採用試験のために約10種の資格を獲得! スキルアップに努めた美容学生時代「山崎伊久江美容室」杉山成実さん

1913年創業、巧みなカット技術だけでなく弱酸性美容法を用いたヘアカラーやヘアエステが人気の「山崎伊久江美容室」。都内に6店舗展開しており、麻布十番店でアシスタントとして働くのが、入社2年目の杉山成実さんです。

サロン見学で「山崎伊久江美容室」に応募することを決めたという杉山さん。緊張している見学者が多いなか、スタッフの方たちが積極的に話しかけてくれたり、スタッフ同士のコミュニケーションが穏やかだったりした点に惹かれたそうです。

また、採用試験に向けて資格勉強に取り組んだ杉山さんは、卒業までにメイク検定1級やパーソナルカラー診断資格など10種前後の資格を取得。自身の強みを増やして面接に臨みました。

今回、お話を伺ったのは…

「山崎伊久江美容室」アシスタント

杉山成実さん

静岡県出身。美容師として働く母の影響もあり、子どものころから美容師を目指していた。静岡県美容専門学校を首席で卒業後、「山崎伊久江美容室」に入社。現在2年目、麻布十番店でアシスタントを務めている。

サロンワークに集中できる、理想の働き方とマッチ

美容師の仕事を選んだきっかけとして母の存在が大きいと話す杉山さん

――まずは美容師を目指そうと思ったきっかけを教えてください。

美容師を目指そうと決めたのは、高校の進路相談の時期です。はじめは美容師に興味がありませんでした。ただ在学中、コロナ禍で仕事が激減した人がいるというのをテレビなどで知ったり、母から手に職をつけた方がいいとアドバイスされたことで専門職を考えるようになったんです。

――数ある専門職から美容師を選んだ理由は?

母が美容師で、子どものころからヘアアレンジやカットをよくしてもらっていたんです。専門職のなかでも一番身近な仕事だったので、美容師を選びました。

――お母様も美容師なのですね。就活を始めたのはいつごろでしょうか。

専門学校1年生の冬ごろです。とくに理想とするサロンがなかったので、どのようなサロンがあるのか先生にヒアリングすることから始めました。そこで「山崎伊久江美容室」を知り、企業説明会に参加したり、サロン見学に行ったりして応募を決めました。

――理想のサロンがなかったということで、ほかの企業と迷ったのでは?

サロン見学をするまで「山崎伊久江美容室」ともう1社で迷っていたんです。長い歴史を持つ「山崎伊久江美容室」に対し、もう一方はSNS集客に特化したサロンでした。インスタに1日何本もリール動画を投稿しなければいけないという話をスタッフから聞いて、サロンワークに集中したいと思ったため「山崎伊久江美容室」を選んだんです。

すべての商材が弱酸性。美容師として長く働きやすい点に惹かれて入社

「山崎伊久江美容室」で使用するシャンプーや薬剤はすべて弱酸性だという杉山さん

――「山崎伊久江美容室」のサロン見学ではどのようなことを感じましたか。

優しくて誠実なスタッフが集まる場所だと感じました。緊張している私たち見学者に積極的に声をかけてくれて、企業の魅力をたくさん教えてくれたんです。スタッフ同士のコミュニケーションも穏やかで、ここに就職すれば楽しく働けそうだと思いました。

――ほかにもどのような点に惹かれて応募を決めましたか?

1913年創業と歴史が長いためカリキュラムが丁寧に作成されていて、座学と実技で基礎から応用までをしっかり学べることに惹かれました。

あとは、使用するシャンプーや薬剤がすべて弱酸性で手荒れをしにくい点も魅力でした。手荒れが原因で美容師を辞めてしまう人も少なくないと聞いていたので、できればそれは避けたいなと。実際、入社後は一度も手荒れは経験していません。

――なるほど。

制服があることも選んだ理由のひとつです。制服支給でファッションを気にする必要がないので、費用がかかりませんし、汚れを気にしなくて済みます。

約10種もの資格を獲得。応募者としての強みを増やした美容学生時代

美容学生時代に10種前後の資格を獲得し、採用試験での強みを増やしたと話す杉山さん

――実際に受けた採用試験の流れをお聞かせください。

書類審査のあと、適正診断と面接試験が同日に行われました。適性診断は約100問の質問があり、「ストレスに強いですか?」など回答者の適性を探るような内容でした。面接は人事担当と役員の2名と行う個人面接で、終了後に課題として「理想の美容師像」をテーマにレポートの提出が求められました。

――レポートはどのような内容で提出しましたか?

繰り返しになりますが、「山崎伊久江美容室」の魅力は基礎から応用までを丁寧に学べることです。その特色を活かして技術力の高い美容師を目指したいと書きました。

あと、社内コンテスト優勝を目標として書いたんです。「山崎伊久江美容室」では、弱酸性美容協会の薬剤を取り扱う全国のサロンが技術を競うコンテストを主催しています。年に6回、カットやワインディングなど分野ごとに開催されるんです。

――向上心の高さが伺えますね。

ありがとうございます。実はすでにコンテストに何度か参加していて、社歴1、2年目のスタッフが競うワインディング部門で3回優勝することができました。

――優秀ですね! 採用試験のために取り組んだことは何ですか。

資格を獲得しました。美容学生時代、資格は自身のスキル向上だけでなく、採用試験での強みにもつながると教えられていたんです。積極的に資格試験にチャレンジし続けて、メイク検定1級やパーソナルカラー診断資格、福祉検定など美容ジャンルに限らず10種前後の資格を取得しました。


後編では、杉山さんが実際に受けた採用試験などについてお話をお聞きします。面接試験で感情をのせてアピールすることを意識していた杉山さん。自然と感情をのせられるように、伝えたいことを文章ではなく箇条書きで覚え、要点を押さえた話し方で臨んだといいます。

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久山崎伊江美容室 麻布十番店
住所:東京都港区麻布十番2-16-1 トウセン麻布十番1F
TEL:03-5765-5252

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