カードやカレンダーを素敵に飾るコツ!【花のあるサロンのインテリア #2】
サロンの中に花があると、ホッとなごみます。お客様にとってはもちろん、働くスタッフにとってもリラックスできる雰囲気作りは大切ですよね。
暮らしの中で、手軽に花やグリーンを楽しむことを提案しているプランツスタイリストの井出綾さんに、インテリアとしての飾リ方を教えてもらいました。
#2では、気に入った花がみつからないとき、また、水が使えないときなどに役に立つ、しかもとてもカンタンに実践できるアイデアをご紹介します。
花がないときはポストカードを利用して
花を買いに行く時間がないとき、店に行ったけれどお気に入りの花がなかったとき、そんな場合などは、無理に生花にこだわらず、花のポストカードをフレームに入れて飾ってみましょう。
このとき、ポストカードだけでなく、雑貨などと組み合わせるとよりおしゃれです。例えば、実ものや松ぼっくり、石など自然素材のものを置くと、ナチュラルな印象になります。ちょっとした工夫で、こんなに目を引くディスプレイコーナーになりますよ。
お気に入りの花のポストカードを木枠のフレームに入れてみました。手前には、小さな黒いピッチャーに観賞用の小りんごを入れ、左手にはまつぼっくりを置いて。
また、赤い布の表紙がついたノートをフレームの横に飾って。つまり、フレームを中心に、高低差のあるものをバランス良く並べて、動きのあるコーナーにしてみたのです。ポストカードは井出さんのオリジナルカレンダー「花のこよみ」を使っています。
同じフレームでも、周りに置くものを変えるとこんなに雰囲気が変わります。
グリーンの実はすずめうりです。こうした実ものは水やりをしなくてもよく、花よりも長持ちするので手間がかからずに便利。色や模様がおしゃれな小石も、ディスプレイとしておすすめの小道具です。
花のカレンダーを飾ってみる
井出綾さんが、2017年用に作ったオリジナルの花のカレンダー、「12ヶ月を季節の花で彩る『花のこよみ』」をご紹介します。井出さんが花を生けて、写真も撮影しています。
「気がつくと花を生け始めて30年が過ぎていました。少しずつ季節の花を生けた写真を撮りためてきました。そんな季節ごとの写真でカレンダーを制作。二十四節気、節句、雑節、年中行事、新月と満月などを表記した、日本の暮らしを楽しむ暦です。写真部分は、カットするとポストカードとしてもご使用いただけます」と井出さん。
壁にマスキングテープを使って、カレンダーをシンプルに飾ります。クリスマスのシーズンはこんな風にリースの写真を飾ると、より雰囲気を高めてくれますよ。こうした気配りのある飾り方が、目を引くポイントになるのです。
カレンダーだけでなく、他のポストカードも組み合わせて、楽しいコーナーに。写真は冷蔵庫の側面にマグネットでとめています。
花の写真/井出綾
取材・構成/大橋史子(ペンギン企画室)
Profile
井出綾さん
プランツスタイリスト。Bouque de soleil主宰。 輸入雑貨店、デザイン事務所を経て、アレンジメント教室勤務。フリースタイルのフラワーアレンジメント、ランドスケープデザインを学び1994年よりフリーランス。 雑誌、広告、イベント、商業施設でのアレンジやスタイリングと、「花あわせレッスン」「野山の花の会」やカルチャースクール、ワークショップなどのスクーリングを軸に、自然と暮らしをつなぐ花を提案しています。
Bouque de soleil:http://soleil-net.com
ブログ「きょうも花日和」:http://hanabiyori-ideaya.blogspot.jp/
ブログ「根のある暮らし」:http://40s-style-root.blogspot.jp
Information
井出綾さんの花のカレンダー
井出さんが花を生け、写真も撮ったカレンダーが発売されました。二十四節気、節句、雑節、年中行事、新月と満月などを表記した、日本の暮らしを楽しむ暦です。上部をカットするとポストカードとしてもご使用いただけます。詳しくは井出さんのブログ「きょうも花日和」をご欄ください。ご希望の方は、ホームページのcontactよりご連絡ください。
ブログ「きょうも花日和」:http://hanabiyori-ideaya.blogspot.jp/
ホームページ:http://soleil-net.com/?page_id=9
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