『免疫力』をアップさせる体調管理のポイントと食材について考える
日本には四季があり、季節の変化とともに気温も変化していきます。春は暖かく夏は暑く、秋になると涼しくなり冬になると寒くなる。真夏と真冬では気温の差が激しく、季節の変わり目にあたる春や秋には体調を崩しやすくことも。気温に負けないカラダ作りを目指した、免疫力をアップさせる体調管理と食事の取り方について考えみましょう。
季節の変わり目に体調が崩れるのはなぜ？
季節の変わり目にあたる春は寒い冬から徐々に厚い季節へ移り変わり、秋は暑い季節から寒い季節への変わる中継ぎ的な役割を持っています。温度差が激しくなる日もある季節の変わり目は、代謝や体温調整などを行なう自律神経のバランスが崩れやすくなる季節でもあります。自律神経のバランスが乱れてしまうと身体の様々な器官が正常な働きができなくなり、体調も崩してしまうことになります。
1日サロンで過ごすことが多いスタイリストの方は、仕事をしている時はエアコンで快適な温度に調整されている環境の中にいます。自分のカラダが体温調整をしなくてもよい環境で1日の大半を過ごすため、本来カラダが持っている体温調整機能が働く機会が少なくなり、季節ごとの気温の変化に付いていけないカラダになってしまいます。
体温調整機能が通常通り働いている場合でも季節の変わり目には体調を崩しやすいのですから、体温調整機能が低下している場合はさらに体調を崩しやすくなってしまいますので、気温の変化に負けないカラダづくりが必要といえます。
免疫力を高める利点とは？
わたしたちのカラダには病気から守ってくれる「免疫力」が備わっていますが、この免疫力が低下していると体調を崩して病気に罹りやすくなってしまいます。免疫力を高めることでウイルスや感染症などに負けないカラダ作りが目指せ、一日中立ち仕事をしても疲れにくくなるなどの利点があります。
また、肌荒れ対策にも免疫力アップは有効的で、逆に「肌荒れが気になる……」という方は免疫力が低下している可能性があります。免疫力を高めるということは病気からカラダを守るだけでなく、美容面でも嬉しい効果を期待することができるということになります。
免疫力アップに繋げる体調管理のポイント
免疫力をアップさせるためには体調管理が欠かせません。体調管理のためにはよくない生活習慣の改善が必要で、睡眠不足や暴飲・暴食、心身にストレスがかかりやすい環境などの見直しが重要なポイントになります。
十分な睡眠をとって目覚めたら朝陽を浴びて、朝食をしっかりと摂ることで体内のリズムが整い免疫力アップに繋げることができます。夜更かしをして朝ギリギリの時間まで寝ていて、時間が無いから朝食を食べずにそのまま出勤……。そんな生活を続けていたら自律神経のバランスが崩れて免疫力も低下してしまいます。
規則正しい生活習慣に切り替えてしっかりと体調管理を行ない、免疫力アップに繋げましょう。
免疫力アップを目指せる食材とは？
免疫力アップには毎日の食事にも気をつけたいところです。三食規則正しい時間に食べることも大切ですが、免疫力をアップする食材を積極的に取り入れることも大切です。
ここでは免疫力アップに繋がる食材をいくつか紹介しましょう。
・ヨーグルト
腸内環境を整えることで知られているヨーグルトは、善玉菌を豊富に含んでいるため免疫力アップ向いている食材です。毎日摂ることが大切なポイントですので、朝食やおやつ代わりとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
・ショウガ
ショウガに含まれている「ジンゲロール」という辛み成分は、免疫力を高めることでも知られています。擦り下ろすなど生で摂るとよいでしょう。
・納豆
ビタミンB群やビタミンE、カルシウム、マグネシウム、タンパク質、イソフラボンなどの栄養素が豊富に含まれていて、体内の善玉菌を増やして免疫力を高める食材として知られています。
