7月は前向きな姿勢とスピードで勝負! 谷口令さんの風水アドバス #2

風水と聞くと、何を思い浮かべますか?占い?それとも、水晶の球を持った龍の置物を玄関に飾るイメージ?実はどれも違います。風水は“運の天気予報”。「今日は嵐です」と聞いて、短パン&ビーチサンダルで出かけていく人はいないでしょう。みんな傘を持ち、レインブーツを履き、嵐に備えます。風水も同じ。人生には快晴の日もあれば、大嵐に見舞われる日だってある。それを統計学の中から先読みして備えや対策をするのが風水という学問です。

「Moreリジョブ」では毎月、大手企業のコンサルタントも手がける風水心理カウンセラーの谷口令さんによる“幸運体質になるコツ”を毎月公開。黄金の龍を置いたり、ジャラジャラと手にパワーストーンをつけなくても、人は幸せになれます!でも、それには毎日の心がけと季節を大切にする気持ちが大切。運の道を拓くも閉ざすも自分次第ですよ!

7月は三碧木星の「氣」を持つ月です

道路

風水では、どんなものにも「氣」が宿っていると考えられています。
「私たちが日々使っている携帯やパソコン、モアリジョブ読者にとっては、理容ばさみやネイルに至るまで、1つ1つが“氣”を持っているんです。だから、月にも毎月違った“氣”が宿っているんですよ。

氣は自然界が持つパワーや流れのようなもの。動物である人間はそれに沿って生きることで、ラクに、そして楽しく生きることができるんですね。そして楽しく生きると、いい運というのは自然に寄ってくる。なぜなら運は楽しそうなところにしか寄ってこないからです!ちなみに今月から、“気”ではなく、中が『米』の“氣”という漢字を使わせていただきますね。日本人にとってお米というのは主食であり、そして神社やお寺にも奉納される大切な作物。たかが漢字と思うかもしれませんが、言霊と同じように文字が持つパワーも大事なんです。『気』という字も『氣』の方が、神様のパワーを感じられると思いませんか?これを読んだ方々が、少しでもいいパワーを受けられるよう、この漢字を使わせていただきますよ」

そして今年の7月は、三碧木星の氣を持っているそう。
「三碧木星の持つキーワードは、成長のエネルギー・発展・前向きな姿勢・スピードなどが挙げられます。つまり、ものすごくエネルギッシュな月なのね。だから、パワフルに過ごすことを意識してみてください。成長のエネルギーや発展が著しいときなので資格取得の勉強を始めてもいいし、趣味にランニングを始めてもいい。またはいつも前向きで素敵だなと思っている人と、ランチやお茶をするだけでもいいんですよ。

新しい計画を立てるにも、いい時期です。何も壮大な計画を立てる必要はないんです。この時期に、夏休みの旅行の計画を立てたりしてみてはいかが?」

<7月の日がいい日>

  • 一粒万倍日 5日・9日・18日・21日・30日
  • 一粒万倍日+天赦日 6日

7月の開運アクションと食風水

緑あふれる公園

そして7月、運を磨くのに有効なアクションとは?

「三碧木星は、色で言うとグリーンがキーワード。だから、緑あふれる公園を散歩したり、グリーン系の香りの入浴剤でお風呂に入って1日の疲れを癒したり……。フレッシュグリーン(洋なしや青りんごの色)のアクセサリーやバッグをファッションに取り入れるのもいいと思います。また、音楽を聴いたりDVDを見ることも、今月はとてもいい開運アクション。ちょうど夏だし、音楽フェスなんかもそろそろ始まるのかしら。積極的にそうしたものに参加するといいと思いますよ。そして今月の食風水は、梅干しとお寿司。お寿司もどうせなら、鱧(はも)や穴子、うなぎをいただいて、旬のパワーを注入しちゃいましょう!」

強烈な夏の土用は体も心も休めて

お店

“パワフルに過ごして!”とはいえ、7月は後半から土用の期間に入るので、そこは注意が必要とのこと。今年の夏の土用は、7月19日~8月6日まで。

「土用とは、日本に昔からある雑節の1つで、立春、立夏、立秋、立冬の各前日まで18日間のこと。土用の間は、土の氣が盛んになるため、土いじりの作業は控えた方がいいと言われていました。ただ、現代人である私たちは『土いじりを控える』と言われてもよくわからないですよね。なので、ちょっと風水的な考えを交えて、土用を説明しましょう。この土用の期間というのは、季節の本番が始まる前の18日間。つまり季節の変わり目だから、疲れが出やすく、体調を崩しやすい時期なんですね。だからこそ、本格的な季節が始まる前に体を休める大切な期間なんです。でも、昔はそれをわかりやすくするために、『土いじり』を例えにして戒めていたのでしょう。

だから、この時期は絶対に無理をしないでください。とくに夏の土用は強烈なパワーを持っています。なぜなら、夏が持つ火の氣と土用の土の氣は、非常に相性が悪いんですね。そのため、土用の“作用”も強く出ます。体調を崩したり、思考が後ろ向きになったり、かなり運気が落ちたように感じると思います。でも、それはあくまでも“土用の作用”。この時期は、『土用のせいなのね』でやり過ごしてしまいましょう!そうしてしっかり意識して静かに体も心も休めて過ごすと、季節本番が始まるときの馬力が違うんです。

8月7日の立秋前後から、明らかにパワーに満ち溢れてくるのが自分でわかりますよ。

だから私も年の初めに、まず年4回ある土用の期間を手帳に記入。この期間は、ゆっくり過ごすと最初から決めてしまうんです。そうすると無茶な予定を立てないで済むでしょう?」

取材・文/児玉響子
写真/AJHAJHA

Profile

谷口令さん

谷口令さん

風水心理カウンセラー。学習院短期大学卒業後、東京海上、日本IBM、レナウン、第一生命保険などに勤務。OLの傍ら、風水気学の大家・宮田武明氏に師事。1990年風水・気学コンサルタントとして独立。個人から大手企業までクライアントを抱え、国内外で1万人以上の鑑定を行う。「開運ダイアリーセミナー」(年末)や「開運神社学deパワーセミナー」(年10回)は即日満席の人気。

谷口令の風水学
http://www.taniguchirei.com/

谷口令の風水ブログ
http://ameblo.jp/taniguchirei/

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