ネイリストの資格の種類とは?取得すると役立つおすすめ資格を紹介
ネイリストの資格にはどんなものがあるのか、種類を知らない人も多いのではないでしょうか。実は多様な種類があり、持っているとスキルの証明になるため、就職の際に有利になる可能性もあります。
ネイリストを目指すなら、今回取り上げる種類の資格はぜひ知っておきましょう。
ネイリストの資格の種類はどれくらいある?

ネイリストの資格には、さまざまな種類があります。大きく分けると、技術系とそれ以外(衛生や講師など)です。そこで、日本で取得できる主な資格を次章から詳しく見ていきましょう。この記事では、下記5つを紹介します。
<技術系>
・ネイリスト技能検定|JNEC
・JNAジェルネイル技能検定試験|JNA
・JNAフットケア理論検定試験|JNA
<衛生・講師など>
・ネイルサロン衛生管理士講習会|JNA
・認定講師資格試験|JNA
ネイリストの技術系資格

まずはネイリストの技術系資格です。
※検定試験料はすべて税込み
ネイリスト技能検定|JNEC
ネイリスト技能検定は、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が主催する、ネイルの正しい知識と技術の向上を目的とした資格検定です。
国際的に通用するネイリストの育成を目指すもので、1級・2級・3級の段階に分かれています。いずれの級も、筆記試験と実技試験の両方を受けて合格する必要があります。累計受験者数が100万人を超える、ネイル業界では非常に有名な資格です。
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引用元
日本ネイリスト検定試験センター
日本ネイリスト検定試験センター:ネイリスト技能検定試験とは
3級|検定内容
3級は、ネイリストとしてのベーシックなスキルがあることを証明できるレベルです。検定試験は義務教育を終えていれば誰でも受験可能で、ネイルケアやネイルアートの基本的な内容が問われます。検定料は6,800円、2024年秋期までの累計合格率は85.24%です。
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2級|検定内容
2級は、サロンワークとしてネイルに関する施術を行えるレベル。3級取得者が挑戦でき、試験範囲はネイルケア・リペア・ラップ&チップ・アートです。検定料は9,800円、2024年秋期までの累計合格率は43.54%と、50%を切っています。
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1級|検定内容
1級は、トップレベルのネイリストとしての総合的な知識や技術があることを証明できる、ネイリスト技能検定の最高レベルです。
前述のように合格率が半数を切る、2級取得者のみが挑戦できる試験なので、さらに狭き門といえます。検定料は1万2,500円、2024年秋期までの累計合格率は39.62%です。
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JNAジェルネイル技能検定|JNA
JNAジェルネイル技能検定は、日本ネイリスト協会(JNA)が主催する、ジェルネイルに特化した資格です。
お客様が安心して施術を受けられるよう、プロのジェルネイル施術者として必要な知識と安全な技術の修得を目的としています。初級・中級・上級に分かれており、筆記試験や実技試験により、段階的に専門知識と技術力のレベルを測れます。
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引用元
NPO法人 日本ネイリスト協会
日本ネイリスト協会:JNAジェルネイル技能検定試験
日本ネイリスト協会:第33回JNAジェルネイル技能検定試験[初級・中級・上級]
初級|試験内容
初級は、ネイルケアとジェルネイルの基礎知識や技術を証明できるレベルです。前述のJNECのネイリスト技能検定3級と同じく、義務教育を修了していれば誰でも受験できます。
検定料は9,900円で、筆記試験・実技試験ともに、100点満点中80点以上取れれば合格です。
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中級|試験内容
中級は、プロとしてサロンワークでネイルケアやジェルネイルを行えるという、専門的なスキルを証明できるレベルです。初級所持者が挑戦でき、実技ではネイルケアのほか、ジェルオフからジェルグラデーションやジェルフレンチカラーリングまで行います。
検定料は1万3,200円で、筆記試験は100点満点中80点以上、実技試験は70点以上で合格です。
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上級|試験内容
上級は、ジェルネイルのスペシャリストクラスのスキルを証明できる、JNAジェルネイル技能検定試験の最高級です。ハイレベルなジェルネイリストとして、幅広い知識と技術が求められます。
中級所持者が挑戦でき、内容は実技試験1本。指定された指にイクステンションを施します。検定料は1万6,500円で、100点満点中70点以上取れれば合格です。
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JNAフットケア理論検定試験|JNA
JNAフットケア理論検定試験は、足の爪に施すフットネイルのプロとして必要な知識を問う検定試験です。取得するには、試験会場でセミナーを受講したのち、筆記試験を受けて合格(100点満点で80点以上)しなければなりません。
検定料は、一般8,800円、JNA会員(認定校学生などを含む)6,600円で、別途テキスト料金3,300円が必要です。
ネイリストの技術系以外の資格

