お客さまの応援があるからこそ…わずか26歳で独立へ『VREEA』

原宿駅から徒歩5分。小さなショップが並ぶ路地にある『VREEA』。代表の鶴見俊介さんは人とのコミュニケーションを大切にしたお店作りをしています。立ち上げたのはわずか26歳のとき。美容師になった理由や、独立への経緯。そしてつながりを大切にする鶴見さんのお客さまへの思いを聞きました。

店内

高校時代の接客体験から美容師の道へ

――美容師になったきっかけはなんですか。
「高校時代、美容院に行ったこともないのに美容師に対してかっこいいなと思っていたんです。そもそも勉強もそれほど得意ではなかったこともあり、進学の話になったとき“美容師になろうと思っている”と親に言いました。そのとき親から言われたのが“一度働いてみて、楽しいと思ったのならいい”ということ。そこで自分で美容院に1件ずつ電話して“夏だけ、バイトさせてください”とお願いしたんです」

――バイト先は見つかりましたか。
「はい。電話をかけて4軒目で面接に行くことになりました。1ヵ月半、掃除や肩のマッサージなどを行っていたのですが本当に楽しくて。このとき、絶対美容師になろうと思いました。特に印象的だったのは、あるお客さまが私のことを覚えていてくれたことです。期間限定で雇っていただいたのですが、バイトを辞めた後も“あの子いないの?”と言ってくれて、その後冬休みにも働くことに繋がりました。お客さまに必要とされる経験が初めてだったので、今でも忘れられないですね」

――お客さまの声が今の仕事へ繋いでくれたのですね。親御さんは、その後何か言われましたか。
「父や姉は、喜んで背中を押してくれました。特に父は“手に職が必要だ”という考えの持ち主だったので理解してくれましたね。母は最初反対していたのですが、お店を持った今は喜んでくれています」

鶴見さん

お客さまの応援があったからこそ26歳で独立へ

――専門学校卒業後はどのようなキャリアを歩んでこられたのですか。
「まずは大きな美容チェーン店で働いた後、次に小さめの個人店に転職しました。美容チェーンでは組織力やブランド力、そして技術を学ぶことができ、次のお店では個人店ならではの楽しさを学ぶことができました。それぞれ姿勢や進め方がまったく違っていたため、仕事に対して幅を広げることができたと思います」

――その後、独立したのはいつ頃ですか。
「26歳のときです。今5年目で、今年の11月には6年目になります。最近は、若い年齢で独立することは珍しくないですが、当時は20代半ばで独立する人は少ない状態でした。だからこそ、僕が独立したことで同世代の美容師に対して、刺激を与えることができたなと思っています」

――転職ではなく、独立を選んだ理由はなんですか。
「最初の転職のあと、Facebookなどで僕を探してお店まできてくれたお客さまがたくさんいたんです。僕を応援してくれる人がいるのに、またどこか別のサロンに転職するのは失礼じゃないかと考えました。それに親しいお客さまには経営したいと口にも出していたので、3度目の転職はお客さまに“本当にやったよ、あいつ”と言われるようになりたかったのもあります。今思えば、26歳で借金背負って始めるなんて、自分でもよくやったなと思いますね」

――応援してくれるお客さまがいることが、独立する大きな動機になったのですね。
「はい。お客さまは、自分がくじけそうになったときに励ましていただいた、とても大切な存在です。お客さまがいたおかげで自分は成長できたんだと思っています」

――ターニングポイントごとにお客さまが関わっているのですね。お客さまを大切にされていますが、接客するときに、心がけていることはありますか。
「とにかく相手を好きになることです。僕もお客さまに好かれたいと思っています。一緒の時間を共有することで元気になってもらえるとうれしいし、何よりいつもお客さまと接することで僕も元気をもらっています」

   

SALON DATA

VREEA

VREEA

https://vreea.amebaownd.com/
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-20-18 ローザコート1F
03-6434-9944

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