コラム・特集 2017-02-14

この仕事だから出会えた! 業界ならではの感動体験【エステ編】

一日に何人ものお客さまと合い、会話をして身体に触れ、きれいになってお帰りいただく―—。ビューティシャンという職業は、ほかのどんな仕事よりも“対 人間”のコミュニケーション力が必要となる職種なのではないでしょうか。ただ、それだけに通常ではできないさまざまな経験をすることができたり、心動かされるシーンに立ち会う機会も多いはず。美容業界ならではの感動体験、ここでこっそり教えてもらいましょう。

【感動体験】さりげないやさしさが嬉しい! 某男性俳優さんとのエピソード

サロンのお客さまに有名人の方がいらっしゃる、という話はよく聞きます。とくにモデルや俳優といった美を求められる職業の方々は、女性のみならず、男性も美容室・エステサロンに通い、メンテナンスを行うのが常だとか。
以下は、そんな美容業界ならではのエピソードです。

「うちのエステサロンには、数年前から某有名俳優さんが通ってくださっています。ふだんから気取ったところがなく素敵な方だなと思っていたのですが、あるとき施術の前に“実家で穫れたものなんです…”と梨の入った紙袋を手渡してくださったんです。それだけでも感動なのに、その渡し方も、私たちが恐縮しないようほんとうにさりげなく、自然で、労りが伝わってくるもので…。この方はいつもこうしてまわりのスタッフ達に細やかな気づかいをされているんだろうなと、こちらが見習わせていただきたくなりました。一流の方というのはお人柄まで一流なんだ! とスタッフ全員一気にファンになってしまいました」
(27歳女性 エステティシャン)

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芸能人や有名人と接することも少なくない美容業界。それだけにわがままやクレームに悩んだり…というエピソードもよく聞きますが、こんな素敵な体験だったらウエルカム!(笑)ひごろの疲れも吹き飛びますね。お客さまにとって美容サロンはあくまで、ONではなくOFFの場所。そんなOFFの時間にまでさりげない気づかいができるなんで、本当に素敵な方なんですね。

【感動体験】お客さまの人生に関わることができた幸せな体験

現代の女性たちは、恋愛、結婚、出産、子育て…とそれぞれのライフステージのなかで環境が大きく変わります。エステサロンにはそうしたさまざまな状況のお客さまが訪れる場所。なかには、ストレスを抱え込んでいらっしゃる方も多いのかもしれません。つぎは、そんなつらいストレスを抱えてご来店されたお客さまとエステティシャンのエピソードです。

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「数年前に、エステチケットを携えてご来店いただいた30代のお客さま。いらっしゃったときの印象は肌ツヤが失われ、目の下のクマが目立ってとてもお疲れの印象でした。カウンセリングシートの記入中もどこか上の空。体調が悪いのかと思わずお声がけすると“ちょっと疲れてるだけなので…”とのお返事。当初は違うコースを希望されていましたが、体に負担の少ないリラクゼーション系のエステをご提案し、施術に入ることにしました。

ところがいざ施術にはいるとやっぱり様子がおかしい…。とくにお疲れだという頭まわりから、肩や背中のコリをゆっくりほぐしていると、施術中のお客さまが突然嗚咽をもらして泣き出してしまったんです。」

「慌てて体を起こしてタオルをかけ、背中をさすっているとようやく落ち着いたご様子。少し休んでいただいたあと、その日はお帰りになりました。後日、ふたたびご来店してくださったお客さまに思いきって事情を訪ねると、第一子を出産されたあとで睡眠不足やストレスで心が不安定なこと、毎日お子さんや旦那さまにイライラしてしまい自己嫌悪になっていること、まわりに相談できる人がいなくて追いつめられた気持ちになっていたことなどを、堰を切ったように話してくださったんです。エステチケットも旦那さまからのプレゼントだったようですが、子供を置いてきてしまった罪悪感でエステに集中もできず、張りつめていた糸が切れてつい泣き出してしまったそうです。」

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「私も子育ての経験があり、まわりに相談する相手がいないつらさ、イライラしてしまった後の罪悪感がよくわかりました。以来、施術に来ていただいた際にはできるだけお話をお聞きし、微力ながら子育てのアドバイスやまわりの友人の体験談を交えてお話もさせていただくように。また、出産後体型が変わったことを気にされていたので、食生活や生活習慣のアドバイスも加え、無理なく少しずつ体型を戻していくことを提案したんです。」

「あれから2年。先日もお子さん入園式前にヘッドスパを受けにきてくださったのですが、あらためて見ても、あのころとは別人のように明るくおきれいな表情になられました。今でもときどき当時の話をしますが、やはり定期的に自分の時間が持てたこと、体型の変化で少しずつ自信を取り戻せたことが、精神的に立ち直るきっかけになったそうです。こんなふうに仕事のなかでお客さまが人生を取り戻すお手伝いができたことは、エステティシャンとして大きな自信になりました。こちらこそありがとう、と言いたくなるような、常連さんとの幸せな出会いでした。」
(42歳女性 エステティシャン)

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トラブル時も慌てない施術者さんの長年の経験が、つらい状況のお客さまに安心感を与えたのでしょうね。核家族化が進む現代において、子育てをされているお母さまはとかくひとり思い悩むことが多いと聞きます。そんなとき、癒しの場所としてご来店いただけることは、お店にとっても嬉しいことなのでは。体だけでなく心までケアすることができた、素敵なお話です。

まとめ

エステティシャンのモチベーションをアップさせるエピソードを2つご紹介させていただきました。きっとみなさんのなかにも、お仕事の原動力となる感動的なエピソードがきっといくつもあると思います。努力や経験から得た成功体験はつらくなったときにその人を支えてくれる自信になります。ひとつひとつを大切に、つらくなったときは思い出して、お仕事の原動力にしていきましょう。

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