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サロンに特化したコンサル会社って? “フューチャーブレーン”ができるまで

電車の中吊りやTVCMで大々的に広告している大手サロンの印象が強いエステティック業界ですが、その実、総数の約9割を占めるのが、自宅サロン・個人サロン等の、従業員10名以下の小規模サロンだといいます。(※1)また、これにともないサロン経営者の人口もうなぎのぼりに増加し、いまや10万人規模にまで膨らんでいるのだとか。このような店舗数の増加のなかで、集客や人材確保などサロンの経営に頭を悩ませるオーナーたちも増えています。そんなサロンオーナーさんたちの悩みを深く理解し、問題解決・目標達成へと導くのがサロン専門コンサル企業“フューチャーブレーン”のお仕事です。果たして、どういった思いから会社を始められたのか……。代表取締役/CEOの佐藤 剛さんに詳しくお話をうかがいました。

大手アパレル企業から未経験のエステティック業界へ

現在、人気コンサルタントとして多くのセミナーや営業コンサルを手掛ける傍ら、自ら立ち上げたコンサル会社の社長として日々の社員教育や新規事業の開発プロデュース・直営サロンの運営と、多忙を極める佐藤さん。まずは企業のきっかけからうかがっていこうと思います。

――もともとは大手アパレル企業に就職されていたそうですが、どういったことがきっかけでエステティックに興味をもたれたのでしょう?
「これが、まったくの縁でした。大学卒業後に有名外資系ブランド等を扱うアパレルメーカーに入社し、企画や営業、プロデュースといった仕事に携わっていたのですが、26、7歳のときにアパレルを営んでいた実家が廃業に追い込まれてしまったんです。途方に暮れていたところ、知り合いから美容業界へのお誘いを受けまして。なんとか実家を立て直したいということで飛び込んだのがはじまりです。」

――若い頃から壮絶なご体験です。他業種に比べてとくに女性が多い世界ですが、自信はあったのでしょうか。
「婦人服の企画をやっていたこともあり“女性の視点”というものは持ち合わせているのではないかなと、ちょっと勘違いも入りながら(笑)飛び込んでいった面もありました。じっさいアパレル時代に婦人服をやっていた頃は、デザイナーからパタンナー、販売までみんな女性でしたから、普通の男性サラリーマンに比べると多少馴染みやすかったかもしれませんね。」

がむしゃらに働いた20代後半を経て、雇われ社長に

佐藤 剛さん

2017年度セミナーで講師を勤める佐藤さん。解りやすく説得力のある講義にファンも多い

――転職した当時はどんなお仕事をされていたんですか?
「30頃までは、女性向け痩身サロンのカウンセラー(対面販売や営業)として、がむしゃらに働きました。とはいえ、男性の私が痩身のカウンセラーとして出てくるのですから、はじめは相当びっくりされましたね。仕事を始めて3ヶ月半くらいでいきなり行き詰まって……。“こりゃ無理だ”と、半年くらいで辞めそうになりました(笑)」

――男性にとってはアウェイといいますか。なかなか辛い環境ですね。
「常識的に考えて、女性の美容コンプレックスを男性が解決するという発想はまずないですからね。私が白衣を来てカウンセリングにいくだけで、すぐに帰られそうになったこともありました。こういった状況のなかで、どうしたら男性の私が女性のお客さまにしっかりとプランをご提案できるのか、ということをすごく考えましたね。

同じ職場にたまたま男性の先輩がいて、同じように女性のお客さまに囲まれながらも成果を出していたんです。まずはその方を師匠としていろいろ学ばせていただきました。また自分でも、限られた時間のなかでいかにして閉ざした心を開いてもらうか、そのためにはいったいどうしたらいいか、ということをひたすら追求し続けましたね。学ばざるを得なかったんです。」

4年間のサロン現場経験がなければ、今はなかった

佐藤 剛さん
業界の男性社長やオーナーは、自分では接客に関わらないという方が大多数。そのなかで4年間ものあいだスタッフとして現場に携わったというご経験は、じつに貴重なものだったと思われます。ここで、現場・現物・現実主義の大切さを身につけ“正義の経営メソッド”にたどりついたという佐藤さん。その後は無事ご実家の立て直しに成功され、ご自身で独立する前の練習として、2つの会社で“雇われ経営者”として実績を積み、アパレル時代から培ったブランド企画プロデュ―ス力や持ち前の経営能力を活かして大きな利益を上げられました。

――2社で社長業を経験された後、満を持してご自身のコンサル会社“フューチャーブレーン”を立ち上げるに至ったわけですが、経営方針やコンサル業務においても当時のご経験というのは生きているのでしょうか?
「まちがいなく、この4年間の接客経験がなかったら今のビジョンはなかったですね。社の基盤となっているといっても過言ではありません。現場経験があったからこそ、エステ業界の実情――強引な勧誘や商品販売、教育不足といった業界への疑問を肌で感じ、独自の成功メソッドが見出せたのだと思いますし、何よりもお客さまの気持ちを一番に考えるという企業の軸は、ここで培われたのではないかと思います。」

フューチャーブレーン看板

本社エントランスの看板。社名の下に直営サロンの名前も見てとれる

サロン経営とコンサルティングという一見別分野のお仕事を同じ会社が手掛けるという斬新な発想も、現場経験をはじめとするさまざまなご経験の積み重ねがあったからこそ生まれたものかもしれませんね。こんなふうにしてはじまった感動サービス開発企業“フューチャーブレーン”について、次回さらに詳しく迫っていきたいと思います。

※1【H14経済産業省調べ】
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabizi/result-2/h14/pdf/h14-t-30.pdf

Profile

佐藤 剛さん

佐藤 剛さん

1969年東京生まれ、中央大学卒業。株式会社フューチャーブレーン代表取締役社長/CEO。
一部上場大手アパレルメーカーにて誰もが知る海外有名ブランドのプロデューサーを経て、現在従業員数100名を有する自社グループの運営の他、サロン専門経営コンサルタント、毛髪診断士認定講師等の肩書きを有し、サロン経営の専門家としてサロン向け経営コンサルティングや人材育成、集客指導、各種セミナー等、精力的に活動。またヘッドスパ専門の先駆者ブランド「ワヤンプリ」ブライダルエステ専門の先駆者ブランド「ワヤンサラ」をはじめ全国に自社直営サロンを展開。実店舗を経営するなかで編み出した実践的コンサルを通じて、全国100社以上を成功に導き、サロンオーナーに“独自の繁盛サロンメソッド”を提供し続ける。

フューチャーブレーンHP
http://www.future-brain.net/company/

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