お客様の個性や爪や髪といった素材の 健康美を追求するサロン『uka』
トータルビューティーサロン「uka」は、ネイル、ヘア、エステ、アイラッシュ、ヘッドスパのサロン事業だけではなく、化粧品プロダクトの製品開発から販売、セミナー事業まで、美容業全般についての企画・運営をする総合会社です。
今回は、東京ミッドタウン店のネイリストであり教育部門のDivision Manager、そしてukademy認定講師でもある畑昭子さんに、お客様とのつながりを大切にするカウンセリングの方法や後輩を伸ばす教育法ついてお聞きしました。
お客様との会話の中から探っていく「ファーストカウンセリング」の時間が大切
――ネイルの幕開けからサロンに立ちつづけている畑さんが、ネイルで最も重視しているポイントは何ですか?
「お客様に最初に話を聞きながら、何を求めてukaに来られているのかを探っていくファーストカウンセリングの時間を大切にしています。
お客様が求められているのは、サロンの雰囲気なのか、ケアを重視しているのかなどを探ります。服の雰囲気でデザインや色の好みを判断したり…例えば服がシンプルだけど、かばんや靴など小物にポイントを置いていたら、その色が何色なのかを気にしますし、シンプルでオーソドックスなものが好きなのか、エッジが聞いていて爪をポイントにしたいのか…とか普通の会話の中からも探っていきますね」
「“ファーストカウンセリング”で会話をしていくなかで爪の状態を見させていただいたりもします。最初にウォーターケアをしながら、改めて色の好みだとかデザイン、どういう風にしていきたいかを決めていきます。最初からどうしたいということを決めてこられない方がほとんどなので、本当に求めるものを探っていく感じですね」
オリジナルプロダクトも海外・全国で販売
オーガニック原料を含むナチュラルな化粧品のukaオリジナルプロダクトも販売しています。ネイルオイルやシャンプー&トリートメント、ヘアオイル、バーム、カラーベースコートなど、それぞれが高いサロンクオリティで人気です。
――プロダクトも各種販売されていますが、オンライン販売が主でしょうか。
「オンライン以外に実店舗にも置いています。サロンをはじめ、全国有名百貨店やセレクトショップ、そして海外では12カ国で販売しています。ネイルオイルからスタートし今でも人気のメイン製品です。主に大人の女性から支持を得ていますが、昨年発売したヘアオイルをきっかけに若年層からの人気も出てきました。SNSのフォロワーも増え手ごたえを感じていますね。」
多様なSNSを駆使して情報発信
――SNSのフォロワーが増えている、ということですが、多様なSNSはどのように使い分けていますか。
「ホームページのほかにFacebookとTwitter、Instagram、あとYouTubeのアカウントを設け、ほぼ毎日更新をしています。公式アカウントは担当が決まっていて、毎日日替わりでテーマを決めていますね。サロンでも各店で話し合って週別で担当を作っています。
どれも、お客様に見ていただくことを意識して各SNSのターゲット層を設定しています。ネイルでもヘアスタイルでもこの作品だったらどんな反応があるのか、が数字で見えるので、手応えを実感できる。サロンワークをしながらマーケター(マーケティング戦略立案者)としての感覚を養えるのでスタッフ教育にも役立てています。」
しっかりとしたカウンセリングに基づくサロン技術を高めつつ、オリジナルの商品販売も行い、SNSを駆使した宣伝とマーケティングを展開している「uka」。時代の流れに合わせながらも基本となるサロンクオリティの向上とスタッフ教育に真摯に取り組む姿勢が垣間見えました。
次回は、そんなスタッフの新人社員の教育システムなどについてご紹介します。
Salon Data
uka 東京ミッドタウン店
〒107-0052
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア2F ビューティー&ヘルスケアフロア
TEL:03-5413-7236(電話受付時間:9:30〜21:30)
OPEN:〈ヘア〉平日・土曜日 10:00~22:00、日曜日・祝日 10:00~22:00
〈ネイル・アイラッシュ〉10:00~21:30
CLOSED:元日