仕事は目的ではなく手段。長期的なキャリアを支えた考え方「Leverage New York 広尾店」岩田千亜希さん

東京都内でも洗練されたエリアとして人気の恵比寿・広尾。その地にある「Leverage New York 広尾店」は、流行に左右されない海外スタイルを追求した、株式会社ウノプリールが運営するアイラッシュ併設のヘアサロンです。今回は、そんな同店でアイリストとして働く岩田千亜希さんにインタビュー。

前編では、美容業界を目指したきっかけや、アイリストとしていち早く成長するために取り組んできたことについてお聞きしました。

後編では、アイリストとしてキャリアを再スタートさせた岩田さんがぶつかった壁や、「Leverage」へ転職した経緯などについて伺います。

上京後、接客につまずいたという岩田さん。関西では会話が求められる場面が多い一方で、関東ではお客様ごとに求められる距離感が大きく異なるため、見極めることが大切だといいます。

今回、お話を伺ったのは…

「Leverage New York 広尾店」アイリスト

岩田千亜希さん

大阪府出身。ヴェールルージュ美容専門学校卒業後、6社を経て「Leverage」で業務委託として勤務。現在は「Leverage New York 広尾店」にてアイリストとして活躍している。

インスタグラム

上京直後に実感した関東と関西の違い。距離感の見極めが鍵に

上京したてのころは、関西と関東での環境の違いにつまずいたという岩田さん

――これまでのアイリスト人生で、どんな壁にぶつかってきましたか?

大変だったことはいくつもありますが、とくに印象に残っているのは、関西と関東での環境の違いです。

――環境の違いですか。

はい。アイリストになっておよそ4年後に上京したのですが、接客面で戸惑うことが多くありました。

関西には会話を楽しまれるお客様がとても多くて、お客様の方から自然と話題が広がることも日常茶飯事でした。それに、施術中のコミュニケーションが、そのまま満足度にもつながる場面も多かったです。

――関東ではどうなんですか?

関東では、お客様ごとに求められる距離感が大きく異なると感じています。静かに過ごしたい方もいれば、会話を楽しみたい方もいる。「お客様がどんな時間を過ごしたいのか」を丁寧に感じ取ることの大切さを、改めて学びました。

上京したばかりのころは、会話を広げようとしすぎて、距離を詰め過ぎてしまうこともありました。「関西の人でしょ?」と言われたこともありましたが、いま振り返れば、それは「もう少し静かに過ごしたい」というサインだったのだと思います。

――それは、どのように乗り越えられたんですか。

まずは、お客様と同じ世代・ライフスタイルの方がどんなことに興味を持っているのかを調べ、実際に体験するようにしました。当時は40〜50代の女性のお客様が中心の銀座のサロンで働いていたので、プライベートでも高価格帯のカフェやホテルビュッフェなどに足を運び、話題づくりも兼ねて、感覚を近づけることを意識していたんです。

また一時は、お客様層に合わせて言葉遣いを大きく変えようとも考えました。ただ、それでは距離が縮まりにくくなってしまう気がして。最終的には、無理に矯正するのではなく、自分らしさを大切にしながら相手に合わせる方法を探すようになりました。

若い世代のエネルギーに刺激を受ける「Leverage」

岩田さんが、理想の働き方が叶う環境に惹かれて転職した「Leverage」

――「Leverage」に転職した経緯を教えてください。

前職のトータルビューティサロンが閉店になると聞いたことが、最初のきっかけです。

その後、転職活動を進めていたところ、前職でお世話になった社長から「Leverageで働いてみないか」とお声がけをいただき、業務委託として提携を決めました。

――決め手は何だったんですか?

前職時代、「Leverage」 がアイラッシュ部門を立ち上げる際、講師としてスタッフの方を指導していたことがあったんです。そうしたご縁があったことに加えて、私が理想とする働き方にも柔軟に対応していただけたことが決断を大きく後押ししました。

――実際に働き始めてみて、どんなことを感じましたか。

勤務開始してから現在まで、実は私がずっと最年長なんです。若い世代のスタッフのエネルギーやスピード感には驚かされました。

とくに向上心の高さとチームワークを大切にする姿勢はとても刺激的で、年齢に関係なく学べることがあるんです。私自身もいい影響を受けながら、日々アップデートできていると感じています。

アイリストは体力が必要。体を労わることが長期的なキャリアにつながる

新人時代と比べて、仕事観が変化したと話す岩田さん

――新人時代と比べて、どのような点が変化しましたか?

仕事が「目的」から、生活を豊かにする「手段」へと変化しました。この考え方は、仕事でお世話になった方から教わったものです。「仕事そのものを目的にしてしまうと、目標を達成した瞬間に燃え尽きてしまうことがある。でも、生活という永続的なものを目的にすれば、仕事はそのための手段として続いていく」といったことを教えていただきました。

振り返ると、仕事を手段だと捉えられるようになったからこそ、ここまで続けてこられたのだと思います。

――岩田さんにとって、やりがいは何ですか。

お客様に喜んでいただけることです。

仕上がりを見て笑顔になってくださった瞬間や、感謝の言葉をいただけたときももちろんうれしいんですが、とくにお土産を買ってきてくださったときが印象に残っています。

――お土産ですか?

はい。次の来店時に、「この前、旅行に行ってきたんです」と言って、お土産をくださったことがあったんです。

まず、旅行先で私を思い出してくださったという点から、お客様の生活の一部になれているんだと実感しました。それから、実際に「お土産を買う」という行動を後押しするほど喜びを与えられているんだ、とやりがいを強く感じたんです。

お客様の喜びは、私がこの業界を志した原点です。これからも仕事を通じて、生活の一部になれる存在であり続けたいと思っています。

――最後に、これからアイリストを目指す方にアドバイスをお願いします。

私はアイリストとして10年以上、この仕事を続けています。いま振り返ると、楽しいことだけでなく、悩んだり、挫折しそうになったりしたことも多くありました。

そのなかで大切だと感じたのは「継続」です。技術は練習すれば必ず身につきますし、センスも経験とともに育っていきます。上手くいかないときも諦めず、昨日の自分より少しでも前に進もうとする気持ちは忘れないでもらいたいです。

――練習の数だけ成長できるからこそ、継続することが大事なんですね。

そうです。アイリストはただまつげを綺麗にするのではなく、お客様の悩みに寄り添い、自信を持って帰っていただく仕事だと感じています。「鏡を見るのが楽しくなりました」「人に会うのが嬉しくなりました」といった言葉を直接もらえるのは、他の仕事にはなかなかない魅力です。

もちろんその分、大変なこともあります。体力も集中力も求められるので、自分の身体と向き合いながら1歩ずつ前に進んでみるのがいいかもしれません。心から応援しています。


岩田さんが充実した新人時代を送れた3つのポイント

1.毎日モデル練習を重ね、1ヶ月でデビューを果たした

2.お客様が求める「時間の過ごし方」を見極めながら接客した

3.お客様と同じものに興味を持ち、話題作りに出かけた

地域の違いに戸惑いながらも、自ら学び、行動し、技術と接客を磨き続けてきた岩田さん。その根底にあるのは「お客様を喜ばせたい」という学生時代から変わらない思いだと感じます。また、仕事は生活を豊かにする手段だと捉える岩田さんの姿勢は、とても見習いたいと思いました。ぜひ新人時代を過ごしている方は参考にしてみてくださいね!


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Leverage New York 広尾店
住所:東京都渋谷区広尾5-1-32 ST広尾ビル3F
TEL:03-6721-9578

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