最新トレンドを生む自由な風土『Belle omotesando』
遠方からもおしゃれ感度の高いお客さまが訪れるという、表参道のトレンド発信サロン『Belle omotesando』。前編では副店長の鈴木唯さんに、今までのキャリアやお店の特色について伺いました。今回は、どのようにオリジナルのトレンドを生み出しているのか、サロン内の雰囲気についてお話を聞きます。
自由な風土、みんなでトレンドを考える
――グループ店舗のなかでも、トレンドを発信するという位置づけですが、何か勉強会などされているのでしょうか。
「トレンドの勉強会を実施しています。たとえば、秋冬にはどのようなファッションやヘアスタイル、メイクが流行りそうか、トータルで研究するんです。まずはレングスごとに髪型を決め、併せてメイクやヘアカラーも考え、『Belle omotesando』っぽさとトレンドをかけて、どのような発信を行うかスタッフ全員で話し合います」
――スタイリストだけでなく、全員で話をするんですね!
「そうなんです。アシスタントでも、お客さまにトレンドについて聞かれることがあるので、全員が答えられるようにしていますね。この時間は、みんなで調べたり考えたりするので、本当に楽しいんですよ。それに立場に関係なく、誰もが自由に発言できているのも特徴です」
――上下関係を気にすることなく、進めているのですね。
「スタッフは全員、年齢が少しずつ違います。だからこそ、年齢によって考えた方や捉え方がちょっとずつ変わってくるんです。若い人のほうが柔軟な考え方をするので、“それ、ありなんだ!”と発見することも多いですね。トレンドに限らず、とくにSNSの使い方については、若い人たちから学ぶことばかりなんですよ」
――自由に発言できる風土は魅力的ですね。
「もともとミーティングでも、上下関係なく発言できるようにすることを目標に掲げています。年齢が若い人や入社したばかりの人には、一般的なお客さまに近い視点が持てるというメリットもあるんです。それを吸い上げて、お店の運営に活かすように心がけています」
――代表の方も、そういった考え方なのですか?
「はい。代表も“今どきはどう?”と話を聞いてくれる方。それに何かやりたいといったときにNGを出さずに挑戦させてもらえる環境なんです。トップの考え方がサロンの風土にもつながっていると思います」
アシスタントから学べるカラーの知識
――カラーにも力を入れているそうですね。
「はい。深い知識を持ったカラーリストもいます。月に1、2回カラーの勉強会を行っているため、アシスタントでもカラーのクオリティが高いのが特徴です。パーソナルカラーについても学べます」
――アシスタントでもカラーの知識が豊富とは、心強いですね。
「1年目からずっとカラーについて学べる環境ですね。わからないことがあれば、カラーリストに質問もできるので、自然と知識が身につきます。スタイリストになると、カラー単体だけでなく、トレンドや似合わせを考えながら、最先端のカラーについて考えるようになります」
やりたいことを選べる環境
――鈴木さんはモデルさんを使った撮影のお仕事もされているのですよね。
「各店舗に撮影チームがいて、私はこの表参道の撮影チームに所属しています。メイクができたり、発信力が強かったり、何かしら強みがある人を集めたチームです。グループ全体としても、撮影には力を入れており、アシスタントでも撮影に興味がある子が加わっています」
――アシスタントから撮影に加われるのはいいですね。
「入社したころは人数が少なかったこともあり、私もアシスタントのころから参加していました。今のアシスタントの人たちは、自分のときに比べて機転がきくなと思いますね。モデルさんを選ぶときも今の時代にあっている人をインスタグラムから見つけてくるんですよ。私には思いつかなかった方法です」
――サロンワークや撮影以外にもお仕事をされていますか?
「去年からセミナーのお仕事もさせていただいてます。ここのよいところは成長した後、自分に合わせた未来を選べること。セミナーで全国に技術を伝えたり、サロンワークが中心だったり、撮影だったり…私はセミナーの経験を積みながらも、コンテストにも挑戦してみたいと思っています」
感度高い人が集うトレンド発信サロン『Belle omotesando』>>