前述したように、ネイリストの資格には技術系以外の種類もあります。そこで、主なものを2つ取り上げます。
※料金はすべて税込み
ネイルサロン衛生管理士|JNA
JNAの「ネイルサロン衛生管理士」資格を取得できる専門の講習会は、JNAが独自に定めたネイルサロンの衛生基準を普及させ、正しく活用するために行われています。受講資格は18歳以上、または専門学校やスクールでネイルを学んでいる18歳未満の方です。
検定料は一般1万1,000円、会員6,600円で、約180分の講習を受講した後、筆記の確認テストを受けます。100点満点のうち80点以上で合格です。
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認定講師|JNA
認定講師資格試験は、同じくJNAが提供している、ネイル講師の資格試験です。受験するためには、受験日に満20歳以上であること・JNAの個人正会員であること・JNA認定校を卒業していることなど多くの項目に当てはまる必要があります。
高度な資格で、1次試験と2次試験があり、1次は実技のみ、2次は筆記・実技・面接を受けなければなりません。受験料は2万6,400円です。
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引用元
日本ネイリスト協会:認定講師資格試験
日本ネイリスト協会:第53期JNA認定講師資格試験
ネイリストを目指すために資格を取得するには?

ネイリストとして働くために必須の資格はありませんが、ここまでに見てきたような資格を取得するとメリットが大きいことは事実です。具体的には、就職や転職で有利になりやすい・専門的な知識や技術力が身につくなどの点です。
では、ネイリストを目指す方が資格を取得するにはどうすればいいのでしょうか。
専門学校・スクールで学ぶ
美容系の専門学校やネイルスクールで、ネイルに関する高い知識と技術を持った講師から学ぶ方法。専門的にじっくり学べる点や、プロに直接教えてもらえる点がメリットです。ただし、学費は数十万~100万円超と、高めであることに注意しましょう。
通信講座で学ぶ
学校ではなく、自宅で通信講座を受講する方法もあります。メリットは、自分の生活スタイルに合わせて学べることや、専門学校・スクールに比べて費用が安めであることでしょう。
一方で、テキストや動画などで自主学習を進めるため、プロの直接指導を受けられないという注意点もあります。
独学で学ぶ
独学で資格を取得する方もいます。課題提出などをする必要がないので、通信講座以上に自分の好きなペースで勉強を進められ、費用も安く抑えやすいでしょう。
しかし、ネイル資格の取得は、完全な初心者にはハードルが高いものです。独学の結果、挫折する可能性もあることには気をつけましょう。
働きながら学ぶ
サロンなどに就職して働きながら勉強する方法もあります。実際に働きながら知識や技術を身につけられることや、勤務先によっては資格取得支援制度を利用できることがメリットです。
ただし、そもそも就職の条件として資格所持を挙げている職場もあり、状況によっては就職の難易度が高い可能性があります。
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資格を取得してネイリストのスキルを磨こう!

ネイリストの資格のうち、取得していて損はない有名な種類のものを見てきました。資格を取るには勉強や努力が必要ですが、そのぶん専門のスキルを高められ、キャリアアップにもつなげられます。
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