感度高い人が集うトレンド発信サロン『Belle omotesando』
遠方からもおしゃれ感度の高いお客さまが訪れるという、表参道のトレンド発信サロン『Belle omotesando』。今回は副店長の鈴木唯さんに、今までのキャリアやお店の特色についてお話をききました。
アシスタントから再スタート
――卒業してすぐにベル表参道に入られたのですか?
「いいえ。新卒の後、3年間は代官山にある別のサロンで働いていました。自分がやりたいテイストと違うなと感じて、転職を決意。いろいろなお店に実際に足を運んで、転職先を探しました。『Belle omotesando』は、人数の少なさや雰囲気で選びました。まだこのお店が立ち上がったばかりのころだったので、協力できることがあればと思い応募したんです。何より、立ち上げてから時間がそれほど経っていなかったので、これからお店が作られていく過程を見ることができ、どう盛り上げていくか考える楽しさを経験したいと思ったことが動機です」
――入社されたときは、スタイリストからのスタートだったんですか?
「それが、アシスタントからの再スタートだったんです。技術も一からやり直し。1年目のときの仕事を、再度経験しましたね。2年半くらい経ったところで、スタイリストに昇格し、その後、昨年の9月に副店長にさせていただきました」
――副店長になったことで、意識など変わりましたか?
「教育について、自分だけでなくお店全体のことを考えるようになりました。それに外部でモデルさんを使った撮影などの仕事も増えてきて、周りの見え方も変わってきたと思います」
――モデルさんを使った撮影のお仕事もされるのですね。
「はい。以前から撮影のお仕事はさせていただていたのですが、スタイリストのときは自分主体でものごとを考えていました。でも、副店長になってからは、『Belle omotesando』として、どのような発信を行いたいか考えて挑むようになりましたね。撮影に限らず、お店でもスタッフみんなのことを考えるようになったことが大きな変化です」
トレンド発信を担う『Belle omotesando』
――現在、サロンは何名体制ですか。
「スタイリスト4名、アシスタントの10名の14名体制です(取材時)。アシスタントの異動やスタイリストのデビューなどで、随時人数は変動します」
――『Belle omotesando』の特徴について教えてください。
「表参道という立地もあり、グループのなかでもトレンド発信の役割を担っているお店です。デザインをやりたいメンバーや撮影に興味を持っている人が多いのが特徴だと思います」
――どのようなお客さまが多く来店されるのでしょうか。
「幅広いですね。20代前半から30代前半が中心になりながらも、なかには高校生のお客さまもお見えになります。モデルさんのインスタグラムやブログなどをご覧になって来店される人も多いですね。流行に対する感度が高いと思います」
がんばれば手が届くデザインを提案
――スタイルも、デザイン性が高いものを提案することが多いですか?
「お店全体としては、ちょっとがんばれば手が届くようなスタイルを作るようにしています。あまりいき過ぎたデザインではなく、都心から離れている場所に住んでいる人でも“似合うかも”と思えるスタイルを提案しているんです。雑誌の赤文字系と青文字系の中間をとったムラサキ。そんな偏りすぎないところを目指しています」
――都心から離れているお客さまも多いのでしょうか。
「はい。なかには1〜2時間かけて、電車でお越しくださるお客さまもいるんです。せっかく時間をかけてお越しいただいたからこそ、新しいトレンドをお伝えし、1人ひとりがなりたいイメージに照らし合わせたスタイルを提案しなくてはと思っています。遠くから足を運んでくるだけの特別な価値を提供したいですね」
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