優しい木のおもちゃで遊べる託児サービス付きエステサロン『pure room ma-ru』

産後のママにうれしい託児サービス付きエステサロン「pure room ma-ru」は、ママも子どももくつろげるプライベート空間を提供しています。オーナーの山崎綾子さんに、サロン作りのこだわりについてうかがいました。

ママが心からくつろげるサロンをめざしてプライベートサロンをオープン

――プライベートサロンを作ろうと思われたきっかけは？
「私自身が産後にマッサージを受けたくてサロンを探したときに、託児サービス付きの店がなかったことです。子供を置いては出かけられないし、主人に子供を預けるのは気が引けてしまう。マッサージを受けるのがこんなに難しく悩んでしまうことなんだと気付いたのです。そして究極に疲れている体をリラックスさせるには、絶対にプライベートな空間が必要だと思ったんです。」

――託児サービス付きサロンも少しずつ増えてきてはいますが、別の保育施設でのお預かりや大勢のクラスが多いですね。
「やはり、母親心理としては、子供を一人にして自分がマッサージを受けるのは誰もが罪悪感を持ってしまうのではないでしょうか。病院だと預けらるのに、マッサージやエステだと後ろめたい。そんな心理が少なからずあると思うのです。それを気にしていると、マッサージ中に心からリラックスできないはず。それをプライベート空間にすることで解消できたら、もっとママもマッサージに通いやすくなるのではと思います。pure room ma-ruでは、託児スペースと施術スペースの天井がつながっているので、お互いの声が聞こえます。お子さんが泣いてしまったときにはママの顔を見せに行くこともあります」

こだわりの託児ルームはママ目線がいっぱい

――託児ではどんな遊びをされるんでしょうか？
「（店の目の前にある）公園の落ち葉でクラフトをしたり、キッチンでおままごとしたり、絵本を読んだり、積み木をしたり・・・その子が好きなことをしています。ここではデジタルなゲームやテレビは置いておらず、なるべく自然のものに触れて過ごしてほしいと考えています。遊具の素材は木のものに、床のコルクマットは100％国産にこだわりました。でもコルクマットが薄くてお子さんが走り回るとズレたり破れてしまったのです。やってみないとわからないことはたくさんありました」

プライベートサロンならではの空間でママの心もリラックス

―――ママのために工夫しているサービスはありますか？
「子育てをしていると、孤独を感じることが増えるんです。出産後『人と話すことがすごく減った』っていう方が多いんです。ですから、なんでも話せる“友達の家”のようにお迎えし、たまに数名のママにお集まりいただきワークショップをしています」

――女性のステージにあったリラックスできる場、ふれあいの場があるってことは、すごく意味がありますね。
年齢やライフスタイルで変わり続ける女性の体。「体のことを相談できるケアサロンのような位置づけになったらうれしいですね」と語る山崎さん。
友だちの家におじゃましているような感覚のサロン「pure room ma-ru」は、ママたちの体の疲れだけでなく、心までほぐしてくれる場所になっているようです。

この記事をシェアする