学生を支え先生が導く教育カリキュラ!東京ビューティーアート専門学校 #2

美容専門学校の中でも高い信頼性と実績を誇る東京ビューティーアート専門学校。第一線で活躍している卒業生が多いことでも有名です。学科は美容科とトータルビューティー科の2つから構成され、それぞれの中でさらに5つのコースに細分化されています。全6回にわたって東京ビューティーアート専門学校を徹底リポートするこの企画。第2回目は学校の理念や教育カリキュラムについて、美容科の渡邊一仁先生とトータルビューティー科の植田晃子先生にお聞きしました。

――東京ビューティーアート専門学校の教育理念を教えてください。

植田晃子(以下、植田)「我が校は『技能と心の調和』という理念を掲げていて、技術だけではなく、心も兼ね備えた人材を育成しようというのをモットーにしています。毎年、いろんな個性を持った学生たちが入学してきますが、どんな子に対しても諦めずに指導していき、立派な社会人として送り出したいと考えています」

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トータルビューティー科・植田晃子先生

――その中で、ここは“推し”という授業はありますか?

渡邊一仁(以下、渡邊)「『未来デザインプログラム』という授業です。名前のとおりの未来を描くということなのですが、『7つの習慣』という本がベースになっていまして、成功するための考え方を身につけさせる内容です。成功の法則とでも言うのでしょうか。自分の夢を叶えるにはどういったことを、どのような過程でやっていけば実現できるのか。このゴールのためにはこの期日までにはこれをしよう、これが達成できたら次はこれをやろうということを教えています」

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美容科・渡邊一仁先生

植田「先生もちゃんと研修を受けている専門の教員になります。我々は就職先となるサロンさまへ『どのようなスタッフを求めていますか?』ということを聞くんですね。そうすると、ほとんどのサロンさまが『自分で考えて行動できる人、提案力のある人』とおっしゃるんです。技術も大切なのですが、内面をより重視しています。美容専門学校に求められているのは、そういう人材づくりでもあるんです」

渡邊「これはビジネスマンが受けるような授業だと思っています。こういうことを行っている美容専門学校はなかなかないと自負しています」

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――東京ビューティーアート専門学校は、入学後にコースが選べるというユニークなシステムですが、なぜそのような形になっているのですか?

渡邊「まず誤解のないように申しますと、我が校は美容科とトータルビューティー科に分かれています。入学するときはどちらかに所属することになります。ただしその後、科の中に5つのコースがありますから、どれかを選んで勉強するということになるというわけです。なので、美容科に入った子がトータルビューティー科のどこかのコースに所属できるというわけではないんですね。授業の流れでいうと、私が担当する美容科の1年生は7月まで全員が同じ授業を受け、夏休みを終えた10月から希望するコースに入っていくという形です」

植田「トータルビューティー科も同じです。なぜそういうシステムになっているかというと、例えばネイリストになりたいと思って入学したとしても、勉強を始めたら『なにか違う』『細かすぎる』『こんな大変だとは思わなかった』などという不安が出てくるんです。そうならないために、入学したらひと通り勉強してもらい、自分にはどれが合うのか、どれだったらできるのかというのを、身を持って知ってもらうということです」

渡邊「今はいろいろ技術を身につける必要がある時代なんですね。美容師さんも髪を切るだけのお仕事ではなくなってきています。まつげエクステを施すにしても美容師免許が必要ですし、ネイルをできる美容師さんもいらっしゃいますから、トータルで学ぶというのはとても大切だと思います。スキルをたくさん持っているほうが就職の幅が広がるのは確かです」

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――多様性を身につけさせるというわけですね。学生にとって勉強をやらされているという感覚があると身につかないと思います。彼らをそういう気持ちにさせないために、どのような工夫をしていますか?

渡邊「美容科の場合は、卒業生たちがけっこう来校してくれるんです。教員との絆だったり、卒業生が遊びに来たくなるような雰囲気を目指すという学校運営をしていますから、本当によく訪れてくれます。そのときに『この授業は大事だよ』とか『学生時代にこういうことをもっとやっておけばよかった』など、在校生たちにいろいろアドバイスをしてくれます。教員が言うよりも、学生に近い年齢の人たちが言ってくれるほうがいい場がありますから、OBたちには本当に助かっています。学生たちも刺激を受けているようです」

植田「トータルビューティー科でも就職ガイダンスのときに卒業生が来てくれます。卒業生が話をしてくれると、みんな納得して取り組むようになりますね。普段ですと、なぜこれが必要なのかというのを学生たちにしっかり伝えて、将来自分のためになるんだということを理解させたうえでやらせると、積極的になりますね」

OBの力を借りつつ、夢を持ち続けるためのカリキュラムに取り組む東京ビューティーアート専門学校。『7つの習慣』をベースに、人生の成功者となるための授業を行っているのも特徴的だと思います。

また、イベントの多さも特筆すべきポイントです。1カ月に1度はあるだろうという量です。その中でも最大のイベントは2年生のときに行うビューティーショー。ヘア、メイク、ネイル、衣装、音楽、ショーの構成など、すべてを学生たちがいちから考えて披露します。楽しみながら学べる。東京ビューティーアート専門学校とはそんな学校なのです。

第3回目は学生たちの学校生活について生の声をお届けします。

美容専門学校の生活はどんな感じ? 東京ビューティーアート専門学校 #3>>

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