3. 凝りを感じる箇所を中心にいろいろな角度で行いましょう。 10~30秒程度、深呼吸をしながら続けていきます。
  4. 左右行いましょう。

手を使わずに頭を傾けるだけでも十分効果はあります。顔の角度を変えることで伸びるポイントが変わっていきます。※首はデリケートな部位なので無理な角度は避け、気持ちの良い範囲で行いましょう。

2.手で頭を支えるストレッチ(横)

飯野慎也先生のらくらくストレッチ
  1. 頭の横に手を添えましょう。
  2. 頭は横に倒す様に力を入れます。
  3. 手は頭が動かないように力を入れ、その位置でキープします。
  4. 10~30秒程度、深呼吸をしながら続けていきます。
  5. 左右行いましょう。

動きはないですが、頭と手で力が拮抗するので首の筋肉が使われます。
意識的に使われた筋肉は血流が増すので硬さの改善が期待できます。

※首はデリケートな部位なので無理な角度は避け、気持ちの良い範囲で行いましょう。

3.手で頭を支えるストレッチ(前)

2の<手で頭を支えるストレッチ>と同じように力を拮抗する種目です。

飯野慎也先生のらくらくストレッチ
  1. 片手の掌に肘を置き、その手にアゴを乗せます。
  2. 頭はおじきする様に下に力を入れ、手は位置をキープします。
  3. 10~30秒程度、深呼吸をしながら続けていきます。

※首はデリケートな部位なので無理な角度は避け、気持ちの良い範囲で行いましょう。

4.手で頭を支えるストレッチ(後)

2の<手で頭を支えるストレッチ> と同じように力を拮抗する種目です。

飯野慎也先生のらくらくストレッチ
  1. 両手を後頭部に当てます。
  2. 頭を後ろに起こすように力を入れ、手は位置をキープします。
  3. 10~30秒程度、深呼吸をしながら続けていきます。

※首はデリケートな部位なので無理な角度は避け、気持ちの良い範囲で行いましょう。

5.手で首筋マッサージ

飯野慎也先生のらくらくストレッチ
  1. 1の<頭を横に傾けるストレッチ>と同じように頭を横に傾けます。
  2. 反対の手でストレッチされている首筋を触ってみましょう。
  3. コリがある部分は硬さや痛みもあると思います。その周辺をさすったり、押した状態で頭を少し動かします。
  4. 押す位置を少しずつ変え、肩から耳の後ろ辺りまで広い範囲で行いましょう。
  5. 左右行いましょう。

取材協力/パーソナルトレーナー 飯野慎也
取材・構成/ORCA

Profile

飯野慎也

飯野慎也

オリジナル標語が「外から帰ったら、うがい、手洗い、スクワット!」。忙しい毎日、わざわざ運動の時間を作るのは大変、だから「トレーニングを生活の一部に!」をご自身で実践。日常の歩き方、階段の上り下り、歯を磨いている時、信号が赤の時など、少しの隙間時間でできるトレーニングを考案。TPI (タイトリスト パフォーマンス 研究所)認定 ゴルフ フィットネス トレーナー、アディダス パフォーマンス トレーニング 認定トレーナー取得後、パーソナルトレーナーとして9年目を迎える。大手スポーツクラブ、都内最大級のインドアゴルフ練習場でのパーソナルトレーナーとして活動しながら、都内・湘南を中心にご自宅、オフィスへの出張パーソナルトレーニングも行っている。プロスポーツ選手から一般の方(子どもから高齢者)まで、それぞれの目的にあった的確で結果を出す指導やプログラムメニューが大人気。ダイエット、スタイル作り・ボディーメイク、障害後のリハビリ、スポーツ球技能力向上、ゴルフフィットネスと指導内容も幅広く、ダイエットやゴルフフィットネスに関してのセミナー講師としても活躍。

コリはためない!飯野慎也先生のらくらくストレッチ#2腕と肩編>>

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